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ミディ=クロリアン

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Midi-chlorian.jpg
Midi-chlorian
一般的な情報
平均体長

微小

特徴

フォースとの交信、集団意識

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ミディ=クロリアンは、細胞内であらゆる生物と共生している、知性を持った微小生命体である。細胞中に存在するミディ=クロリアンの数が十分に多いとき、彼らは共生者にフォースとして知られる普遍的なエネルギー場を検出させることができるようになる。ミディ=クロリアン値はフォースの潜在能力と関わっており、通常の人間では細胞あたり2,500程度だが、ジェダイになるとはるかに大きくなる。歴史上で最も大きなミディ=クロリアン値を示した人物はジェダイのアナキン・スカイウォーカーであり、彼はミディ=クロリアンによって生み出された存在だと考えられている。

ミディ=クロリアン値は血液テストによって計測される。ジェダイは銀河帝国によって粛清されるまで、この方法を用いてフォース感知力を持つ子供たちを捜していた。そして帝国が勃興すると、ジェダイとフォースに関する研究は禁止されたが、ミディ=クロリアンは帝国自身が隠れたジェダイやフォース感知者を捜索するために使用されていた。だがその知識は減少し、その探求も違法な医療行為と見なされたのである。やがて新ジェダイ・オーダーが創設されたとき、ミディ=クロリアンは再び発見されることになるのだった。

禁止されていなかった当時、ミディ=クロリアンに関する研究はフォースを習得した者たち、していない者たち、双方の間で行われていた。医療チームがミディ=クロリアンとフォースとの関係を理解しようとする一方で、ジェダイの治癒者たちは生命に関する独自の研究を行っていたのである。だが、最も深い研究を行っていたのはシスの暗黒卿ダース・プレイガスだった。彼はミディ=クロリアンを操作することによって生命を生み出す方法を発見したのである。

目次

生態

ミディ=クロリアンによって生み出されたとされるアナキン・スカイウォーカー

ミディ=クロリアンは、あらゆる生きた細胞の中で共生関係を作る知性を持った微小生命体である。あらゆる生命体の中に存在するミディ=クロリアンは集団意識を構成し、生命を支えるすべての惑星で同じ形をしている。事実、彼らは生命が存在するために必要不可欠な存在なのだ。また、彼らはフォースと呼ばれる普遍的なエネルギー場との繋がりを持ち、多数集まったミディ=クロリアンは共生相手にフォースを検出させることができるようになる。この繋がりは心を穏やかにすることによって強められ、ミディ=クロリアンに共生相手との会話やフォースの意思との交信を可能にさせている。通常の人間が持つミディ=クロリアンは細胞1つにつき2,500個以下だが、ノヴァ・スティルのような多少のフォース感知能力を持つ生物ではその数が5,000を超えるようになる。ジェダイは特にミディ=クロリアン値が高く、中でも最高の値を持っていたアナキン・スカイウォーカーの場合は20,000を超えていたとされ、これはジェダイ・マスターヨーダをも上回っている。後にスカイウォーカーは有機的な肉体のほとんどを失ったが、残された細胞内には多くのミディ=クロリアンが含まれていた。

ミディ=クロリアン値の大きさは、その人物の持つフォースの潜在能力の高さを表しているが、フォースの能力には他の遺伝的要素も同様に影響を与えている。フォースの強い人物は高いミディ=クロリアン値を持つことが多いが、それがすべてではないのだ。ある医学的理論によると、ミディ=クロリアンはより大きな生命体とフォースと間の繋がりを生成するものだとされているが、逆にジェダイはミディ=クロリアンこそが自分と他の生命を結びつけるためにフォースによって作り出されたものなのだと信じていた。また、ミディ=クロリアン値はフォースの能力の上限を示すものではない。あるジェダイが、より大きな数値を持つジェダイと同等レベルのフォースとの繋がりを手にする可能性も存在している。

また、シスの暗黒卿ダース・プレイガスは、フォースでミディ=クロリアンに影響を与えることによって新しい生命を作り出す技術を開発した。これらは人間さえも誕生させることのできる可能性を秘めており、アナキン・スカイウォーカーはまさに生物学的な父親を持たず、ミディ=クロリアンによって生み出された人物であると信じられている。しかし、多くのジェダイはこれを不可能なことと受け止めており、この考えが初めてジェダイ評議会に提案された際には動揺を招くことになったのだった。

テストはされたが、ミディ=クロリアンが生物の治療に使用された例はほとんどない。これらは既知の病状とは一切関わりがないのだ。一方で、麻酔などの治療に使われる薬品はミディ=クロリアンを薄めてしまうことが知られている。もし、これらが守られるべき重要な生物であったならば、人々は麻酔なしで手術を受けなければならなかっただろう。また、ミディ=クロリアンの豊富な血液を怪我人に輸血することも可能だが、血液提供者のフォース感知力が輸血された人物に引き継がれることはない。

