キャラクター・ガイド / 共和国軍

ダヴィジャン Davijaan

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・スターファイター・パイロット
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
ARC-170スターファイター(オッド・ボール)

Davijaan

ダヴィジャンは、クローン大戦の間、共和国宇宙軍に所属していたクローン・コマンダーの1人である。勇敢なパイロットであり、恐れを知らぬ戦士でもあるダヴィジャンは、敵軍と戦うべく、クローン・フライト・スクワッド・セブンを率いていた。

ダヴィジャンは共和国軍の兵士としてカミーノで製造され、育成された、何の特徴もない無数のクローンの1体に過ぎない。だが、彼はあらゆる艦船の操縦に精通しており、分離主義勢力の指揮官アサージ・ヴェントレスの捜索任務では、惑星ボズ・ピティの封鎖線の突破を試みたこともある。このときダヴィジャンはアナキン・スカイウォーカーと共に巨大なスター・デストロイヤー<インターヴェンション>を操縦し、惑星の地表への不時着に成功したのだった。

多くの戦いで、ダヴィジャンは仲間のクローン・パイロットと共にARC-170スターファイターに搭乗し、オッド・ボールのコールサインで独立星系連合軍のドロイド・スターファイターと激戦を繰り広げている。その1つは、ジェダイのオビ=ワン・ケノービ将軍とコマンダー・スカイウォーカーに随伴して参加した、ベルドロンを巡る戦いである。彼らの任務は独立星系連合の指導者を捕らえることであり、ドゥークー伯爵に降伏を押し付け、この戦争に終結をもたらすことだった。

そして、彼の指揮下にあるフライト・スクワッド・セブンの熟練パイロットたちは、クローン大戦最後の激戦となったコルサントの戦いにも参加している。グリーヴァス将軍の旗艦<インヴィジブル・ハンド>の防衛網を破ろうとしていたオビ=ワン・ケノービも、ダヴィジャンの援護を受けた。そして、オビ=ワンのジェダイ・スターファイターが通商連合クルーザーの広大なドッキング・ベイに侵入すると、彼は敵艦からドロイド・ファイターたちを誘い出す作戦を敢行する。このコルサント上空の戦いで、ダヴィジャンは多くのパイロットを失ったが、彼の勇気と努力によってパルパティーン最高議長は無事保護されたのだった。

コーディ Cody

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
リパブリック・アタック・ガンシップ、ロケット・パック

Cody

ユニット2224としても知られるクローン・コマンダー・コーディは、クローン大戦の間に共和国に仕えていた忠実なクローン兵である。彼は、アルファという名を与えられたARCトルーパーが指導する、高度なクローン・コマンダー訓練プログラムによって誕生したクローン兵の1人だった。標準的なカミーノアンの教育プロトコルとは異なり、この訓練計画は個性やマニュアルに寄らない思考の発育に重きをおいたものだったのだ。カミーノアンはこうした非正統的な手法に適応しだすと同時に、クローン兵たちに功績への賞賛として、彼らの個性の証となる独自の名前を持つことを許可したのである。

クローン大戦の序盤でも、自分で名前をつけるという行為は行われていたが、カミーノアンと共和国は公式にはそれを認めておらず、特にクローン職人たちは常軌を逸した行為だと考えていた。しかし、アルファのような個性を持つクローンたちの努力によって、2224のようなユニットたちは固有の名前を持ちはじめるようになったのである。

コーディは、レンディリィ、クーリヴァ、ケイト・ニモイディア、マーラメア、ボズ・ピティなどで行われた、様々な戦いに参加しており、特にオビ=ワン・ケノービ将軍とアナキン・スカイウォーカーの指揮下に配属されていることが多かった。コーディは主に第212アタック・バタリオンを率いており、大規模な部隊から小さな攻撃グループの指揮まで、あらゆることに満足していた。また、彼はロケット・パックを使用することも多く、しばしば空から配下のエリート部隊を指揮することもあった。

