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セイシー・ティン

サシー・ティンから転送)

Saesee Tiin.jpg
Saesee Tiin
人物に関する情報
出身地

イクトーチ

死亡

19 BBY (16)、コルサント

身体に関する情報
種族

イクトーチィ

性別

男性

身長

1.88 m

髪の色

なし

目の色

黄色

年代および政治に関する情報
時代

帝国の勃興時代

所属
師匠

オモ・ブーリ

[非表示]

セイシー・ティンは、先天的なテレパシー能力と卓越したフォース感知能力をあわせ持ったジェダイ・マスターである。惑星イクトーチヨンを巡る衛星イクトーチで生まれたティンは、頭部から種族特有の大きな2本の角を生やしており、全身を極めて強靭な皮膚で覆われている。

目次

経歴

セイシー・ティンは、ウォル・カバシャイトの偉大なジェダイ・マスターオモ・ブーリから教えを受けた。ブーリはクローン大戦よりおよそ1世紀前に結ばれた有名なトラミス協定の立役者としても知られている。マスター・ブーリはティンの能力とオーダーへの献身の心を鍛えながら、徐々に彼に対して強い信念を植え付けていった。やがてティンは周囲から熱狂的な人物であると評されるようになった。

そしてマスター・ブーリが非業の死を遂げると、彼は亡き師の魂に語りかけられるようになることを望み、さらなるフォースの修行に打ち込んだ。やがてジェダイ評議会に加わったティンは自らのテレパシー能力によって評議会の様々な決定に有益な予言を与えるようになったのだ。

孤独を好むティンは、1人としてパダワンを持ったことのないジェダイ・マスターとしても知られていた。評議会への貢献も少なく、その存在価値に疑問を抱かれることも多かったが、こうした酷評に反し、彼は勇猛果敢な宇宙パイロットとしてその名を馳せていたのである。

コルサント上空を飛ぶセイシー・ティンの専用宇宙戦闘機<シャープ・スパイラル>

ティンは故郷イクトーチに吹き荒れる暴風の中で正確無比な操縦技術を習得し、数多くの宇宙戦で名声を獲得した。なかでも特に有名な功績は、彼専用の小型宇宙戦闘機カットラス9<シャープ・スパイラル>で3隻の戦艦を撃破したことである。ティンはどんな宇宙船でも大抵は飛ばすことができ、さらに彼の種族イクトーチィに特有のテレパシー能力によって、高速な状況でも精神とフォースを集中させることができたのだ。さらに、彼は自分の愛機と完全に調和していたため、自機に航法コンピューターを搭載していなかった。ティンはフォースに身を委ね、ハイパースペース内を本能的に移動することができたのだ。

ティンは航空技術に対しても鋭い視野を持っていた。彼はナブーで発見されたダース・モールシス・インフィルトレーターに大きな関心を抱いていた。また、アナキン・スカイウォーカージェダイ・スターファイターを独自仕様に改造したときも、他の評議員たちが不安な目を向けていたなか、彼だけは若きパダワンを激励していた。事実、ティンはアナキンがデルタ7の限界性能を引き出してくれたことに感謝しており、次世代のジェダイ・スターファイターにアナキンが施した改良を取り入れるようにと要請したのである。そして、ついに新型機アクティス2・インターセプターが完成すると、ティンはこのアップグレード機種を受け取った最初のジェダイの1人となったのだった。

クローン大戦

マスター・ティンの操縦技術はスターク・ハイパースペース大戦で大きな役割を果たし、クローン大戦でもさらにその重要性を増していった。彼はこの凄惨な戦いの中で低空における緊急脱出を経験し、角を破損する負傷を負っている。それでもティンは折れた角を癒し、修復させながら、即座に前線への復帰を果たしたのだった。そして、クローン大戦の猛火は瞬く間にティンの出身惑星イクトーチにも波及し、彼はメイス・ウィンドゥと共に故郷の防衛に向かうことになる。2人のジェダイは戦略について異なる見解を有しており、頑固なティンはより鈍重なアプローチを好んでいたが、メイスの行動ははるかに洗練されたものだった。それでも、2人はよく協力し合い、ウルトラ・バトル・ドロイドのプロトタイプを擁するドロイド軍を打ち破ることに成功したのである。

