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サバック

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サバック、またはジャバックは、しばしば高額な賭け金を巡って争われる人気のあるカード・ゲームである。おそらくもっとも有名なサバック・ゲームは、クラウド・シティ・トーナメントのチャンピョンシップ・ラウンドだろう。かつてこの大会でランド・カルリジアンハン・ソロ<ミレニアム・ファルコン>を奪われている。さらにヤヴィンの戦いの11年後、ハンとランドは<ファルコン>を賭けて数度にわたる再戦を行った。最後のゲームではランドが勝利したが、彼はマラ・ジェイドに好印象を与えるため、ハンに<ファルコン>を返したのだった。また、カルリジアンがクラウド・シティの権利と執政官の地位を手に入れたのもサバックのゲームに勝利してのことだった。

プロフェッショナルのプレイの際には、ディーラーがゲームの監視を行う。このディーラーは有機生命体の場合もあれば、機械であることもある。コルサントアウトランダー・クラブでは4本腕のキウフフィッドのディーラーがカードの配布と賭け金の回収を同時に行っていた。一方で、全自動サバック・ディーラー・ドロイドも各地のカジノで広く利用されていた。

リンと呼ばれる種族は、自分たちがサバック・デッキの発明者であり、これらのカードはタロットと同様に未来を予言しているのだと主張していた。

目次

デッキ・リスト

サバック・カード

サバックで使用されるカードには、セイバー、ステイヴ(杖)、フラスコ(カップ)、コインの4つのスートがある。各スートは1~11の数字を意味するレギュラー・カードと、コマンダー、ミストレス(王妃)、マスター、エースのランク・カード(それぞれ12~15に相当)で構成される。以上の60枚に特別な意味(通常はマイナスの値)を持つ8種類のフェイス・カードを各2枚ずつ加えた計76枚のカードで1デッキが構成される。フェイス・カードの名称、値、一般的なデザインは以下の通りである。

ルール

サバックをプレイするハーグリックアンバラン

サバックのゲームはいくつかのハンドによって構成される。各ハンドの目的は手札の合計値を23に近づけることである。原則として、±23に最も近い値を揃えたプレイヤーがそのハンドの勝者となり、逆に合計値が+23を超えた場合、-23を下回った場合、もしくはちょうど0の場合は「ボム・アウト」と呼ばれ、そのプレイヤーは無条件に敗北となる。

サバックは2つのポット、すなわちハンド・ポットサバック・ポットを賭けて争われる。ハンド・ポットはハンド毎に全プレイヤーが場に支払う賭け金の合計であり、これはそのハンドの勝者が獲得できる。2つめはサバック・ポットと呼ばれ、後述する特別な役によって誰かが獲得するまで、場に存在し続ける。各ポットはゲーム中を通して明確に区別されなければならない。

ゲーム開始時は、誰か1人をディーラーに選ばなければならない。各ハンドに参加の意思がある他のプレイヤー(ディーラーを含む)は、最初の場代としてハンド・ポットとサバック・ポットにコインを1枚ずつ支払わなければならない。ただし、2回目以降のハンドで、サバック・ポットに既にコインが入っている場合は、ハンド・ポットだけの投入でよい。

1ハンドはいくつかのラウンドによって構成され、各プレイヤーはハンドの中で順番に親となる。各ハンドの最初のラウンドはディーラーの左にいるプレイヤーを親として開始される。1ラウンドはベッティング、シフティング、コーリング、ドローイングの4つのフェーズから構成され、親がすべてのフェーズを完了すると、その左にいるプレイヤーに親が移動する。また、各ハンドの終了時には、ディーラー権も左へと移動していく。

4つのフェーズ

ベッティング・フェーズ

最初のラウンドの場合、ディーラーは各プレイヤーにカードを2枚ずつ配布する。親はこの時点で賭け金を出すことができ(ベット)、ハンド・ポッドに賭け金となるチップを投入する。賭け金が出された場合、親は自分の左のプレイヤーから順に、このハンドでの勝負を継続する意志があるかどうかを確認する。継続する意思のあるプレイヤーはその賭けを受け、親と同じ枚数のチップをハンド・ポットに入れなければならない。

ラウンドの最初にベットできるのは親に限られるが、賭け金は他のプレイヤーも順番に上乗せ(レイズ)することができる。賭け金および上乗せ額の上限は、1ハンド内で、1プレイヤー当たりチップ10枚までである。次のフェーズに移行する前に、親は各プレイヤーに継続の意思を確認し、継続するプレイヤーは最終的な賭け金をハンド・ポットに投入する。また、各プレイヤーはこのフェーズでのみ、勝負を放棄(フォールド)することができる。放棄するプレイヤーまたは賭け金を払えないプレイヤーは、サバック・ポットにチップを1枚支払わなければならない。ただし、親はフォールドすることができない。

シフティング・フェーズ

ベッティング・フェーズ完了後、親は6面ダイスを振る。出た目が4、5、6のいずれか場合、「シフティング」が発生する。

シフティングが発生した場合、各プレイヤーは自分の右にいるプレイヤーにランダムに1枚のカードを選んでもらい、それを破棄しなくてはならない。このときディーラーは破棄されたカードを集め、残りのカードと共に再シャッフルした後、各プレイヤーに順番に1枚ずつカードを配る。ただし、そのハンドを降りているプレイヤーはこのフェーズから除外される。