コーディはオビ=ワンと密接でのんびりとした友情を築き上げ、このジェダイの将軍とは気軽にドライなジョークを交わすほどの仲だった。そしてこの友情は、グリーヴァス将軍によって指揮された強固な分離主義軍を壊滅させるために計画された、ウータパウへの任務の間も続いていたのである。だが、クローンであるコーディは共和国に対して究極的な忠誠を誓っており、共和国の命令に盲従していた。そのため、ケノービ将軍らジェダイを敵とみなすオーダー66が発動されたとき、彼は自ら進んでかつての友人へ発砲する命令を下したのだった。

グリー Gree

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
不明

Gree

個性を発達させる段階に認められた兆候から、コマンダー1004は未知のエイリアン文化における権威となるよう指示を受けていた。全自動クローン教育プログラムは、それぞれの兵士たちに、共和国に存在する多くの種族の基礎知識を与えているが、1004はさらなる熱意によってより多くの知識を追求し、カミーノアンの研究所長の注意を引き寄せたのである。

通常、このような例外は異常として分類され、システムから消去されることになっている。しかし、1004の独特な個性が発見されたのは、カミーノアンによる特別なクローン・コマンダー訓練プログラムが実践されているときだった。アルファとして識別されるARCトルーパーが、一部のトルーパーの独立心と個性に目を付け、彼らにクローン・コマンダーとしての特別な訓練を与えていたのである。

ユニット1004には、その知的探究心への敬意からグリーという名が与えられた。グリーとは、共和国でほとんど知られていない未知なるエイリアン種族の総称である。誰かに紹介された後、彼の名前について意見を述べる者がいると、グリーは彼のエイリアン文化への情熱を共有すべき仲間として、その相手と接しようとするのだった。

その幅広い知識から、彼の指揮する第41エリート・コープは固有種族を有する惑星に配置されることが多かった。クローン大戦末期にはキャッシークに派遣され、ヨーダ将軍の部下として、密林環境に適した特殊装備のトルーパーたちを指揮していた。グリー自身も迷彩を施した装甲服を着用し、周囲の緑の環境にうまく溶け込んでいたのである。

グリーはヨーダの命令に従う忠実な指揮官だったが、その究極的な忠誠は共和国に向いていた。そのため、パルパティーン議長がオーダー66を発令すると、彼はそれを予期せぬ最悪の場合のシナリオ、すなわちジェダイによる共和国への裏切りであると理解し、老ジェダイ・マスターをこの状況における危険な敵として認識したのだった。

グリーはヨーダに反応する時間を与えることなく仕留めるため、彼を背後から射殺しようと試みる。しかし、グリーは哀れにもジェダイ・マスターの知覚を過小評価していた。彼がブラスター・ライフルの引き金を引く前に、ヨーダは射程範囲の後方へと飛び退け、素早いライトセイバーの一振りで指揮官の首を切り落としたのである。

バカラ Bacara

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
不明

Bacara

識別番号コマンダー1138としても知られるバカラは、ジェダイ・マスターのキ=アディ=ムンディ将軍と共に、インターギャラクティック銀行グループの支配するアウター・リムの惑星、マイギートーに派遣されたクローン・コマンダーである。彼らはこの惑星に展開する分離主義勢力のドロイド軍と戦っていた。

クローン大戦の長期化は、共和国軍の多様化を促すことになった。クローン兵たちはさらに特殊性を増し、特別部隊が任務の内容やカスタマイズされた装甲服によって識別できるようになったのだ。なかでも最も恐れられた多目的部隊が、キ=アディ=ムンディ将軍とコマンダー・バカラの指揮するギャラクティック・マリーンである。

マリーンの兵士たちは宇宙戦と地上戦の両方を訓練されており、無重力状態での戦闘にもよく精通している。そして、彼らは新しい装備や格闘用武器の実地テストを最初に行う兵士たちでもあった。彼らがニュー・ボーナレックスの戦いで使用したスペーストルーパー・パワースーツのプロトタイプによる成果は、ドキュメントとしてよくまとめられている。これによると、スーツの兵装システムが故障した際に、トルーパーたちは機械式筋肉組織を使用して敵のスーパー・バトル・ドロイドとの白兵戦に徹し、拡張型マニュピレータでドロイドを引き裂いたのだという。その結果、マリーンは恐ろしいほどの名声を獲得し、バカラは特に大きな賞賛を浴びたのだった。