コルサントの戦いに臨むセイシー・ティン

また、賞金稼ぎギルドの支部の1つ、クリムゾン・ノヴァのメンバーによるジェダイへの攻撃が多発すると、セイシーとメイスはこの活動を停止させるため、彼らの本部へ侵入した。この計画にはキット・フィストーエージェン・コーラーも同行しており、彼らはリグ宇宙ステーションにいる賞金稼ぎたちに対して、これ以上ジェダイを標的として狩ることはできないと宣言したのだった。そしてこの戦争の間、ティンはジェダイ評議会と、クローン大戦中にジェダイ・オーダーを支援してくれた傭兵組織、フリーダム・サンとの間の公式連絡員に抜擢された。彼はクインラン・ヴォスやアナキンを庇う意味も含めて、個人的に型破りな戦術や戦いを擁護していたのである。

ティンはレンディリィ星系における危機の間、スカイウォーカーと共に任務に就いていた。レンディリィの防衛艦隊には最新鋭のドレッドノート・ヘヴィ・クルーザーも含まれていたが、これらが分離主義勢力へ亡命する兆しを見せていたのだ。ティンは艦隊が連合軍に加わることを阻止するために派遣され、万が一の場合にはそれらを破壊することも視野に入れていた。しかし、厳格なティンは、例え亡命者たちが人質をとり、彼らを殺害すると脅しても、決して決意を揺るがさなかった。やがて、アナキン、オビ=ワン・ケノービクインラン・ヴォスの活躍によって人質たちは解放され、レンディリィ艦隊共和国に保護されたのである。

コルサントの戦い

ダース・シディアスに殺害されるセイシー・ティン

戦争も終盤に差し掛かり、分離主義勢力がパルパティーン最高議長を誘拐するべくコルサントへの大胆な奇襲を仕掛けてきたとき、ティンは首都の軌道上に群がる連合軍ドロイド・スターファイターを一掃するため、戦闘機を操縦した。このとき、彼は宇宙空間では単独作戦を遂行していたが、ヴェネター級スター・デストロイヤー<インパヴィッド>に対する遠隔指揮権を与えられていた。だが攻撃の間、<インパヴィッド>は分離主義勢力のクルーザーと衝突し、大規模な損傷を被って撃沈してしまう。すると、ティンはクローン・トルーパーの特殊部隊を率いて連合軍の戦艦に着艦し、新しい船に乗り込んで拿捕するという大胆な作戦を実行に移したのだった。

ティンはカスタム製の装甲宇宙服を着用し、クローン・トルーパーたちを従えて、さまざまな破片の散乱した真空の宇宙空間と大型艦船との間に飛び出した。そして、連合軍のクルーザー<プロスペラス>に到達すると、ティンがライトセイバーで船体の装甲を切り裂いて、激しい攻撃の末、艦橋を制圧する。分離主義勢力の艦船は広範囲にわたって自動操縦化されていたため、少人数でも容易に制御を奪うことができたのだ。 やがて、ついにクローン大戦の最後の瞬間が訪れる。ティンは、メイスがパルパティーン最高議長を逮捕するために召集したジェダイ・マスターたちの1人だった。だが、パルパティーンはおとなしく逮捕されることを拒み、突如前方へと跳躍すると、一瞬にしてエージェン・コーラーとティンを斬り殺したのである。

登場エピソード

外部リンク

ジェダイ評議会 (32 BBY)
ヨーダ メイス・ウィンドゥ キ=アディ=ムンディ
プロ・クーン セイシー・ティン イーヴン・ピール
ヤレアル・プーフ オポー・ランシセス ヤドル
イース・コス アディ・ガリア デパ・ビラバ
ジェダイ評議会 (22 BBY)
ヨーダ メイス・ウィンドゥ キ=アディ=ムンディ
プロ・クーン セイシー・ティン イーヴン・ピール
コールマン・トレバー オポー・ランシセス シャク・ティ
イース・コス アディ・ガリア デパ・ビラバ
ジェダイ評議会 (19 BBY)
ヨーダ メイス・ウィンドゥ キ=アディ=ムンディ
プロ・クーン セイシー・ティン アナキン・スカイウォーカー
コールマン・カジ キット・フィストー シャク・ティ
エージェン・コーラー スタス・アリー オビ=ワン・ケノービ
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