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マンダロリアン

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JaingHead.jpg
Mandalorian
別名または別表記
別名

Mando'ade

一般的な情報
創設者

マンダロアI世

指導者

マンダロア

主なメンバー

マンダロリアンの一覧

本拠地

マンダロア

所在地
歴史に関する情報
前身

タウング

創設

共和国以前

分裂

様々

その他の情報
年代
所属
[非表示]

マンダロリアンマンドア語では「マンダロアの子」を意味するマンドエイドと呼ばれる)は、複数の種族によって構成された氏族に基づく好戦的な放浪民族である。彼らの多くは傭兵や賞金稼ぎとして生活していた。

彼らの文化は戦いを中心に築かれており、戦争はその社会における名誉と誇りの根源である。マンダロリアンのリーダーには概してマンダロアの称号が与えられていた。歴史を通じてマンダロリアンはシスと同盟を結ぶことが多く、特に有名な同盟相手はエグザ・キューンである。さらに後にはクローン・トルーパーのプロトタイプとしてダース・シディアス銀河共和国の権力下にも置かれたが、ジェダイの指揮下で彼らと共闘関係に置かれることには特に躊躇いはなかった。

後年のマンダロリアン戦士たちは、顔を完全に覆うT字型バイザーの付いた特有のバトル・ヘルメットを被っていた。これらデザインは後にクローン・トルーパーのヘルメットにも流用され、やがてはマンダロリアンの人々と強固な結びつきを持つようになる。

目次

歴史

初期の歴史

マンダロリアンの起源となった種族、タウング

元来、マンダロリアンの氏族は大将軍マンダロアI世に率いられてコルサントから入植してきたタウングたちだった。ヤヴィンの戦いのおよそ7,000年前、彼らはアウター・リムのある惑星を征服し、指導者の名にちなんでその惑星をマンダロアと命名したのである。その後、タウングたちは「マンダロリアン」と名乗るようになり、戦いの中で繁栄を遂げ、多くの種族から銀河系で最も有能な戦士として見られるようになった。彼らは鋭利な武器を使い、厳格な名誉の規範を確立した。また、マンダロリアンはすべての戦士たちがそれぞれ異なるクルセイダー・アーマーを着用していた。

マンダロアの征服から数千年の間、この新しい移住者たちがマンダロア星系から遠く離れた宙域を脅かすようなことはなかった。彼らが征服活動の範囲を広げたのは、ヤヴィンの戦いの4,000年前に勃発し、銀河系に広く知られるようになった(そして悪名高い)シス大戦の時代のことである。

旧シス大戦

旧シス大戦で使用された青いネオ=クルセイダー・アーマー

マンダロアの征服からおよそ3,000年後、マンダロリアンは好敵手との新たなる聖戦の機会を求めて故郷を旅立ち、銀河系の探索を開始した。そして、彼らはクラースによって統治されていた時代のエンプレス・テタ星系に到達したのである。

マンダロリアンのリーダーであるマンダロア・ジ・インドミタブルが、シス卿へと転身した堕落ジェダイウリック・ケル=ドローマとの決闘に敗れると、マンダロアの氏族たちはシスの同盟者となった。マンダロアはケル=ドローマに忠誠を誓い、ケル=ドローマはシスの暗黒卿エグザ・キューン弟子だったのだ。その後の数年間で、彼らはシスの名のもとに無数の惑星を荒廃させ、銀河共和国、特にジェダイへの敵意を増大させたのである。

エグザ・キューンの敗北から10年後、希少なマンダロリアンの武器を使う狂気の賞金稼ぎジガー・レイスによって数十人のマンダロリアンが捕らえられた。その後、彼らは不当に逮捕され、処刑されたのである。マンダロリアンがマンダロア・ジ・アルティメットのもとで再編され、分散した勢力から巨大な混成部隊へと変わったのもこのときだった。また、彼らは大量の装備と艦船を作るために、デキサンをはじめとしたマンダロリアンの所有惑星の防衛網を再構築していった。やがて彼らはシスの接触を受け、好敵手に立ち向かう名誉のため共和国を攻撃するよう説得されたのである。

