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<ダスティ・ダック>

ダスティ・ダックから転送)

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Dusty Duck
製造に関する情報
製造元

特注品

級種

軽貨物船

技術設計に関する情報
操縦要員

パイロット 1名

最小乗員

1名

使用に関する情報
役割

密輸船

年代

帝国の勃興時代

最初の使用

32 BBY

最後の使用

32 BBY

所属
主な所有者
主な船長
[非表示]

<ダスティ・ダック>は、ナー・シャダー在住のパロウィック密輸業者が設計し、使用していた密輸船である。

目次

特徴

<ダスティ・ダック>は非常に信頼性が低く、虚空の宇宙空間で痙攣を起こして停止してしまうことが多かった。また乱暴な着陸に関しても評判が悪く、それらの原因は級種に対して船体が大きかったことである。砂漠色に塗装されたこの船は、着陸時に3本の脚を地表に付けていた。

歴史

ナー・シャダーで生まれたパロウィックアニーサ・ディムは、この衛星で働く密輸業者の父によって育てられ、父が独自に設計した貨物船の操縦を手伝っていた。この宇宙船は、宇宙空間で停止する際に咳き込むような音を出し、数多くの不毛な惑星への荒々しい着陸に適した構造をしていることなどから、ナブーの水鳥にちなんで<ダスティ・ダック>と名づけられたのだった。彼女の父曰く、「ダックは飛ぶのに適してはいない。少なくとも長距離には」なのだという。

あるとき、アニーサの父が激怒した顧客によって背後から刺殺されるという事件が起こった。彼女は父の残したおんぼろ船の唯一の乗員となり、自分を孤児にした悪漢を求めて銀河系の捜索を開始する。しかし、彼女は辺境の惑星を数多く訪れたが、捜索は幾度となく空振りに終わったのだった。

やがて、賞金稼ぎランゴ・テルが容疑者を突き止めた。テルはアニーサの父の仇である殺人者を勇敢にも酒場へと追い詰め、この悪党を倒して賞金を手にしたのである。この勇敢な行動によって、テルはアニーサの心を捕らえることになった。彼女はテルに自分の操縦能力と<ダスティ・ダック>を提供し、2人は共にテルの狙う次の賞金首、カム・ネイルの捜索のため銀河系へと飛び立ったのだった。

彼らは捜索の末タトゥイーンへとたどり着いた。アニーサは<ダック>をモス・エスパの市外に着陸させ、テルがカム・ネイルの首を持ち帰るのを待っていた。その間、新しく購入したばかりのDUMピット・ドロイドが船の修理を行っていた。

しかしテルの不在の間、<ダスティ・ダック>は逃走するクワイ=ガン・ジンアナキン・スカイウォーカーによって破壊されたシス・プローブ・ドロイドの断末魔の映像として捉えられていた。プローブの所有者であるダース・モールは、<ダスティ・ダック>を発見すると内部へと乗り込み、パニックに陥ったアニーサにジェダイの居場所を告げるよう要求する。だが困惑するアニーサに恐るべきシス卿に対する答えが用意されているはずもなかった。

ダース・モールは無慈悲に彼女を切り裂き、そのまま遺棄された<ダック>は地元の怪談話の種となった。一方で最後の命令を遂行し、船を完全な状態に修理していたピット・ドロイドたちもそのまま残されていた。しかし、この船が再び離陸することは決してなかった。

登場エピソード

外部リンク

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