メカニック・ガイド / ヘイピーズ連合王国

ヘイパン・バトル・ドラゴン Hapan Battle Dragon

機種名:
ヘイパン・バトル・ドラゴン
製造元:
オランジ/チャルバ社
級種:
重強襲用戦艦
分類:
大型艦船
大きさ:
直径500メートル
速度:
15MGLT
操縦要員:
1,200名、砲手 190名、基幹乗組員 700±10名
乗員定員:
500名(兵員)
搭載機:
宇宙戦闘機 39機、ヘイパン・ガンボート 4機、降下船 6機、個人用シャトル 4機
積載重量:
6,000トン
航続期間:
1年
価格:
対象外
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、シールド(能率300SBD)、各種センサー
武装:
ヘイパン・ターボレーザー砲塔 40基、イオン・キャノン 40基、トリプル・イオン・キャノン 2基、トラクター・ビーム発射装置 1基、プロトン魚雷発射管 10門、重力波発生管 4門(重力波機雷 16発搭載)
機体材質:
不明

Hapan Battle Dragon

ヘイパン星団の人々は豊富な資金と政治的な力を持っており、王国の境界線には極めて強力な防衛軍が維持されている。彼らは数多くの戦闘用宇宙船を開発しており、その1つが有名なヘイパン・バトル・ドラゴンだった。

直径およそ500メートルを誇るバトル・ドラゴンは、特徴的な2枚の円盤型構造によって即座に認識することができる。この戦艦は40基のターボレーザー、40基のイオン・キャノン、背面と腹部のトリプル・イオン・キャノン、10門のプロトン魚雷発射管、1基のトラクター・ビーム発射装置、そして4門の重力波発生管を搭載している。しかし、ヘイピーズはターボレーザー技術において著しい遅れを見せており、彼らの兵器の再充填率は帝国軍で使用されている同等兵器の3分の1程度でしかない。実際の破壊力は申し分ないが、この再充填率の低さは深刻な弱点となっている。

そこで、ヘイパンの技術者たちは画期的な武器ローテーション・システムを開発することによって、この欠点を補った。すなわち、全ての武器を円盤の周りを回る駆動装置の上に搭載しているのだ。各砲塔は標的に対して最適な位置まで移動させられ、発砲後、速やかに再充填のため後方に退去させられる。それと同時に、充填済みの新しい砲塔が攻撃可能な位置まで移動するのである。

また、ヘイパンの技術者たちはそれぞれの武器配列に照準コンピュータを1基ずつしか接続していないため、各バトル・ドラゴンには照準コンピュータが合計で4基しか搭載されていない。そのため、これらの連結された武器は単一の標的であれば正確に射撃することもできるが、複数の艦船が相手となると、敵を正確に捕捉することすらできなくなるのだ。したがって、数多くの敵と遭遇したバトル・ドラゴンは、すべての武器を同一の方向に発射することによって「エネルギー障壁」を作り、効果的な一撃が繰り出されることに期待するしかないのである。こうした理由から、通常、ヘイパン軍は複数の敵に対処可能な能力を備えるべく、バトル・ドラゴンを集団で展開させることが多い。

また、彼らは帝国軍がインターディクター・ヘヴィ・クルーザー用に開発した重力井戸発生装置のテクノロジーをバトル・ドラゴンに適応させている。ヘイパンの科学者たちは「質量の影」を生成する「重力波機雷」の開発に成功し、天体の存在を擬似することによって、敵のハイパースペースへの突入を阻止することができるようになったのだ。バトル・ドラゴンには、それぞれ16発の重力波機雷が搭載されている。

バトル・ドラゴンのハンガー・ベイには戦闘機部隊を3個中隊(36機)と、中隊の指揮官が使用する特別機を格納することができる。ヘイパン軍の戦闘機部隊では独自のミーティル・ファイターが主力となっているが、Xウィングなどの一般的な戦闘機も多数使用されている。また、バトル・ドラゴンには他にも4機のヘイパン・ガンボート、6機の降下船、4機の個人用シャトルなど、一般的な支援用艦船も格納でき、地上戦用の兵員も500名まで搬送することが可能である。