バカラは歴戦のARCトルーパー、アルファの指導する新しい訓練計画を受けた、第1世代のクローン・コマンダーの1人である。アルファは生まれながらにして独立心が強く、遺伝子工学的に植えつけられているはずの従順さも不足していた。彼はそれらを独立性と創造性を高めるための計画へと転換させ、バカラも熱意を持ってそれを受け入れたのである。事実、キ=アディ=ムンディは、バカラがクローンとしては顕著な攻撃的傾向を有していることをたびたび記録している。

バカラはこれまでにもキ=アディとともに数多くの戦いを経験しているが、彼の究極的な忠誠は共和国と最高議長に向けられている。そのため、パルパティーンがバカラに個人的な指令を送り、オーダー66の実行を命じると、彼は何の疑問も抱かずにそれを遂行したのだった。バカラとその配下のギャラクティック・マリーンは、キ=アディに一斉射撃を行い、将軍を殺害したのである。

ブライ Bly

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
AT-OT、ゲラグラブ

Bly

ブライという名で知られるクローン・コマンダー5052は、ジェダイの将軍アイラ・セキュラ率いるクローン・トルーパー部隊、第327スター・コープスの指揮官である。彼はARCトルーパー、アルファによって訓練された第1世代のクローン・コマンダーの1人だった。ARCトルーパーは特別な育成を受けたクローンたちであり、通常のクローンと比べて独立心が高く、従順さも低く抑えられている。アルファの訓練プログラムは、独立心と規律に捕らわれない柔軟な思想を向上させるものだったのだ。

クローン・コマンダーはこのプログラムによってさらなる創造性と独立心を示すようになったが、ブライが人工教育を施された製品の1つであることには変わりなく、共和国に対する異常なまでの忠誠心を植えつけられている。ホノガーでの任務の間、ジェダイの裏切り者であるクインラン・ヴォスは、この有害物質で汚染された惑星から分離主義勢力の重要な情報を奪取するため、アイラ・セキュラと手を組んだ。このとき、ブライは反逆的なヴォスとの厳しい協同任務を遂行している。彼はヴォスへの疑惑を押し隠し、文字通り指示に従うことで、休戦を尊重するというセキュラの命令に従ったのだった。

ブライと第327スター・コープスはセキュラと共に、ニュー・ホルスティス、ホノガー、アンザット、サルーカマイなどの任務で活躍している。このような定期的な配置転換は、ブライにときおり閉塞感のようなものを与えていたが、それは彼独自の感覚であり、セキュラとも共感していたものである。また、ブライは着手した任務を最後まで遂行することを好んでいたが、彼は従順に命令に従い、必要に応じてどこへでも移動するのだった。

ブライはエキゾチックな惑星フェルーシアでオーダー66を受けたときも、セキュラの指揮下で任務に当たっていた。だが、コルサントのパルパティーン最高議長から発せられたこの処刑命令は、セキュラを共和国に対する反逆者であるとみなすものだった。共和国に対してゆるぎない忠誠を示すブライとその配下のトルーパーたちは、ライフルを構えると司令官に向かって発砲し、不意を突かれたジェダイを冷酷に殺害したのだった。

ジャイガラー Jai'galaar

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・スターファイター・パイロット
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
ARC-170スターファイター

Jai'galaar

ジャイガラー、あるいは単にジャグとして知られるCT-55/11-9009は、有名なクローン・トルーパーのCT-5隊の一員であるクローン・トルーパー・キャプテンである。彼の名前は、シュリーク=ホークのマンダロアでの呼び方にちなんで付けられたものだった。ジャグは有能で、やや攻撃的なパイロットだが、彼の使命は部下を導くことであって、飛ぶことではないのだ。

ジオノーシスの戦いにおいて、当時中佐だったジャグは、第127ガンシップ航空団の指揮官として飛んでいた。しかし、彼はカトラシーの戦いの最後に経験した悲劇的撤退によって面子を失い、大尉に降格させられてしまう。だが、ジャグ大尉は幸運にもジェダイのプロ・クーン将軍の目に留まり、新型ARC-170スター・ファイターのテスト・パイロットとして指名されたのだった。