マンダロリアンはローディアンなどの多くの種族によって構成されていた。

マンダロア・ジ・アルティメット率いる多種族混成部隊、マンダロリアン・ネオ=クルセイダーマンダロリアン大戦を勃発させた。この戦いで、マンダロリアンはキャサーを絶滅寸前にまで追い込み、核爆弾で惑星セロコーの地表をガラスに変えるなど、銀河共和国に大混乱をもたらしたのだった。だが、マンダロリアンの勝利が確実かと思われていたとき、彼らの邪悪な攻撃によって共和国が崩壊する様を見かねた2人のジェダイ・ナイトレヴァンマラックが、ジェダイ・オーダーの大軍を率いて参戦したのである。その後、マンダロリアンはゆっくりと確実にアウター・リムへと押し戻され、レヴァンによってマレイチョアVへと追い詰められていった。やがてマンダロア・ジ・アルティメットも接戦の末レヴァンによって倒され、共和国も多大な被害を被ったが、マンダロリアン艦隊は完全に壊滅させられたのだった。

マンダロリアン大戦ジェダイレヴァンマラックの前に倒されたマンダロリアンたちは、長い衰退期へと入った。レヴァンは彼らが蓄えていた武器とバトル・ドロイドをすべて破壊し、氏族をアウター・リムへと追放する。あるグループはタトゥイーンに入植したが、彼らが他のマンダロリアンと接触することはなかった。

一方、敗北を受け入れることができなかったマンダロリアンたちは、海賊、追剥ぎ、傭兵などへと身を転じていった。盗賊団になったシェラックのグループは、ヤヴィンの戦いの3,956年前、ダントゥイーンの入植者たちに災いをもたらすことになる。また、ジェダイ内乱の際に光を取り戻したレヴァンと共にダース・マラックと戦ったカンデラス・オードーは、後にマンダロアを僭称し、デクサンの月で生き残った少数の従者たちを率いていた。ジェダイ・エグザイルと共に銀河系を旅し、傭兵として分散していたマンダロリアンたちを一堂に集めたのもオードーである。さらに彼は戦艦<ラヴィジャー>上でシス卿ダース・ナイヒラスを打倒した戦いの際にも、重要な役割を担っている。

コルサント協定

大戦争におけるマンダロリアン

その後も数世紀にわたって、マンダロリアンはリーダー不在のまとまりのない状態を続けていたが、やがてジオノーシスの競技場で1人の若い闘士が誕生した。彼はマンダロアの称号を自称し、人々を銀河系の秩序に対する新たなる挑戦へと駆り立て、自軍をシス帝国と同盟させたのだった。団結したマンダロリアンたちはハイディアン・ウェイの封鎖へと動き、銀河共和国の補給線を脅かした。ジェダイによる介入もあったが、彼らは敵を簡単に退け、封鎖を続けたのである。やがて密輸業者の一団を率いるハイロ・ヴィズが封鎖を破壊したが、新しいマンダロアが存命だったため、マンダロリアンの脅威は依然として残されたままだった。

コルサント協定の締結当時、マンダロリアン軍はシスと同盟を結んでいた。マンダロリアン艦隊は共和国の主要交易ルートを少なくとも1つ封鎖し、共和国の物流を妨害していたのだ。そのため共和国は封鎖を突破する手段として密輸業者たちを使うようになったのである。

その後、マンダロアは闘技大会で殺害され、新しい後継者がその地位に就いたのだった。

新シス大戦

新シス大戦シスの軍勢を攻撃するマンダロリアン

新シス大戦では、マンダロリアンはジェダイシスの双方と戦うことになる。彼らはダーク・アンダーロードとして知られる謎めいたシスの暗黒卿と対立し、ジェダイ・マスターマータッグとの取引を行った。マンダロリアンが陽動作戦としてダーク・アンダーロードのキャンプを襲撃し、その間にシス卿を殺害するべくマータッグが彼の要塞に侵入したのである。