コーリング・フェーズ

シフティング・フェーズ完了後、親はそのハンドで勝負(コール)したいプレイヤーがいるかどうかを確認する。コールがなされた場合、各プレイヤーは即座に自分の手を開示しなくてはならない。勝利条件については後述する。

プレイヤーは、他プレイヤーのコーリング・フェーズにおいてのみ、コールすることができる。すなわち、親はコールすることができない。また、各プレイヤーが最低1回ずつ親を経験してからでなければ、誰もコールをすることはできない。逆に、ディーラーを含む全プレイヤーが最低1回ずつ親を経験していても、一度もコールが宣言されないケースも起こり得る。

コールがなされた場合、その場で勝敗が決し、ハンドは終了する。逆に誰もコールしなかった場合は、ドローイング・フェーズへと移行する。

ドローイング・フェーズ

コーリング・フェーズ終了後、親から左へ順に、各プレイヤーはディーラーに追加カードを1枚ずつ要求することができる。追加カードは伏せた状態で配られ、プレイヤーはそのカードを含む手札の中から任意の1枚を場に捨てることができる(単純に手札に加えるだけでもよい)。捨てられたカードはまだ配られていないカードと区別してストックしておくが、デッキのカードが無くなった場合にはそれらをシャッフルして再利用する。各プレイヤーが一度に持てる手札の枚数に上限はないが、常に最低でも2枚持っていなければならない。

ドローイング・フェーズ終了後は、親が左手のプレイヤーに移動し、再びベッティング・フェーズへと戻る。

勝敗の判定

コールがなされたとき、ローカル・アレイ(ローカル・ルールによって定義される特別な役)またはイデオット・アレイ(後述)を持つプレイヤーは自動的に勝者となる。あるいは、23またはそれ以下で最も大きな値を持つプレイヤーが勝者となる。同等の正値と負値があった場合は、正値の方が強い。他の全プレイヤーが勝負を降りている場合は、残りのプレイヤーが勝者となる。勝者はハンド・ポットを獲得することができるが、ここではサバック・ポットを取ることはできない。

コールがあった時点で手札の合計が+23を超える、または-23未満、またはちょうど0のプレイヤーはボム・アウトとなり、無条件に敗北となる。

サドン・デス

2人以上のプレイヤーが同点の勝利で終わった場合、該当するプレイヤーは彼らだけで行われるサドン・デスに参加しなければならない。サドン・デスではディーラーが参加プレイヤーにデッキから追加カードを1枚ずつ配る。このカードによって修正された手が23に最も近いプレイヤーが勝者となるが、それでも決着がつかない場合は、それぞれでハンド・ポットを等分する。

ただし、追加カードによってボム・アウトした場合、そのプレイヤーは失格となる。サドン・デスに参加したプレイヤーが全員ボム・アウトの場合、このハンドを降りたプレイヤーを含む全員の中で最も23に近いプレイヤーが逆転優勝となる。全プレイヤーがボム・アウトの場合は、勝者無しとなり、ハンド・ポットの中身をサバック・ポットに移して次のハンドへと移行する。

特別な役とサバック・ポット

サバック・ポットを獲得するには、2つの特別な役のいずれかを達成しなければならない。1つは手札の合計をちょうど23にすることである。これはピュア・サバックと呼ばれ、通常、カードを開示するときに「サバック!」と声を上げることになっている。

もう1つの役はイデオット・アレイまたはリテラル・サバックと呼ばれている。この役を達成するには、手札にイデオット・カード(0)、2のカードが1枚のみ、3のカード1枚のみ必要となる(2と3のカードのスートは問わない)。

イデオット・アレイはピュア・サバックよりも強く、+23は-23よりも強い。2人以上のプレイヤーが同じ役を出した場合のサドン・デスは、ハンド・ポットとサバック・ポットの両方を賭けて争われる。役はハンドがコールされたときにのみ宣言することができる。

ローカル・ルール

通常、銀河系の多くのカジノには独自のローカル・ルールが定められている。特に有名で多くの地域において普及しているローカル・ルールをいくつか紹介する。

  • 各カードの値の正負をスートによって変更する。また、ランク・カードの値を変更する。
  • 一定時間ごとに(あるいは不特定のタイミングで)、カードの値を様々な地域のローカル・ルールにあわせて変動させる。このルールはランダム・サバックと呼ばれる。
  • 多くのカジノでは、ハンド・ポットおよびサバック・ポットに入れられるチップの枚数に上限を設けているが、ウーキー・ルールでは両者の上限が撤廃されている。
  • 多くのカジノでは、サバック・テーブルの中央に干渉フィールドが設置されている。プレイヤーは任意の手札を干渉フールド内に置くことで、そのカードを他のプレイヤーに公開する代わりに、シフティング・フェーズの影響を受けなくすることができる。
  • コール可能になるまでの最低ラウンド数を増やす。これによってより興味深いハンドを構築できる可能性が高まり、ゲームをより楽しくすることができるようになる。
  • ボム・アウトしたプレイヤー(サドン・デス時を含む)は、現在ハンド・ポットに入っている枚数と同じだけのチップをサバック・ポットに支払わなければならない。
  • コールしたプレイヤーが負けた場合、そのプレイヤーはボム・アウトした場合と同数のチップをサバック・ポットに支払わなければならない。

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