ヘイピーズ連合王国は63の居住惑星によって構成されているが、各惑星には1隻ずつの特別なバトル・ドラゴンが配備されており、その惑星の名誉と誇りを示す色彩に塗装されている。また、主惑星ヘイピーズにはイソルダー王子が個人的に所有する<ソング・オブ・ウォー>が配備されており、この船は彼の勇気と決意を表す戦いの濃赤色に塗られている。

ヘイパン・ノヴァ級バトル・クルーザー Hapan Nova-class battle cruiser

機種名:
ヘイパン・ノヴァ級バトル・クルーザー
製造元:
ヘイパン星団
級種:
重戦闘用フリゲート艦
分類:
大型艦船
大きさ:
全長400メートル
速度:
60MGLT
操縦要員:
1,700名、砲手 90名
乗員定員:
600名(兵員および支援要員)
搭載機:
ヘイパン・ミーティル・ファイター 24機、ヘトリナー・アサルト・ボマー 6機、その他
積載重量:
600トン
航続期間:
1ヶ月
価格:
15,000,000クレジット(新品)
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、シールド、各種センサー
武装:
ヘイパン・ターボレーザー砲塔 25基、レーザー・キャノン 10基、イオン・キャノン 10基
機体材質:
不明

Hapan Nova-class battle cruiser

ヘイパン・ノヴァ級バトル・クルーザーは、バトル・ドラゴンを支援するために開発された高速な戦闘用巡航艦である。全長400メートルを誇るこのバトル・クルーザーは、船体すべてが様々な武器に覆われており、主にヘイパン星団の境界線を守っている機動部隊で司令船として使用されている。また、ノヴァ級クルーザーには1年間におよぶ連続的な航行にも十分耐え得るだけの備品を搭載することができる。この恐るべき船は、ヘイパン星団への侵入を試みる海賊や密輸業者の意思を挫くのに十分な力を証明したのだった。

ダソミアの戦い当時、ノヴァ級バトル・クルーザーは完成からまだ10年も経過しておらず、ソロスーブ社やクワット・ドライブ・ヤード社などの帝国企業から奪った数多くの技術はもちろんのこと、ヘイパンにおける最新の技術的躍進をも結集させた最高の船だった。その結果、ノヴァ級クルーザーは極めて高速な亜光速度および超光速度を実現しているのだ。

ヘイパン・ノヴァ級バトル・クルーザーの主力兵器は、大型艦船と遭遇した際に使用される25基のターボレーザーである。また、小型戦闘機対策となるレーザー・キャノンも10基搭載されており、敵艦の無力化や捕獲のためのイオン・キャノンも同じく10基搭載されている。さらに、このクルーザーはヘイパン・ミーティル・ファイターの2個中隊と6機のヘトリナー・アサルト・ボマーを格納することができ、地上戦用の兵員や戦闘用車両と同様に、降下船または上陸バージも運ぶことも可能である。しかし、通常はノヴァ・クルーザーに多数の兵士たちが搭乗することは無く、惑星攻略用の大型兵員輸送船の護衛に当たっていることが多い。

バトル・ドラゴンと同様に、ノヴァ級クルーザーに搭載されているターボレーザーもヘイパンの限られた技術によるものである。そのため、この巡航艦は自分たちの戦いを慎重に選ばなければならない。ヘイパンのターボレーザーは再利用の際に帝国軍のターボレーザーのおよそ3倍の時間を要するため、敵にとって最悪のタイミングで追い討ちをかけることができないのだ。この弱点を補うべく、ヘイパンは3隻以上のノヴァ級クルーザーで1グループを構成させ、任務に割り当てていることが多い。また、ヘイパンの艦長たちは迅速かつ激しい攻撃を好む傾向が強く、常に最初の攻撃で敵を殲滅しようと考えている。この方法によって、ヘイパンは境界線における鉄壁の守りに更なる評判を付け足しているのだ。

最近建造されたノヴァ級バトル・クルーザーには、モン・カラマリのデザインからヒントを得た補助シールド発生装置が採用されている。また、これらの新造艦はエネルギー発生装置もより大型のものに置き換えられているため、バトル・ドラゴンで大きな問題となっていたパワー不足からもかなり解放されている。しかし、こうした追加装備によって艦内のスペースがかなり圧迫されてしまったため、搭載可能な戦闘機数が1中隊分削減されている。