皇帝となったパルパティーン最高議長によってオーダー66が発令されたとき、ARC-170に搭乗していたジャグ大尉は、クーン将軍と共に第2次ケイト・ニモイディアの戦いで分離主義勢力の掃討作戦を行っていた。皮肉なことに、クーンへの個人的感情に関係なく、ジャグは冷静にジェダイ・マスターの操縦するデルタ7・イーサスプライトを撃墜したのである。

ネイオ Neyo

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
BARCスピーダー・バイク

Neyo

エリートARCトルーパー、アルファによって管理されたクローン・トルーパー訓練プログラムの最初の卒業生100人の中の1人であるネイオは、おそらく彼のクラスで最も冷酷かつ口数の少ないコマンダーである。ネイオはアルファの非正統的な訓練法によって個人主義的な特質を促進されており、それらは彼の厳格かつ病的とも言える個性の中にも垣間見ることができる。

ネイオはユニット8826としても知られており、アウター・リム包囲作戦の間は、ジェダイ・マスター、オポー・ランシセスの指揮する多方面機動大隊に所属していた。彼はクローン・コマンダー・ブライやファイらと密接な行動をとっており、彼らと共に5ヶ月におよぶ長い任務を経験している。やがてサルーカマイが陥落すると、彼の偵察部隊は孤立した分離主義勢力の残党や逃走したモアグカイの戦士たちを捜索するため、後方に留まったのだった。

ネイオがパルパティーン最高議長からオーダー66を受け取ったのは、ジェダイのスタス・アリー将軍と共にスピーダー・バイクでパトロールを行っていたときのことである。この指令はアリーを共和国に対する反逆者だと宣告していたのだ。ネイオはBARCスピーダーを減速させ、ジェダイの背後についた。そして、彼とその仲間はスピーダーに付いたレーザー・キャノンでスタスを撃ち、彼女をスピーダー・バイクもろとも葬ったのである。

サイア Thire

種族:
人間
出身:
カミーノ、コルサント
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
不明

Thire

赤い装飾を施されたショック・トルーパー、コマンダー・サイアは、パルパティーン皇帝から銀河元老院の最下層レベルにおいて、ジェダイ・マスター、ヨーダのあらゆる痕跡の捜索を命じられた。クローン大戦のために製造されたクローン兵の中でも最も上位の階級に位置するショック・トルーパーは、パルパティーンがコルサントにいるときや、他の惑星へ移動している最中に仕える個人的な衛兵なのだ。また、コマンダー・サイアは識別番号4477としても知られている。

多くのクローン兵は嵐の吹き荒れるカミーノで、政治的な矛盾を抱えた科学者たちによる注意深い観察のもと、成長を加速された状態でおよそ10年の歳月を過ごすが、その中には2ユニットだけ注目すべき例外が存在する。装甲服を赤く塗られたショック・トルーパーと青く塗られた第501大隊は、ジャビムの戦いの直後からコルサントで成長し、訓練を与えられ、この銀河首都惑星に恐怖を増大させたのだった。

彼らは強固に守られた秘密の施設で訓練されていた。銀河共和国は、孤独を好むカミーノアンを故郷から呼び寄せ、彼らが厳重に保護しているクローン技術を他の惑星へもたらすために、多大な影響力を駆使したのである。だが当然のことながら、そのような取り決めについて記録されている文章は、すべて極秘扱いとなっている。

ショック・トルーパーはホームワールド・セキュリティ・コマンドの先鋒として任務に当たっていた。また、クローン大戦末期になると、彼らは広大な都市景観をパトロールするようになり、コルサント市民も赤いクローン・トルーパーからの命令によって、身分証の提示を強いられるようになった。

そして、分離主義勢力によるコルサントへの奇襲が開始されると、ショック・トルーパーはドロイド軍の侵略に対する最終防衛ラインとして戦うことになる。これらの熟練した能力を持つトルーパーたちは、ARCとしての訓練を積んだコマンダー・サイアの指揮下に置かれ、ドロイド軍による破壊的な攻撃から、歴史的価値を持つ太古の建造物を守り抜いたのだった。しかし、彼らの力をもってしても、グリーヴァス将軍によるパルパティーン議長の誘拐を防ぐことはできなかったのである。