研究と分析

ミディ=クロリアンを分析するためアナキン・スカイウォーカーの血液サンプルを採取するクワイ=ガン・ジン

ミディ=クロリアンは赤い血液細胞中での密度を測定する血液検査によって検出することができる。ただし、この検査は完璧ではなく、常に誤判断が付きまとう。ミディ=クロリアン・テストは標準的な健康診断の一環として、その結果は血液分析の際に記録される。少なくともヤヴィンの戦いの1,000年前から19年前までの間、ミディ=クロリアンを使った血液検査は、ジェダイ・オーダーフォース感知力を持つ子供たちを捜すための主要な手段としていた。ジェダイが使用するコムリンクには血液サンプルを調べるためのミディ=クロリアン検出装置を取り付けられるものもあったが、そこから数値を出すには船などに設置されたコンピューターによってさらに分析する必要があった。また、ダース・ヴェイダー瞑想室に完全な血液検査システムを保持しており、感染症の検査と自身のミディ=クロリアン値の計測の両方を行っていた。

ミディ=クロリアンに関する研究の多くはジェダイの治癒者によって行われていたが、ミディ=クロリアンとフォースとの関連についてはジェダイ以外の医療機関でも同様に研究され、高度な理論が用いられていた。また、惑星ヴジャンでは高いミディ=クロリアン値が地位の証とされ、そのような血筋は名誉ある家系と見なされていた。そのため、この惑星ではミディ=クロリアンへの関心が強く残ることになったのである。

同様に、ミディ=クロリアンに関する実験もときおり行われていた。ヴジャンの名家は 生命体のフォース感知力を高めようとする禁断の実験を実施したが、その結果、この惑星では精神異常者の人口が増加してしまった。また、シスの暗黒卿ダース・プレイガスもフォースを用いてミディ=クロリアンに影響を与える方法を探究し、無から新たな生命を作り出そうとしていた。彼はこの実験に成功したが、その直後に弟子の手によって殺されたのである。

フォース検出装置は、ミディ=クロリアン値を測定するために開発された道具の1つである。科学者ジェナ・ザン・アーバーの計画に基づくフォース検出装置は、制御パックに接続された1対のパドルで構成されている。これらのパドルは被験者の周りに置かれ、その位置で制御パックがミディ=クロリアン値を含む測定値の一覧を読み出すことになる。また、この装置は被験者のワイヤフレーム状のホログラムの周辺に青い光輪を作り出す。この光の強さはフォース感知力と関連しているが、被験者のミディ=クロリアンの密度を直接表したものではない。

歴史

初期の時代

アナキン・スカイウォーカーのミディ=クロリアン値を表示するコンピューターのリードアウト

ヤヴィンの戦いの25,000年前にジェダイ・オーダーが創設される以前には、パラワの門弟たちチャトス・アカデミーダイ・ベンドゥのオーダーなどをはじめとしたフォースを信奉する学派が数多く存在しており、ハッド・アバドンオッサスなどの惑星で、それぞれがミディ=クロリアンを含めた科学的なフォースの研究を行っていた。そしてヤヴィンの戦いの3,956年前、フォース感知力の痕跡をほぼすべて失った種族ラカタは、再びフォースの力を手にすることを目指し、フォースの発生に関する基礎理論を発見するための科学的調査を開始したのだった。初期の時代にジェダイがどのようにしてフォース感知力を検出していたかは時と共に失われてしまったが、ヤヴィンの戦いの1,000年前に勃発したルーサンの戦いの直後には、ジェダイもミディ=クロリアンを発見(あるいは失われた知識だったものを再発見)している。その後、ヤヴィンの戦いの19年前に行われたジェダイの粛清までのおよそ1,000年にわたって、フォースとの繋がりを持つ子供たちを発見するためにミディ=クロリアンを用いた血液検査が行われたのだった。そして、非常に遠い未来に影響を及ぼすことになる出来事の中で、非常に大きなミディ=クロリアン値を持ち、フォースに均衡をもたらすとされる選ばれし者の予言が作られたのである。