<スター・ホーム> Star Home

機種名:
不明
製造元:
ヘイパン星団
級種:
カスタムビルド・ロイヤル・コンヴェイアンス
分類:
大型艦船
大きさ:
全長2,500メートル
速度:
不明
操縦要員:
9,500名、砲手 112名、基幹乗組員 25,000±10名
乗員定員:
1,000名
搭載機:
宇宙戦闘機 60機、その他多数
積載重量:
25,000トン
航続期間:
4年
価格:
対象外
動力機構:
不明
推進機構:
ハイパードライブ
航行装備:
航法コンピュータ、シールド、各種センサー
武装:
ヘイパン・ターボレーザー砲塔 20基、レーザー・キャノン 20基、イオン・キャノン 20基、トラクター・ビーム発射装置 6基
機体材質:
不明

Star Home

<スター・ホーム>はヘイパン星団のクイーン・マザーだけが使用できる独自の大型輸送船である。この壮麗な船はエンドアの戦いからおよそ4,000年前、ヘイピーズにあるクイーン・マザーの居城を模倣して造られた。この船は本質的には黒い玄武岩の巨大な塊の上に建てられた壮大な城だが、外観に反して、<スター・ホーム>は星間航行にも適応した完全なる宇宙船なのである。

この城には、クイーン・マザーの居室や謁見室だけでなく、ダイニング・ホール、会議室、そしてクイーン・マザー・タア・チュームのあらゆる賓客や腹心たちのための部屋も用意されている。内部の回廊や各部屋はすべて黒い岩石によって覆われており、居住者たちは宇宙船の中にいることを忘れ、永遠に古代のヘイパンの城にいるような幻想を抱くことになる。また、この城には数多くの塔が立っており、それぞれの頂きには開放的な宇宙の景色を楽しむことができるクリスタル製ドームが被せられている。その一方で、上層の「中庭」レベルには美しい尖塔や瑞々しい庭園も散在している。そして、最下層レベルには個人向けのハンガー・ベイが用意されており、クイーン・マザー・タア・チュームの個人的な賓客が使用できるように常に整備されているのだ。

女性上位主義社会に生きるヘイパンの人々にとって、<スター・ホーム>は富と権力、そしてクイーン・マザーの持つ絶対的な権力の証である。この曲型に加工された玄武岩は、ヘイピーズそのものの地表から切り分けられたものであり、城に使われている石もヘイピーズを巡る衛星から採石されたものなのだ。また、ドームに使用されているクリスタルはセラブ産であり、ヘイパン星団に属する他の61の居住惑星も、石製品、木工品、宝石、その他の内装品を献上している。さらに年に一度、各惑星の知事たちが自分たちの惑星における大切な工芸品を<スター・ホーム>の美術室や宝物殿に永久保存するべく献上している。<スター・ホーム>を訪れる栄誉を授かった者たちは、ヘイパンの私掠船の船長たちによる最初の偉大な叙述詩、ガリノアの驚くべき音波クリスタル彫刻、テクノロジーの惑星チャルバ出身のドゥイヌオグウィンの偉大な科学者モントカローによる最新の研究成果など、4,000年におよぶヘイパンの人々の宝を一望することができるのだ。

この船のシステムは玄武岩製の基部を繰り抜いた内部に収容されており、独自の分子シールド・システムによって守られている。城と玄武岩の基部は単独では非常に脆いため、このシールド・システムは<スター・ホーム>にとっての事実上唯一の防衛手段なのである。

基部の内部のおよそ3分の1は、エンジンとシールド発生装置にエネルギーを供給する6基の巨大なエネルギー発生装置によって占められている。この船は24基の亜光速エンジンによってリアルスペースを航行するが、一方で4基のハイパードライブ・エンジンが駆動装置と連動することで、この風変わりな船をハイパースペースに突入させることになる。また、<スター・ホーム>の武器は、20基のターボレーザー、20基のレーザー・キャノン、6基のトラクター・ビーム発射装置である。さらに内部ハンガー・ベイには5個中隊(計60機)の戦闘機を収容でき、同様に多数の輸送艇やシャトルを搭載することも可能である。

