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シムラ・ジャーマン

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Shimrra Jamaane.jpg
Shimrra Jamaane
人物に関する情報
出身地

コロス=ストローナ

死亡

29 ABY

身体に関する情報
種族

ユージャン・ヴォング

性別

男性

身長

2.4 m

髪の色

なし

目の色

黒色

年代および政治に関する情報
時代

ニュー・ジェダイ・オーダー時代

所属
[非表示]

解説

ドメイン・ジャーマンに属するシムラ・ジャーマンは、既知銀河系への最初の侵略の際に最高大君主の座に就いていたユージャン・ヴォングである。ユージャン・ヴォングたちに彼ら自身の銀河系を放棄させ、新共和国の領域に導いたのは、紛れも無くシムラのヴィジョンによるものだった。彼は神々から与えられた展望、すなわち、彼らが浄化すべき汚れた銀河系に関するヴィジョンを信じていたのだ。ユージャン・ヴォングの司祭たちもシムラの預言が真実であることに同意し、銀河系を横断するという世代を跨ぐであろう壮大な計画に賛意を示したのだった。

ユージャン・ヴォングの中でも一際巨大な体を持つシムラは、玉座を固定せず、常に複数のワールドシップを転々と乗り継いでいた。そして、各ワールドシップ内に設けられた広大な私室で、ユージャン・ヴォングの上級職からなる取巻きたち全員に囲まれながら、謎に包まれた多くの時間を費やしていたのだ。また、彼は室内では常に巨大なハウ・ポリプの高座に腰を下ろしており、希少なパロック香を炊いていた。

シムラは双子として生まれたという事実によって、出生直後からユージャン・ヴォングの間でも特別な存在と目されていた。事実、ユージャン・ヴォングにとって双子の誕生は極めて稀な出来事であり、シムラの誕生も神々によって予定されていた事象であると推測されていたのである。言い伝えによると、シムラは双子のもう片方を殺害することによって力を獲得し、神々の寵愛を受けし者として崇拝されるようになったのだという。その後、彼は前任の最高大君主だったクオリールを殺害すると、自分こそが神々によって選ばれた新しい最高大君主であると宣言した。そして、シムラはこれまでのあらゆる足跡を消し去り、自らの力は神々によって与えられたものであると主張し続けたのだった。しかし実際のところ、彼の持つ権力の大半は、ユージャン・ヴォングの信仰や彼らが維持してきた知識のコーテックスを巧みに操ることによって手に入れたものに他ならない。

シムラがこの銀河系の中枢を訪れたのは、銀河系の覇権を巡る戦いが激化し、コルサントと呼ばれる不敬者の機械に覆われた首都が陥落した直後のことである。しかし、ウォーマスターサヴォング・ラや、執行官ノム・アノアらの相次ぐ失態によって、初期の勝利の勢いも不本意な行き詰まりを見せるようになっていく。そして、エバックの戦いにおける決定的な敗北を機に情勢は一気に悪化し、シムラは次第にパニック状態へと陥っていくのだった。彼は自らの地位を確固たるものとするべくユージャン・ヴォングの信仰を利用し続けたが、取巻きたちの多く、特にネン・イェムをはじめとするシェイパー階級に、彼の権威に対する疑念が広まりつつあった。そして、生きた惑星ゾナマ・セコートの存在を隠滅するためにエクム・ヴァルを殺害したことが知られるようになると、シムラの地位は急速に崩壊し始めたのである。

そのころ、ユージャンター、すなわちシェイプされたコルサントの地下では、ノム・アノアによって扇動されたジェダイ信仰が、恥ずべき者(シェイムド・ワン)たちの間で急速にその勢力を伸ばしていた。ノム・アノアは予言者ユシャアを名乗り、ゾナマ・セコートこそがシェイムド・ワンを解放する鍵となると予言したのである。彼はコラン・ホーンタヒアリー・ヴェイラ、そしてシムラに反旗を翻した最高位司祭ハラーとシェイパーのネン・イェムを伴って、ゾナマ・セコートへと向かう。ハラーとネン・イェムの目的はこの惑星の真実を知ることであり、イェムはこの惑星とユージャン・ヴォングとの間に疑いようのない接点があることを突き止めるのだった。だが、ノム・アノアの本心はシムラが恐れるこの惑星を破壊し、再びシムラの寵愛を受けることだったのだ。彼はネン・イェムを殺害すると、彼女の持つクァーサからゾナマ・セコートを破壊するためのプロトコルを引き出し、惑星の巨大なハイパードライブに破壊工作を施した。そして、ノム・アノアは怒り狂うジェダイたちを振りかわし、シムラの待つユージャンターへと帰還したのである。