やがてクローン大戦が終結し、帝国の時代になると、政府の移行を平和的に実現するため、ショック・トルーパーが元老院ビルや政府高官の官邸のいたるところに配置された。一方で、青色のヘルメットを被った第501大隊は、皇帝の新しい使者として任命されたダース・ヴェイダー卿の指揮下におかれ、反乱の拠点とされるジェダイ聖堂を襲撃したのだった。

最終的に、ショック・トルーパーはコルサント・ガードの基礎となり、帝国首都に安全をもたらすエリート・ストームトルーパーへと姿を変えていくことになる。

アポー Appo

種族:
人間
出身:
カミーノ、コルサント
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
不明

Appo

CC-1119の識別コードで知られるコマンダー・アポーは、クローン大戦の末期にコルサントに配置されていたクローン・コマンダーの1人である。彼はヴェイダーズ・フィストの異名で知られる特別機動部隊、第501大隊の指揮官であり、他の部隊とは明確に異なる青い装飾の付いた装甲服を身に着けていた。

クローン大戦最後の夜、パルパティーン最高議長はジェダイを1人残らず抹殺するべく、弟子のダース・ヴェイダーと第501大隊に、ジェダイ聖堂への襲撃を命じる。アポーもヴェイダーの直属の部下としてこの任務に参加し、作戦が進行している間、聖堂の正門の警備を行っていた。その後、上空から聖堂が炎上している光景を目撃したベイル・オーガナ議員が現れ、アポーの部下であるフォックス軍曹がジェダイの反乱のことを告げると、アポーはベイルにブラスターを向け、彼に立ち去るよう命じたのだった。だがその直後、正門付近に隠れていた若きジェダイ、ゼット・ジュカッサが突然姿を現し、クローンたちへの反撃を開始する。ほどなくしてこの少年はフォックスに射殺されるが、アポーもこの戦闘によって重傷を負ったのだった。

しかし、アポーは何とか生き残り、バクタ・タンクで数週間療養した後、第501大隊に復帰することができた。その後も彼は第501大隊の指揮を執り続けたが、クローン大戦の終結から1ヵ月後、キャッシークへの侵攻の際に、生き残りのジェダイ・マスターの1人、ローン・シュリーンによって殺害されてしまう。彼の死後、ダース・ヴェイダーはシュリーンに対し、自分はアポーを気に入っていたと告げるのだった。

カーギー Kagi

種族:
人間
出身:
カミーノ、コルサント
職業:
クローン・コマンダー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
不明

Kagi

カーギーは銀河共和国および銀河帝国の宇宙艦隊に仕えるクローン・コマンダーである。また、クローン大戦中、彼は大尉として銀河共和国軍に従事していた。その後、銀河帝国が誕生すると、カーギーは新設された帝国宇宙軍において、自らパルパティーン皇帝に仕えるようになる。彼はコルサントに常駐し、パルパティーン専用のシグナス・スペースワークス社製シータ級シャトルの指揮官に任命されたのだった。

クローン大戦終結直後、カーギーはオビ=ワン・ケノービとの戦いに敗れたダース・ヴェイダーを救出するため、皇帝のシャトルをムスタファーまで操縦した。そして、パルパティーンが瀕死の弟子を確保すると、彼は2人のシス卿を乗せ、再びコルサントへと戻ったのである。その後のカーギーの運命は知られていない。

デヴィス Deviss

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
クローン・トルーパー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
不明

Deviss

他の第1世代クローンと同様に、クローン・コマンダーCT-65/91-6210、デヴィスの人生はカミーノで始まった。彼は当初、明らかに標準型のクローン・トルーパーとして製造されたため、ARCトルーパーやクローン・コマンダーにのみ与えられる特殊な訓練は受けていない。そして、クローンの第1グループに配属されたデヴィスは、クローン大戦の最初期の戦闘に投入されたのだった。

ジオノーシスの戦いで、デヴィスの所属する戦闘大隊、メジャー・トゥエルヴ・ホークバット・バタリオンは、恐るべきOG-9ホーミング・スパイダー・ドロイドの大軍による砲火によって、大打撃を受けてしまった。部隊の残りが撤退するなか、負傷したデヴィスは後方に留まり、死を覚悟する。そして、地獄のような3時間が経過する間、彼は1人で傷ついた仲間たちを浅い砲撃跡の穴の外で守ったのだった。やがて、傷病兵が到着し、デヴィスは彼らと共に勇気を称える勲章を授与されると、クローン軍の新しい英雄として、新指揮官に任命されたのである。