<ストーム> Storm

機種名:
改良型ミーティル・ファイター
製造元:
ヘイパン星団
級種:
重戦闘用宇宙戦闘機
分類:
宇宙戦闘機
大きさ:
全長7.5メートル
速度:
100MGLT
操縦要員:
1名
乗員定員:
不明
搭載機:
不明
積載重量:
25キログラム
航続期間:
1週間
価格:
210,000クレジット(原型機)、500,000クレジット(改造費用)
動力機構:
改良型ティカニン・クラス4パワー変換機、シグナス・ターボ・ジェネレータ 4基
推進機構:
インコム社製6X4核融合推進エンジン 4基、ハイパードライブ
航行装備:
ノードキシコン38対震動フィールド発生装置、R2シリーズ5アストロメク・ドロイド、シールド(能率100SBD)、各種センサー、緊急脱出装置
武装:
レーザー・キャノン 2基(連動式)、トリプル・レーザー・キャノン 1基(連動式)、イオン・キャノン 2基、震盪ミサイル発射管 1門、サーマル・デトネーター投下管 2門
機体材質:
不明

Storm

ヘイパン王室の後継者であるイソルダー王子は、彼専用の宇宙戦闘機を個人的に作らせている。当初の専用機<ストーム>は標準的なヘイパン・ミーティル・ファイターだったが、彼は500,000クレジットの大金をつぎ込んでこの機体を改造し、ヘイパン星団のあらゆる短距離船に立ち向かえる戦闘機にしたのだった。そのため、ヘイパン軍も限られた性能のターボレーザーを含めた<ストーム>の要素を吸収し、次世代のミーティル・ファイターに反映させようと考えているという。

ヘイパン・ミーティル・ファイターは全長7メートルほどの小さくスリムな戦闘機である。そのため、ヘイパンの技術者たちは機体内に収容すべき多くの部品を、可能な限り小さくしていく努力に追われたのだった。また、この船にはヘイパンと新共和国との最初の交渉の際にレイア・オーガナ姫から贈られたR2シリーズ5アストロメク・ドロイドのプロトタイプが搭載されている。R2(S5)は<ストーム>のコンピュータおよび武器システムにとって最適のパートナーだが、極めて高性能であるため、通常のR2アストロメク・ユニットとの互換性は乏しくなっている。

<ストーム>にはノードキシコン38対震動フィールド発生装置が4組搭載されており、天蓋の直前部にはセンサーと、Aウィングに搭載されているセンサー妨害装置とよく似た通信用周波数変調装置が装備されている。これによってイソルダーは敵機からの通信をすべて妨害することができ、敵のスキャナから標的として捉えられることを防ぐことができるのだ。

また、機体前部には連動式のトリプル・レーザー・キャノンと、10発のミサイルを充填可能な弾倉を持つ小型震盪ミサイル発射管がそれぞれ1組ずつ装備されている。特に、このミサイルは独自に開発されたものであり、<ストーム>自身のセンサー妨害システムにも打ち勝つ、洗練された追跡システムを備えている。さらに両翼にはそれぞれ1基ずつのイオン・キャノンが組み込まれており、ピンポイント爆撃用のサーマル・デトネーター投下管も2門ずつ備わっている。そのため、<ストーム>は16発のサーマル・デトネーターを搭載して航行することが可能である。

<ストーム>にはトランスパリスチール製の球形コクピットが採用されており、全方向に対して良好な視界を保つことができる。また、4基のインコム6X4核融合推進エンジンは、改良型ティカニン・クラス4パワー変換機を用いて再構築されており、この船にTIEインターセプター並の亜光速度を実現させている。さらに各エンジンには特大のシグナス・ターボ・ジェネレータが装備されており、<ストーム>は短時間でAウィングの3分の1の速度にまで加速することができるのだ。だが、この装置は危険な性質を持ち合わせているため、エンジンが過度のオーバーヒートを起こした場合に備えた緊急脱出装置も併せて用意されている。

Presented by じょじょ♪ <webmaster@starwars.jp>  (http://www.starwars.jp/