マンダロリアンによる陽動作戦は成功し、彼らはダーク・アンダーロード配下のゼルトロン将軍と遭遇する。そして彼らはシスの軍をおびき出し、その間にジェダイ・マスターが自らをダークサイドに染めつつ、ダークサイド・マスターを仕留めたのだった。

一方、当時のマンダロア、アング・カスプもシスによって戦争に担ぎ出されていた。彼の戦争がダーク・アンダロードとの戦いだったのか、そしてその結果がどうなったのかは知られていない。

また数世紀後に行われたアンブリアの戦いの後にも、シスのキャンプでマンダロリアン・アーマーが発見されている。これについても、マンダロリアンがアンブリアでシスの側にたって戦ったのか、マンダロリアンがシスのキャンプを攻撃したのか、あるいは単にシスが奪取または購入したマンダロリアン・アーマーを使っていただけなのかは一切不明である。

旧文化の衰退

戦争が終わり、1,000年におよぶ平和が始まると、マンダロリアンは征服者としての過去を捨て去るようになった。彼らはその後数世紀にわたって徐々に変化し、氏族意識が希薄になると共に、傭兵志向の文化へと移行していったのである。共和国の軍との凄惨な抗争の後、多くのマンダロリアンが戦士としての伝統を完全に放棄し、銀河社会の一員として加わるには平和主義が唯一の方法であると信じるようになった。旧文化にしがみつくマンダロリアンたちはコンコーディアに追放され、やがて彼らは絶滅したと信じられるようになったのである。

マンダロリアン内乱

大多数のマンダロリアンは祖先たちの方法を拒否したが、それでも時として暴力的な事件は発生していた。

ヤヴィンの戦いの100年ほど前、当時のマンダロリアンのリーダーが賞金稼ぎダージによって暗殺されるという事件があった。マンダロリアンは報復し、賞金稼ぎに恐ろしい拷問を行ったが、ダージは辛うじて難を逃れ、傷を癒すために冬眠状態に入ったのだった。

またヤヴィンの戦いの60年前には、追放されたマンダロリアンたちの分裂が起こった。マンダロリアン・デス・ウォッチと呼ばれる暴力的な分派が、真マンダロリアンのリーダー、ジャスター・メリールの掲げるスーパーコマンドー・コーデックスの改正に反対し、彼のリーダーシップに対する反抗を起こしたのである。しかし、圧倒的多数のマンダロリアンは平和主義を唱える新マンダロリアンであり続けたのだった。

ガリドランの戦いでマンダロリアンを率いるジャンゴ・フェット

やがて、こうしたグループ間の内乱は農耕惑星コンコード・ドーンへとあふれ出した。デス・ウォッチの首領、ヴィズラはこの惑星でジャスターの暗殺を企てる。しかし、若き孤児だったジャンゴ・フェットの助けによって、ジャスターとその従者たちは罠を逃れることができた。その後、ヴィズラはジャスターとこの辺境の惑星のマンダロリアンたちを追い詰め、ついにジャスターは仲間だったモントロスの裏切りによって殺害されたのだった。

その後、マンダロリアンの主導権はジャスターの被後見人であるジャンゴの手に渡ったが、モントロスはこれを「子供の手に委ねるに等しい」とし、異議を唱える。そしてガリドランの戦いで、ジェダイ・マスタードゥークー率いるジェダイの機動部隊がジャンゴを除くマンダロリアンの生存者すべてを死に追いやると、ジャンゴのリーダーシップも潰えたのだった。このときドゥークーはジャンゴのことを記憶しており、後に自分がジェダイ・オーダーを去った後、彼をクローンのオリジナル・ホストとして雇うことになる。

この災いの後、戦闘部隊としてのマンダロリアンは事実上銀河系から滅ぼされた。一部はマンダロアや既知銀河の他の孤立地帯で生き延びたが、ジャンゴ・フェットカミーノ共和国グランド・アーミーのクローン・テンプレートとなり、クローン大戦が勃発するまで、彼らが銀河系の抗争に影響を及ぼすことは無かった。