アルターVの戦いの間、デヴィスの上官であるジェダイの将軍が敵の砲火によって戦死したため、彼は残りの戦闘の指揮を委ねられることになった。だが、彼は何とかそれを成し遂げ、見事な勝利を手に入れる。デヴィスは敵のイオン・キャノンを破壊することで、生き残った兵士たちを勝利へと導いたのだった。

クローン・コマンダー・ブライは、デヴィスの見せた自発性と勇気を認め、彼を昇進させると、自分の配下の1個大隊の指揮権を与えた。また、デヴィスは指揮官の肩甲と、ARCトルーパーやクローン・コマンダーにのみ許されていたカーマ(特殊なベルト)の着用を許されたのである。

その後、アウター・リム包囲作戦が開始されると、デヴィスはジェダイのネム・ビーズ将軍の下に配置され、惑星オートにおける分離主義勢力の捜索に派遣された。しかし、任務開始からほんの数週間後、彼は最高議長専用の暗号チャンネルを通じて、オーダー66を受信する。オーダー66はビーズを共和国に対する反逆者であると告げ、部隊が無人の荒野と化した戦場を進行しようとしたとき、デヴィスは自らの手でビーズを射殺したのだった。

オートの戦い後のデヴィスの行方は分かっていない。

フォードー Fordo

種族:
人間
出身:
カミーノ
職業:
ARCクローン・トルーパー
性別:
身長:
1.83メートル
愛機:
リパブリック・アタック・ガンシップ

Fordo

アルファ77、またはARC-77として知られるフォードーは、後にムーニリンスト10と呼ばれた部隊を指揮した、共和国軍のアルファ・クラスARCトルーパーの隊長である。クローン大戦中、ムーニリンストの戦いに参加した彼は、手の込んだ作戦よりも重火器を好み、そのため繊細さに欠ける部分があった。

彼とその配下の部隊は、搭乗していたLAAT/iを撃墜されたものの、その後の都市への侵入、巨大な迫撃砲の無力化などで、ムーニリンストへの攻撃に貢献した。そして、共和国軍の本隊が市街戦で優位に立つと、フォードーは敵基地への総攻撃においてジェダイのオビ=ワン・ケノービ将軍を援護し、サン・ヒル会長を始めとするインターギャラクティック銀行グループの主要メンバーの拘束、降伏を導いたのだった。さらにその直後、フォードーは負傷しながらも、不死身の賞金稼ぎダージの撃退に助力することになる。

ムーニリンストの戦い終了後、ジェダイ・マスター、ダクマン・バレックからの非常シグナルを受け取ったケノービは、フォードー隊長とARCトルーパー部隊をハイポリへ派遣し、恐るべき最高司令官、グリーヴァス将軍率いる大規模なドロイド軍から、その惑星で危機的状況に追い込まれたジェダイの機動部隊を救助するよう命じる。被害を受けながらも、フォードーと部下たちは着陸し、激しい重火器の攻撃によって恐るべきドロイド司令官を敗走させることに成功した。彼らの努力によって、生存した4名のジェダイのうち3名、キ=アディ=ムンディ、アイラ・セキュラ、シャク・ティが救助されたのである。

フォードーはその多大な尽力によって、最高議長従軍記章を与えられたが、彼はそれを拒否し、犠牲となったムーニリンスト10のメンバー、CT-43/002に捧げた。代わりに彼には、特に際立つ活躍をしたクローン・トルーパーに贈られるジェグ・アイが与えられたのだった。

クローン大戦の終盤になると、第2次コルサントの戦いで、フォードーは2つの武器を駆使して多数のドロイドを破壊し、首都惑星の防衛に貢献した。しかし、彼の部隊は分離主義勢力によって圧倒され、ジェダイ・マスター、ヨーダとメイス・ウィンドゥが劣勢となったクローンへの援軍として到着すると、退却を命じられる。ジェダイの助けを得て、彼とその部下たちはバトル・ドロイドたちの形勢を一変させたのだった。

