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アサージ・ヴェントレス

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Asajj Ventress.jpg
Asajj Ventress
人物に関する情報
出身地

ダソミア、その後ラタータックで成長

身体に関する情報
種族

ラタータッキ

性別

女性

身長

1.8 m

目の色

青色

移植物
  • 怒り増幅装置
  • 生命維持装置
  • 人工眼
年代および政治に関する情報
時代

帝国の勃興時代

所属
師匠
[非表示]

クローン大戦の戦場に姿を現した最も恐ろしい戦士の1人アサージ・ヴェントレスは、フォースダークサイドの信奉者であり、ジェダイにとっても恐るべき敵である。長く続いた残酷かつ辛辣な人生は彼女の冷酷な心からあらゆる哀れみの感情を奪い去り、血塗られた故郷にはびこる絶え間ない危険の中で養われた激しい生存本能は、彼女を暗黒の道へと導いたのだった。

経歴

カイ・ナレックの死に際して怒りに屈する若きアサージ・ヴェントレス

アサージ・ヴェントレスの過去は大部分が謎に包まれている。彼女は暴力による流血が日常を支配する野蛮な惑星ラタータックで育ったが、この原始的な惑星は共和国の境界から遠く離れていたため、凄惨な状況が改善される兆しはなかった。だが、クローン大戦が勃発する10数年前、この惑星にどういうわけか若きジェダイカイ・ナレックが漂流してきたのだった。ジェダイ評議会から追放されたナレックは、この惑星でアサージ・ヴェントレスという名の強いフォースを持った少女と出会い、彼女の訓練を引き受けた。やがて彼女はフォースにおける粗野で不確かな才能を手に入れ、ジェダイとしての能力を身に付けたのである。しかし、ヴェントレスは本能的な凶暴性を制御しようとせず、師がウィークェイの襲撃者たちによって殺害されると、彼を見捨ててラタータックの悲惨な現状を無視し続けた共和国に激しい怒りを抱いたのだった。

ヴェントレスは怒りを力の源とし、苦難を超えて無法惑星ラタータックの権威の地位にまで上り詰めていった。彼女はこの惑星で定期的に開催されていた格闘競技大会で怪物のような対戦相手をことごとく撃破していったのだ。そしてクローン大戦の勃発直後、ドゥークー伯爵分離主義勢力の配下に加わる新たな惑星を求めてラタータックを訪れた。彼はここで期待を遥かに上回る成果を手に入れることになる。

ヴェントレスの粗野な才能と激しい決意は、ドゥークーに強い印象を植え付けた。そして独立星系連合のカリスマ的指導者は、彼女がジェダイと共和国に対して抱く嫌悪感に訴え、この果敢な女戦士を雇い入れることに成功する。ドゥークーは言葉巧みにヴェントレスを迎え入れ、ジェダイが倫理と信念を破棄したという彼女の痛烈な意見を確信へと変えていったのだ。彼女はドゥークーに決闘を挑むことによって自分の力量を示した。ドゥークーはこの戦いに勝利し、彼女を自身の個人的なボディガードとして同行させることにしたのである。

ヴェントレスは攻撃と防御のために2本の光刃を使うライトセイバー戦を完全にマスターしていた。彼女はドゥークー伯爵から、前任者であるコマリ・ヴォサの使用していた2本の赤い光刃を持つライトセイバーを与えられた。それらはかつての師カイ・ナレックが所持していた古風な曲型グリップのライトセイバーとよく似た形状をしていたが、さらに彼女の2本のライトセイバーはS字型の双刃の武器になるようにグリップ部分を結合させることができたのだ。

ヴェントレスはシスの1人として名乗ることを強く望んだが、シスの訓練を受けることは許されなかった。ドゥークーには同時期に3人以上のシス卿が存在してはならないという掟を破ることができなかったのだ。そのため、彼はヴェントレスの才能を研ぎ澄ませる手伝いはしたが、彼女にシス特有の知識を与えることは一切しなかった。彼女の能力は、不完全なジェダイとしての訓練と、彼女自身が持つ天性の技術の組み合わせに過ぎない。ヴェントレスは粗野な才能と、底知れぬ怒りと苦痛の源泉によってダークサイドの能力を支えており、怒りに身を任せることによって更なる力を得ていったのである。