しかしナブーの戦い前のパルパティーンがまだ元老院議員だったころ、腐敗したマンダロアのヴロックス議員は、近隣星系惑星に対しマンダロリアン武装軍のメンバーの派遣を開始した。彼らはその富を略奪し、さらにヴロックスはJU-9ジャガーノート・ウォー・ドロイドと呼ばれる違法なバトル・ドロイドの生産にも着手したのである。

銀河共和国はこの襲撃とドロイドの生産を終わらせるため迅速に軍隊を派遣し、その中にはヴォリ・クワナも含まれていた。この戦いは血まみれの結果となるが、マンダロリアン軍は再び壊滅し、ヴロックスも捕らえられたのである。

クローン大戦

新マンダロリアン

クローン大戦中、新マンダロリアンカルヴァラの貴族階級の出身である平和主義者、サティーン・クライズ公爵によって統率されていた。その他の新マンダロリアンの主要人物は、銀河元老院におけるマンダロリアンの代表、タル・メリク議員と、マンダロアアルメック首相である。

クローン・トルーパー

ジャンゴ・フェットから提供されたクローン遺伝子によって、共和国グランド・アーミーにマンドエイド文化の多くの要素が埋め込まれた。これらはカイヴァル・ダーや、マンダロリアンの訓練教官カル・スキラータウォロン・ヴァウによってさらに増強されることになる。

カル・スキラータナルARCを訓練し、彼らは互いを親子と見なしていた。カルはナルARCとクローン・コマンドーたちにマンダロリアンの文化と言葉を教えた。やがて言葉と文化はクローン全体へと広がっていき、ヴォード・アンシャドウ・ウォリアーの激怒などの戦士の詠唱が士気高揚のために広く歌われるようになったが、すべてのクローンがマンダロリアンの伝統を正当に評価したわけではなかった。

戦争全体を通じて、クローンたちは数多くの厳しい状況に立たされ、マンダロリアンの訓練を受けたにもかかわらず多大な犠牲を払うことが多かった。しかし銀河帝国が台頭すると、クローン・トルーパーは帝国軍のストームトルーパーへと移行し、兵士たちはクローンと一般採用兵の混成部隊となる。帝国はクローンの訓練のためにマンダロリアンやデス・ウォッチの元兵士たちを継続補充しなかったため、フェットのクローンたちはテンプレートが持つマンダロリアンの伝統がない状態で成長し、かつての純粋なジャンゴ・フェットのクローン軍はマンダロリアンとしての自覚を失ったのだった。だが、クローン大戦を戦った多くのクローン・コマンドーやトルーパーたちは、退役後に結婚してマンダロアへ帰還し、スキラータ氏族などを形成したのである。

真マンダロリアンの復活

クローン大戦中の探求について語るフェン・シャイサ

エリートARCトルーパーアルファ02、通称スパーは、悪の道を歩み、マンダロリアンを永久に変えてしまうことになった。

ARCの訓練はジャンゴ・フェットが担当していたため、アルファ02はフェットのことを記憶していた。彼はマンダロアへ行き、地元警察隊の兵士からデス・ウォッチの元メンバーに至るまで、マンダロリアン・スーパーコマンドーマンダロリアン・プロテクターへと再建しはじめた。そしてアルファ02はマンダロア・ザ・リザレクターとなり、独立星系連合と共に部下たちを率いたのである。

この兵士たちの中にはトビー・ダーラと後にマンダロアとなるフェン・シャイサも含まれており、2人はアルファ02の正体がジャンゴ・フェットの未加工クローンボバ・フェットに違いないと信じていた。そしてヤヴィンの戦いの20年前、マンダロリアンたちはニュー・ホルスティスの戦いで敗北し、その直後には多くが(理由は不明だが、おそらく同盟者のジオノーシアンによって)ザージャで虐殺されている。またクローン大戦末期には、マンダロリアンは破壊的な電撃戦を繰り広げ、カミーノニュー・ボーナレックスなどの重要な軍事目標を攻撃した。ノーヴァルIIへの任務の後に生き残ったのは、スパー、フェン・シャイサ、トビー・ダーラの3人だけだった。