カース・オナシ Carth Onasi

種族:
人間
出身:
テロス
職業:
共和国軍兵士
性別:
身長:
不明
愛機:
<エボン・ホーク>

Carth Onasi

銀河共和国軍への入隊に署名したとき、若きカース・オナシはこの組織の力を完全に信じきっていた。カースは茶色い髪をしたハンサムな男だった。彼はいつも戦闘服とフライト・ジャケットを身に着けており、ブラスターを好んで使用している。また、任務の際には愛機<エボン・ホーク>を操縦していることが多い。忠実な兵士であり、熟練したパイロットであり、そして卓越した戦術家でもある彼は、境界での小競り合いでも、大規模な戦闘でも、名誉を持って取り組んでいたのである。

マンダロリアン大戦における一連の出来事によってカースは恒久的な名声を手に入れたが、この戦いの余波は彼の理想主義に致命的打撃を与えることになる。カースが38標準歳のとき、弱体化した共和国を打倒するべくシスが復活し、邪悪なダース・マラックがカースの故郷テロスを襲撃したのである。このときカースの若き妻も殺害され、息子のダスティルも行方不明となったのだった。

そして、シスによる征服劇をさらに促進させる裏切り行為が、この悲劇を増大させていた。シスによる誘惑は共和国の最高位の役人たちの間にも蔓延しており、カースの信頼すべき指導者、サウル・ケイラス提督もその1人だったのである。こうしてついに、名誉と忠誠がカースをシスとの戦いへと駆りたたせた。だが、復讐と憎悪の感情がこれらの賞賛すべき属性に取って代わる恐れがあったため、カースはケイラス提督を裁判にかけることを生涯の目標に掲げたのだった。

カースはいつの間にか誰も信用できなくなっていた。特に、彼はよく任務を共にしていた謎めいたジェダイを信用することができなかった。その後も彼は自分の任務を続けており、タリス上空で<エンダー・スパイア>から逃走しながら、この惑星がシスに滅ぼされる前に捕らわれのジェダイ、バスティラ・シャンを救出することに成功している。また、彼はスター・フォージの謎を解き明かすため、バスティラやジェダイの特別な新参者たちと行動を共にしていた。そしてこの冒険のなかで、彼はついに復讐の機会を手に入れ、<リヴァイアサン>の艦橋でケイラスを殺害したのだった。

サウル・ケイラス提督 Admiral Saul Karath

種族:
人間
出身:
不明
職業:
共和国宇宙軍提督
性別:
身長:
不明
愛機:
<リヴァイアサン>

Admiral Saul Karath

ヤヴィンの戦いのおよそ4,000年前に繰り広げられたジェダイに対するシスの反抗によって、シスの軍勢の最も破壊的な兵器は、共和国軍の堕落に他ならないことが立証された。高位の士官たちが、訓練された兵士や最新型兵器、そして内部情報を携えて、敵側に逃亡したのである。マンダロリアン大戦の後、マンダロリアンに対する勝利の立役者だったサウル・ケイラス提督も、共和国に自らの支援を受ける価値はないと宣言し、同胞たちを驚愕させた。彼はシス卿レヴァンに忠誠を誓い、無数の兵士たちと共に、自らが指揮を執るインターディクター級の旗艦<リヴァイアサン>を差し出したのである。

ケイラスは上級将校としては最初の裏切り者となり、暗い前例を残してしまった。その後も、自分たちの戦略を知り尽くしている敵と戦うより、ケイラスに追従する道を選ぶ者たちが続いていくことになる。

だが、共和国に対する忠誠を維持する者たちには、英雄的パイロットであるカース・オナシをはじめとした、ケイラスから直接訓練を受けた兵士たちも多かった。特にカースにとって、この戦いは実際よりはるかに個人的なものだったのだ。彼はケイラスの離反を、自分の理想の核を揺るがす個人的打撃として捉えていた。彼は復讐を誓い、そして共和国がスター・フォージの捜索を行っている間にケイラスが旗艦<リヴァイアサン>の艦上で死亡すると、ついにその復讐を完遂させたのである。

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