事実を覆い隠そうとするシムラの必死の努力にも関わらず、彼がゾナマ・セコートを恐れているという事実、すなわち、この銀河系とユージャン・ヴォングとの接点に関する疑惑は、ますます周知の事実となっていった。そして、彼は設立して間もない銀河同盟にユージャン・ヴォング軍がことごとく敗退していく光景を何ヶ月にも渡って見届けた後、自分の支配に対する反対勢力が成長しているという事実や、コルサントのドゥリアムが不明確な問題によって機能不全を起こしているという事実に、嫌気が差すようになる。そこで、彼は神々の祝福を受けたいとするユージャン・ヴォングたちの願望を利用し、自らのリーダーシップに対する信頼の欠如は、自らを最高大君主に任命した神々に対する信頼の欠如であると言い放った。シムラはさらに言葉を続け、コルサントに起こっている問題と、戦いに負け続けているという事実は、神々がユージャン・ヴォングに適切な献身がなされていないという事実を示そうとする意思によって引き起こされたものであると宣告したのである。彼の説明によれば、この状況の原因は、故郷の銀河系を離れてからの何世代にもわたる放浪生活にあり、長期におよぶ戦争の欠如が、ユージャン・ヴォングに神々の存在を忘れさせ、自分たちの栄光に目を向けさせたのだというのである。

シムラは自身の権威を示すかのように、ジェダイ・ナイトに相当する新しいユージャン・ヴォングの階級、すなわち戦士と司祭の混成であるスレイヤー階級を新設した。そして、彼は新しいスレイヤーの衛兵たちで身辺を固め、居城へと撤退する。このときシムラは密かに、神々は既にユージャン・ヴォングを見捨てていたのだと信じていた。なぜなら、神々はユージャン・ヴォングとの接触を絶たれたことに激怒しており、シムラが自分たちを遥かに超える力を手にしたことに嫉妬していたからである。やがてゾナマ・セコートがコルサントの軌道上に姿を現すと、シムラの信念は確信へと変わっていった。彼は、ユージャン・ヴォングを攻撃するべく禍の縁から生きた惑星をもたらしたのは他らなぬ神々であると主張し、ノム・アノアに怒りの矛先を向ける。シムラは、ユージャン・ヴォングにもはや神々は不要であるという判断を下したすべての存在に対し、宣戦布告したのである。

ゾナマ・セコートを滅ぼすことによって、シムラは神々をも滅ぼせると信じていた。そうすれば、彼はユージャン・ヴォングを支配する絶対的な権力を手にすることができるのだ。この目標を達成させるため、シムラはカルーラから帰還した死に掛けの船をコルサントの周回軌道に置き、それをゾナマ・セコートの地表へと送り込むのだった。また、シムラはあらゆるユージャン・ヴォングの生物を死滅させるアルファ・レッド・ウイルスが、ゾナマ・セコートに対しても同様の効果を発揮するであろうと推測していた。彼はムーンビームの玉座に隠れ、コルサントのワールド・ブレインに惑星の地表を滅ぼすよう命令する。彼の命令はあまり高貴でない目的を示していたが、あたかもそれが惑星を救うために必要な破壊であるかのように表現されていたのである。しかし、シムラはこの首都惑星を滅ぼすことだけを望んでおり、この戦争のどちらの側にとっても、コルサントがもはや役に立たない惑星になればそれでよかったのだ。

しかし、この計画はジェイセン・ソロジェイナ・ソロ、そしてルーク・スカイウォーカーの3人がコルサントに到着したときに阻止された。ジェイセンがワールド・ブレインの思考制御を確立すると、3人のジェダイはシムラの居城に侵入する。一方で、シムラは彼らを撃退するべく15人のスレイヤーの精鋭たちを解き放った。しかし、ワールド・ブレインがボールのようにシムラの城を放り投げたため、彼らは簡単に追っ手を退けることができた。シムラは玉座に座ったままだったが、闘争を逃れたルークが姿を現すと、ついに玉座から立ち上がるのだった。彼は最高大君主専用のアンフィスタッフセプター・オブ・パワーでルークをあっさりと打ちのめし、倒れたジェダイ・マスターをアンフィスタッフで縛り上げる。そして、彼は自身の外套からライトセイバーを取り出すと、それがかつてアナキン・ソロのものだったことを明かして嘲笑った。シムラはこの武器でルークにとどめを刺そうとするが、ルークはセプター・オブ・パワーでシムラの脇を突き刺し、一瞬だけ彼の気をそらすことに成功する。そして、ルークはこの瞬間を逃さずにライトセイバーを抜き、フォースでアナキンのライトセイバーも引き寄せた。彼は素早く反撃に転じ、2本のライトセイバーでシムラの首を切断したのである。

しかし、この侵略戦争全体を通じて実際にユージャン・ヴォングを支配していたのは、シムラではなかった。銀河同盟がこの真実を知ったのも、シムラの死後のことである。シムラは、彼にファミリアとして仕えていたシェイムド・ワン、オニミの操り人形に過ぎなかったのだ。フォースとの繋がりを取り戻そうとしていたのもオニミであり、彼は他のユージャン・ヴォングが決して手にすることができなかった力を手にしていたのである。シェイムド・ワンという地位は、最高大君主の心を自分の意のままに操る絶好の機会を提供してくれていたのだ。そして、ジェイセン・ソロによってオニミが殺されたとき、真の最高大君主も滅んだのである。

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