やがて銀河帝国惑星マンダロアを隷属させた。フェン・シャイサとトビー・ダーラはヤヴィンの戦いの3年後までレジスタンス組織を指揮していたが、ダーラはシティ・オブ・ボーン帝国顧問シュプリーマを滅ぼすために自らの命を犠牲にする。マンダロリアンの人々はフェン・シャイサの元に再集結し、ミルティン・テイケル大提督への反抗を開始したのだった。

その後、マンダロリアンは彼らの宙域に対するナガイ攻撃、そしてナガイ=トフの侵略の間、自由惑星同盟を支援し、エンドア上空での宇宙戦に参加した。さらにその後、彼らはトフナギから駆逐しようとするナガイたちを支援した。またミンドアの戦いでは、シャイサの軍がシャドウスポーン卿の打倒に際して決定的な役割を果たすことになる。そして彼は新共和国への加盟を打診されるが、人々のために独立した立場を選び、それを辞退したのだった。

帝国後の時代

ヤヴィンの戦いの30年後、マンダロリアンたちはフェン・シャイサからマンダロアの称号を受け継いだボバ・フェットによって統治されていた。彼はラクサス・プライムで新しいスーパーコマンドーたちを訓練し、ユージャン・ヴォング大戦においてユージャン・ヴォングと同盟を結んでいたのである。しかし戦争の最後の年、マンダロリアンたちは侵略者への尽力が最善の利益にはならないという結論に達していた。フェットはマンダロアの戦いで自軍を率いてユージャン・ヴォングと戦い、ジンディーンソラティンを解放する。また、彼は少数の部下を連れてカルーラへ向かい、侵略者との戦いの中で旧敵ハン・ソロレイア・オーガナ・ソロを救ったのだった。

その10年後、ボバ・フェットは自らの死期を悟っていた。その後病は癒えたが、彼は自分に万が一のことがあった場合の後継者をゴラン・ビヴァインに決めていた。またこのとき、マータ・ジェヴがボバの孫娘であることが判明する。2人はマンダロア王家の再興に乗り出し、ボバがマンダロアとしての任務をよりうまく遂行できるよう、マータは祖父にマンダロリアンの宿命に関する些細な事実を教えはじめたのだった。

マンダロアに戻ったフェットは、いくつかの論争に対して結論を出した。1つ目は、拡大する第2次銀河内乱の中でマンダロリアンはどちらの側にも味方しないが、個人が対価を受けてマンダロリアンの伝統に従った労役を行うことは禁止しないこと。2つ目は、彼が第一にマンダロリアンの資産強化に関する案を支持することである。これらを実現するために、フェットは200万人のマンダロリアンを故郷に呼び寄せ、ユージャン・ヴォング大戦以前のレベルにまで復帰させた。また、フェットは彼自身のような個人やマンダルモーターズ社の経済力の増強を目指し、初期コストへの助成を行った。しかし、ユージャン・ヴォング大戦の際に作られたクレーターから豊富に埋蔵された貴重なマンダロリアン鉄が発見されたため、これらの努力は無意味なものとなる。この金属は瞬く間にマンダルモーターズ社の2種類の新型兵器、ベスライク・アサルト・ファイターとトラカッド強襲用車両へと吸収されたのだった。こうして新しく追加された軍事兵器と、テクノロジーに優れたヴァーパインとの貿易協定によって、マンダロリアンの将来は万全と思われたのである。

その後、マンダロリアンたちは第2次フォンドアの戦いジェダイ連合の味方となった。また、彼らはローシェの戦いでもヴァーパインを支援している。この間、マンダロアボバ・フェットは、堕落した弟ダース・ケイダスとの戦いに臨むジェイナ・ソロの訓練も行っていた。フェットは彼女の訓練に成功し、ジェイナは<アナキン・ソロ>での凄惨な対決の末、双子の弟に打ち勝ち、彼を殺害したのだった。

