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ミスローニュルオド

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Mitthrawnuruodo.jpg
Mitth'raw'nuruodo
別名または別表記
別名

Thrawn

人物に関する情報
出身地

シラ

死亡

9 ABY (44)、ビルブリンギ上空、<キメラ>

身体に関する情報
種族

チス

性別

男性

身長

1.8 m

髪の色

青黒色

目の色

赤色

年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

解説

完成された戦略家であるスローン大提督は戦闘を芸術に例え、その両方を熱愛していた。彼は直感的な思い付きを引用し、動機を分析し、敵が気付いて行動を起こす前に何を行うべきか決定することができたのだ。

スローンの最大の武器は心だった。チスの人々がミスローニュルオド(スローンの本名)の思想を危険であると見なして追放したのは大昔のことである。シラのチスは統率の取れた種族であり、24以上の惑星に大規模な艦隊と帝国を築くほどにまで発展していた。スローンの戦略はその大胆さにおいて物議を醸しており、チス拡張領域防衛艦隊における彼の活動も心配のこもった多くの燃えるような赤い目を引き寄せたのだった。

銀河系が初めてチスとの接触を持ったのは、パルパティーン最高議長によって派遣された機動艦隊が偶然にもスローンの艦隊を発見したときのことである。青い肌をした若き司令官は武力と数では劣っていたが、侵略者を撃退することに成功したのだ。

機動艦隊の司令官キンマン・ドリアーナはスローンに和平交渉を申し込んだ。2人は対話を行い、ドリアーナはスローンの論理と道理に満ちた冷静な感情に訴えることができた。彼はスローンに自分の任務、すなわちアウトバウンド・フライトの破壊について説明し、ジェダイ・マスターを満載したこの船がチスの人々に与える脅威について詳細を語った。そしてスローンはドリアーナが失敗した任務を成し遂げ、アウトバウンド・フライト計画を壊滅させたのである。

シラに帰還したスローンは、その戦争行為によって叱責を受けた。彼は自分の行動をシラとチスを防衛するための先制攻撃の一環であると説明したが、政治家たちは彼の急進的な考えを受け入れることができなかった。スローンは監視下に置かれ、やがてチスから完全に追放されてしまった。

だが、チスの損失はパルパティーンの利益となった。新しい皇帝の側近たちは不毛のジャングル惑星でスローンを発見し、彼を軍人として召喚した。帝国宇宙軍には非人類の士官に対する強い差別政策が敷かれていたが、スローンはそれでも軍の高官へと上り詰めていった。

彼はまもなくダーク・ジェダイジェレクの旗艦であるインペリアル級スター・デストロイヤー<ヴェンジャンス>の指揮官に抜擢された。しかし<アドモニター>に転属されると、一転して広大な未知領域の星図を作成するという報われない任務を与えられた。銀河の最僻地にいたスローンは再びチスと接触を持ったが、そのとき彼らはあらゆる差し迫った脅威に包まれていた。かつては大胆なリーダーシップによって追放されたスローンだったが、逆に賞賛される結果となった。多くのチスは彼の帰還を望んでおり、スローンは辺境の惑星ニラーンに密かに秘密基地を設立したのだった。

帝国軍に復帰したスローンは目覚しい昇進を重ねた。彼は副提督に抜擢され、ダース・ヴェイダーの信頼と彼が密かに組織していたノーグリの軍隊を手にした。そして反逆的なザーリン大提督の失脚に一役買った後、スローンはその後任として大提督に昇進したのだった。

ホスの戦い後、スローンは再びアウター・リムの星図作成任務に戻った。そのため、彼の大提督への昇進は反乱同盟軍の注意を引くに至らず、彼の存在さえも知られることはなかった。そして、エンドアでパルパティーンが滅びた後、スローンはニラーンに帰還した。彼はパルパティーンの敗北から4年が経過するまで、一度も帝国には戻ってこなかった。

やがてスローンはギラッド・ペレオン艦長と接触し、帝国艦隊に復帰した。そして彼はコルサントを奪回することによって銀河系を奪い返すという組織的反攻計画を開始させた。彼は情報の断片から素晴らしい戦略を生み出すことで、その才能を証明してみせた。スローンはパルパティーンの作り上げた秘密貯蔵庫の位置を突き止め、そこでクローン軍隊の製造を開始する際に必要となるテクノロジーを発見した。さらに長く行方不明になっていたカタナ艦隊の発見によって、その軍隊に必要な艦船をも手中に収めた。スローンは狂気のダーク・ジェダイ、ジョルース・スボースを仲間に加え、彼のフォース能力を多方面攻撃の調整のために利用した。また、彼はいつでも要請に応えられるようにクローン・トルーパーの隠れ家を銀河系全域に確保していた。

スローンの最大の過ちは、レイア・オーガナ・ソロの強いリーダーシップを見落としていたことだった。レイアはスローンの放った襲撃者をノーグリであると特定し、密かに友好関係を築いていたのだ。彼らの汚染された惑星で、彼女は帝国がノーグリの名誉に対して長年にわたる背信を行っていたことを証明した。彼女は惑星に毒を撒いているのは帝国であって、決して救助しているのではないのだということを示した。事実に憤慨したノーグリたちは帝国軍に対して敵対心をあらわにした。ビルブリンギの戦いの終盤で、スローンの忠実なボディガードだったルクは暗殺者のナイフによって大提督を殺害したのである。

権力の真空状態が続く中、帝国軍は分散すれば再結集し、また分散するの繰り返しだった。ところが10年後、スローンが奇跡的生還を遂げたという知らせが広がり始めた。実際にはこれはスローン自身ではなく、帝国内の共謀者たちがスローンに似ている男を利用していただけだった。しかし、スローンは現実にある種の復活計画を用意していたのである。この事件の最中、ルーク・スカイウォーカーマラ・ジェイドはニラーンで恐ろしい発見をした。スローン本人のクローンが培養されていたのだ。しかし、このクローンは目覚める前に殺され、スローンの遺産を復活させる試みは失敗に終わったのだった。

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