やがてヴェントレスは狡猾な軍司令官としての才能を開花させ、ドゥークーによって分離主義勢力の軍隊における指揮官へと抜擢される。そして、ジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥジェダイ・オーダーを離れたソーラ・バルクと話し合うため衛星ルールを訪れるという情報を得たドゥークーは、彼女をその衛星に派遣し、バルクを殺害するよう命じたのだった。ドゥークーは自分の目的を達するためには彼女を騙して利用することにも良心の呵責を抱いておらず、ヴェントレスにはメイスこそが彼女のかつての良き師を追放した張本人であると告げていたのだ。彼女はバルクに手傷を負わせ、彼の弟子ミラの殺害に成功した。さらに彼女はメイスとも対峙したが、この戦いでは敗走を余儀なくされる。しかし、メイスはこの事件によってジェダイに対する新たなる暗黒の脅威が野放しにされている事実を認識したのだった。

その後、ヴェントレスの指揮する軍はナブーの衛星オマー=ダンを攻撃し、スワンプ・ガスと呼ばれる死の化学兵器を解き放ってこの衛星に入植していたグンガンたちを全滅させる。これは共和国のクローン軍に対する化学戦争プログラムの初期テストだったのだ。彼女とこの作戦に関与した連合軍賞金稼ぎダージはナブーでも同様のテストを試みたが、ジェダイの機動部隊によって阻止される。2人はオマー=ダンから逃走するものの、オーダーに対して手強い敵であるという強烈な印象を植え付けたのだった。そしてオビ=ワン・ケノービ将軍はヴェントレスを追い、クウェイタの化学兵器製造工場を突き止める。彼女はダージと共にここで4人のジェダイを殺害し、ドゥークーの命令に従ってオビ=ワンに再び分離主義勢力へ加わるよう語りかけた。だがオビ=ワンはそれを拒否し、ヴェントレスは他の戦場で共和国に打撃を与えるべく、その場を逃走したのである。

そして、ジオノーシスの戦いから4ヵ月後、ケノービ将軍の指揮する共和国のクローン軍は、インターギャラクティック銀行グループの本拠地ムーニリンストへ侵攻し、独立星系連合ドロイド工場を攻撃していた。アサージもこの戦いに加わり、賞金稼ぎのダージが地上でオビ=ワンの部隊と戦っている間に、彼女はファンブレード・スターファイターで軌道上の戦闘機部隊に攻撃を開始する。そして、彼女の凄まじい操縦テクニックは宇宙戦の指揮を執っていたアナキン・スカイウォーカーの注意を引き付けた。アナキンは追うなと命令されたにも関わらずアサージを追撃するが、狡猾な彼女は未熟なジェダイを罠へと誘っていたのである。

ヤヴィン4アナキン・スカイウォーカー戦うアサージ・ヴェントレス

アナキンはハイパースペースを経てアサージを追跡し、古代シスの神殿のあるヤヴィン4へと辿り着く。彼はクローン・トルーパーの助けを借りてジャングルの中まで彼女の追跡を続けたが、アサージはフォースを使ってクローンたちを一掃すると、アナキンに壮絶なライトセイバー戦を挑むのだった。熟練した彼女はジェダイの伝説にある「選ばれし者」と互角の戦いを見せ、アナキンも彼女を打ち負かすためには怒りに身を任せなければならなかった。最終的に若きスカイウォーカーは怒り狂った反撃によってアサージを破るが、彼女はこの戦いでも辛うじて生き延びていたのだった。

その後、オビ=ワンとアルファの愛称で知られるARCトルーパーの1人がジャビムで捕らえられ、ラタータックのアサージの要塞へと連行されてきた。彼女は2人を拷問し、オビ=ワンの精神を破壊させようと試みる。アサージは彼を戦利品としてドゥークー伯爵へ差し出そうと考えていたのだ。しかし、オビ=ワンは彼女の計画の裏をかき、アルファと共に脱出することに成功する。そして、散々な目にあったオビ=ワンは、アサージが昔の思い出として保管しておいたカイ・ナレックのライトセイバーを盗み出し、彼女のファンブレードを1機奪って逃走したのである。

やがてクローン大戦がさらに激化すると、アサージは共和国犯罪捜査局の承認を得ることなく、82人ものジェダイに対して莫大な懸賞金を賭けた。この結果、銀河中の賞金稼ぎたちが賞金首の獲得に乗り出すことになる。これは彼女にとって2つの目的にかなっていたのだ。1つは多くのジェダイを排除することに役立つということ。もう1つは、残りのジェダイたちを賞金稼ぎから仲間を守るための戦いに集中させることで、この戦争を終わらせようとする努力を妨害できるということである。

登場エピソード

外部リンク

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