ナターシ・ダーラ銀河同盟国家元首に就任すると、彼女とボバ・フェットとの古くからの同盟と仕事上の関係がマンダロリアンにとって有益であることが示された。彼らは政府と銀河系の関心事において、エリート保安部隊および諜報員として極めて大きな役割を演じることになる。またヤヴィンの戦いの43年後には、ダーラは彼らをセフ・ヘリンなどの悪に走ったジェダイに対抗する銀河同盟軍としても利用した。このことはルーク・スカイウォーカージェダイ・オーダーに非常に大きな驚きと懸念を与えたのだった。

シス帝国戦争

第2次帝国内乱における女性マンダロリアン

シス帝国戦争が勃発すると、チャーナン・オードーマンダロアに就任し、人々を銀河同盟への支援に導いた。銀河同盟はフェル帝国との戦いのためにマンダロリアンを雇ったのである。だが不運にも、オードーはボタジェフの戦いで仲間のマンダロリアン、ヤガ・オークスに裏切られてしまう。オークスは通信を遮断し、銀河同盟がマンダロリアン軍の援助に向かうことを妨害したのだった。そのため、彼らは帝国軍に圧倒され、敗北を喫したのである。

その後、オークスはマンダロアの称号を奪い取り、マンダロリアンを戦争の外へと追いやった。マンダロリアン軍はマンダロアで統合されたが、ホンドー・カーテス・ヴェヴェック・カーなどの一部のマンダロリアンは外の惑星で活動を続けていた。

文化

マンダロリアンの文化は極めて単純な遊牧社会で構成されており、銀河系の他の多くの文化から影響を受けている。全体として、マンダロリアンはどんな種族にも偏見を持たないが、マンダロリアンの主義に従う限り、すべての人々をマンダロリアンとして受け入れてきた。また、彼らの社会には多くの戦争孤児(ジャンゴ・フェットミラなど)が引き取られており、彼らもマンダロリアンとして育てられていた。

惑星の地表を攻撃するマンダロリアンとそのバシリスク・ウォー・ドロイド

マンダロリアンは放浪の戦士だが、実際には惑星マンダロアをその故郷としている。彼らは常に放浪の民として暮らしているため、攻撃の際にも壊滅させることは非常に難しい。伝統的なマンダロリアンの家はヴェヒエイムと呼ばれ、容易にかつ素早く移動できるように作られている。また、マンダロア上に作られた道路にはまっすぐなものが1つもないが、これは侵略者への奇襲や拘束を容易にするためである。マンダロリアンたちはこうした戦略によって何千年もの間生き延びてきたのだ。これはマンダロアを一度も訪れことのないマンダロリアンが多いことも意味している。

個々のマンダロリアンは独立した戦士であり、それぞれが同じ文化による絆を保持していた。マンダロリアン・スチールの各片は彼らの力量に応じてマンダロリアン自身によって作られ、選別され、カスタマイズされたものである。また、装甲服はマンダロリアンにとって大きな文化的意味を持っており、それぞれがマンダロアンの心底を表している。だが、「戦士は鎧に勝る」、マンドア語で「ヴァード・オリシア・ベスカーガム」と言うことわざも存在している。

一方、すべてのマンダロリアンが常に前線で戦っていたわけではない。彼らの中には農夫、正規工場労働者、エンジニア、さらには医者などもいる。しかし、すべてのマンダロリアンが戦士としての心を持っており、戦い方を知っているのだ。

マンダロリアンには、レゾルネア(6つの行動)と呼ばれる、従うべき6つの行動指針がある。すなわち、装甲服を着ること、マンドア語を喋ること、自身と家族を守ること、子供をマンダロリアンとして育てること、氏族の成功と存続を助けること、マンダロアからの召集があった場合その命令のもとに集結することである。他の多くの文化と同様に、マンダロリアンの文化もレゾルネアの解釈によって異なることがあった。

マンダロリアンの唯一のリーダーはマンダロアその人であり、マンダロアは仲間の戦士たちからの尊敬を集めている間、その地位を保持することになる。戦闘になると、マンダロリアンは地域や専門知識に応じて異なる小隊や役務に配属される。そして彼らは戦いの中で、各自の能力のおよぶ限り協力しあう。だが、マンダロリアンが戦いによって昇進することはない。なぜなら、彼らには職務などなく、ある種の組織が発生する必要があるのは戦いのときだけなのだ。

これに対する唯一の例外は、ジャスター・メリールがマンダロリアンを率いていたときのことである。彼はほんのわずかだが、マンダロリアンの文化からそれることが多かった。メリールの装甲服は他の誰のものとも異なっており、おそらくはその階級を表す金色と赤色で塗装されていた。一方で、彼の副官モントロスは銀色と青色の装甲服を着ていた。この装甲服の色による階級システムはジャンゴ・フェットにも受け継がれ、彼はジャスターの装甲服を、彼の副官マイルズは青と銀の装甲服を着ていた。ジャスターと同様に、ジャンゴは伝統的なマンダロリアンとは異なる振る舞いを好んでいたのである。

ときおりマンダロリアン・アーマーの色は特別な意味を持つことがあった。たとえば黒色は正義を表し、金色の装甲服は復讐を意味していた。さらに緑色の装甲服は任務、青色は信頼、灰色は失われた恋人への哀悼、赤色は父への敬意である。一方で、単に好みで色を選ぶ戦士たちも多かった。

粗野な外見と戦闘スタイルに反して、平均的なマンダロリアンは想像以上に社交的かつ好意的である。正直に自分の考えを述べ、出された食事をとり、相手の目(またはバイザーの水平箇所)をまっすぐに見据え、招かれたときにはブーツを脱ぎ、借りを返済し、子供をあやし、(文化の一翼に加わる決意がないのであれば)決して異性に言い寄らず、年長者を尊敬さえすれば、マンダロリアンに遭遇してもおそらく殺されることはないだろう。

レゾルネア

レゾルネアはマンダロリアンが従うべき最も神聖な法である。

バジャー・ベスカジャム — 教育と装甲服
アラノヴ・アリット — 自衛、我らの部族
マンドア・バル・マンダロア — 我らの言葉、我らの指導者
アン・ヴェンカイアン・マイ — すべては我らの生存を支える

家族と女性

息子オレイドを訓練するマンダロリアン、ヴェヴァット

家族はマンダロリアンにとってとても重要な概念だが、他の多くの文化と比べて、彼らは家族関係の構成に非常に特殊な信念を保持している。彼らは(結婚という概念を持つ種族の場合)結婚前の貞節を極めて重要視するという事実があるにもかかわらず、親子関係については無関心なのだ。「アリット・オリシア・タルディン(家族の絆は血の繋がりよりも強い)」と信じる彼らは、孤児や身寄りのない大人にもこの考えを広く適用し、文化に組み込んでいる。新しいマンダロリアンとして迎え入れられる際の儀式は「ガイ・バル・マンダ」と呼ばれ、これは「名前と魂」を意味している。マンダロリアンたちは生物学的な子供と養子を一切区別しないのである。

マンダロリアンの結婚

通常、人間のマンダロリアンの子供は伝統に従い3回目の誕生日まで母親の手で育てられ、その後、大人になるまで父親によって戦い方の訓練を与えられる。そしてマンダロリアンたちは13歳、またはそれと同等の年齢で大人とみなされ、戦士への試練(ヴァードゴテン、あるいは「成年への到達」)を経験するのだ。これによって彼らは他の文化よりも早期に結婚し、身を落ち着けている。家族の絆はマンダロリアンの文化で大きな役割を担っており、その結果、彼らは見知らぬ人々よりも家族の周辺で暮らすことを快適だと感じている。結婚や養子縁組の儀式は非常に短く、通常は1行のフレーズあるいは2人の立会人が要求されるだけである。その後、これは合法的にマンダロリアンの法へと組み込まれたのだった。

マンダロリアンの女性は、男性が不在のときに家を守らなければならないため、男性と同等の戦闘能力を期待される。そして育てるべき子供がいない場合は、彼女らも男と共に戦場で戦っていた。理想的なマンダロリアンの女は、肉体的かつ精神的な強さと回復力を持つ人物である。

また、マンダロリアンたちの間では同性婚も普通に受け入れられている。たとえばゴラン・ビヴァインメドリット・ヴァサーは男性同士で結婚し、マンダロアで暮らしていたが、マンダロリアンの社会に完全に適応していた。

氏族の一覧

マンダロリアンには何千もの氏族があるが、特に有名な氏族は以下の通りである。

言語

マンダロリアンはベーシックとはまったく異なる独自の言語、マンドア語を持っている。これは彼らの主要言語だが、彼らは多くの惑星で多くの戦いを経験し、それらの惑星の言葉を学んでいるため、他の多くの言語を理解している。マンドア語は複雑な言語ではなく、銀河ベーシックの多くのフレーズをマンドア語における彼ら独自の言葉に置き換えたものである。

宗教

マンダロリアンには独自の宗教は存在していない。彼らはかつて様々な宗教を有していたことがあり、人々の寛容さとして、各人の出自に基づく他の宗教が重要視されるようになった。だが、フォースの存在についての物理的証拠が示されると、最終的に彼らはすべての宗教を捨て去ったのである。

傭兵

傭兵に転じたマンダロリアン、ジャンゴ・フェット

マンダロリアンの傭兵は銀河系で最も優れた雇われの兵士として認識されている。

ヤヴィンの戦いの3,960年前、マンダロリアン大戦でマンダロリアンが銀河共和国に敗れた後、ジェダイ・ナイトレヴァンはマンダロリアンの氏族を武装解除した上で解体し、落胆した各グループをアウター・リムに分散させた。そこでリーダーシップと名誉を失った彼らは堕落していったのである。その後、マンダロリアン・ネオ=クルセイダーの数人の生存者がマンダロア星系に帰還したが、カンデラス・オードーなどの多くの老兵たちは既にプライドを失っており、雇われの傭兵に身を落したのだった。

有能なマンダロリアンの傭兵は、マンダロリアン大戦の余波の中で非常に需要が高かった。ジェダイ内乱暗黒大戦の間、彼らはキャッシークダントゥイーンナー・シャダーマナン、その他の多くの惑星に集結し、シス共和国、そしてエクスチェンジなどの様々な犯罪組織に自らを売り込んだのである。

ヤヴィンの戦いの3,955年前から3,953年前まで間のあるとき、カンデラス・オードーデクサンにあったマンダロリアン・ネオ=クルセイダーのかつての基地に戻り、オードー氏族の復興を開始した。武器の扱いに長け、鋭い狡猾さを備えた彼はマンダロリアン内部での地位を向上させ、他の氏族の招集に着手する。そして第1次ジェダイの粛清の最中、ジェダイ・エグザイルと共に旅していた彼は、いくつかのマンダロリアンの傭兵グループに独立行動を断念させ、自分の理想に加わらせることができたのだった。

カンデラスが最終的に何人のマンダロリアンを迎え入れようとしたのかは不明だが、いずれにせよマンダロリアンの傭兵は彼らの社会の伝統の一部となり、その活躍は何千年にもわたって続くことになる。

その後、後にマンダロアとなるジャスター・メリールは、古い規範スーパーコマンドー・コーデックスに置き換えることで、社会に溶け込んだ恥ずべき略奪行為の排除を試み、社会に名誉を取り戻した。一方、分派組織のデス・ウォッチはこのような変革に反対し、自分たちの将来を決定するべく、真マンダロリアンとの内乱を戦ったのだった。

後にマンダロリアンは、マンダロア・ザ・リザレクターによって組織されたマンダロリアン・プロテクターとして復興されることになる。

マンダロリアンの傭兵

マンダロリアンの惑星

登場エピソード

外部リンク

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