惑星ヴジャンでは、高いミディ=クロリアン値が社会的地位と同じ意味を持ち、ミディ=クロリアン現象に関する大きな関心が沸き起こっていた。ヴジャンが銀河共和国およびジェダイ・オーダーとの接触をもったとき、最高のミディ=クロリアン値を持つ高位の名家たちは、自らの力を高めることでジェダイによる召還から自分たちを守ろうと努力したのだった。名誉あるマルロー家の第17代マルロー子爵は他の家と共同で、ミディ=クロリアンを遺伝子的に操作し、ヴジャンの人々全体のミディ=クロリアン値を高めようとした。彼らの試みは成功したが、その代償は大きかった。精神面の訓練を行うことなく、惑星全体がフォース感知力を持つようになったが、人々は発狂し、互いを殺しあったのである。

ミディ=クロリアンを操作する方法を編み出したダース・プレイガス

ナブーの戦いの数十年前、シスの暗黒卿ダース・プレイガスは、ミディ=クロリアンを使った独自の実験に着手した。プレイガスは生物の血液中にあるミディ=クロリアンをフォースで直接操作することによって、無から生命を作り出す方法を探していたのである。彼はこの方法によって作られた生物は、フォースを具現化した存在になると信じていた。だが、彼からこの計画について聞かされた弟子ダース・シディアスは、プレイガスが自分の身代わりを作ろうとしていると悟り、その直後に師を抹殺したのである。プレイガスは死の前にこの秘術を使っていたが、シディアスはミディ=クロリアンに影響を与える方法を学んでいなかった。

ヤヴィンの戦いの32年前、ジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンタトゥイーンで立ち往生し、そこで奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーと遭遇した。クワイ=ガンはスカイウォーカーに強いフォースを感じ、その母親シミ・スカイウォーカーから、アナキンには父親がいないことを聞かされる。ジンはアナキンに特別な何かを感じたのだった。そしてその夜、彼は感染症の検査だと言ってアナキンの腕の傷から血液サンプルを採集し、パダワンオビ=ワン・ケノービにそれをテストさせた。すると、スカイウォーカーのミディ=クロリアン値はチャートを振り切り、すなわち20,000以上だったことが判明する。これはマスター・ヨーダや他のあらゆるジェダイをも超える数値であり、オビ=ワンはこの結果に驚愕するのだった。その後、クワイ=ガンはスカイウォーカーをコルサントジェダイ評議会の前へ連れて行く。彼は評議会にスカイウォーカーの異常なミディ=クロリアン値の高さを説明し、この少年はミディ=クロリアンから生まれたのだという信念を語った。さらにジンは選ばれし者の予言を引き合いに出すが、評議会は予言の存在は認めるものの、ジンの結論には同意しなかった。だが、それでもスカイウォーカーが史上最強のジェダイとなる可能性を秘めていると信じたジェダイがいたことも事実である。一方でシス卿の伝承によると、アナキン・スカイウォーカーの出生はプレイガスによるミディ=クロリアンの操作の結果としてもたらされたものだとされている。

共和国の晩年までにミディ=クロリアンは一般に知られた存在となっていたが、その詳細については依然として分からないことが多かった。ヤヴィンの戦いの22年前、スポット・トレードチップ社は有名なジェダイ・ナイトトレードチップを発売し、そこには同社が「入手し得る最高の情報」と称した、ミディ=クロリアン値を含む詳細なデータが記述されていた。しかし、このチップはミディ=クロリアン値に間違いが多いとしてジェダイ・オーダーから激しい非難を浴びることになる。たとえばヨーダの数値は4,000になっており、これはまったく不正確な数値だった。だが、スポット社はすべての間違いは些細なものであると主張し、製品を擁護したのである。

その後、分離主義勢力のリーダー、ドゥークー伯爵がジェダイに対し、プレイガスの弟子ダース・シディアスが密かに共和国を支配していると暴露した。そして17ヵ月後、ジェダイのロナー・キムは、議員たちのミディ=クロリアン値をテストすればフォース感知力を持つシスが見つかるはずだという考えを思いつく。キムはこの話をパルパティーン最高議長(すなわち正体を隠していたダース・シディアス)に持ちかけたが、議長は政治的に不可能だとしてその提案を退けたのだった。キムはこの考えをジェダイ評議会に報告していなかったため、パルパティーンは彼を罠にはめて殺害し、キムの計画が再び陽の目を見ることがないようにしたのである。

帝国の時代

ミディ=クロリアン値を計測するために使用するフォース検出装置

共和国最後の年になっても、ジェダイの治癒者や医学者たちよってミディ=クロリアンに関する研究が行われていた。クローン大戦中に共和国を裏切ったカミーノアンコー・サイも、ミディ=クロリアンとジェダイの遺伝子の謎を解明しようとしていた科学者の1人である。一方で、このときジェダイ・オーダーフォースに関する経験論と明らかな事実を除き、その他すべてを科学的に解明できるものではないと考え、タブーとしたのだった。だがジェダイが壊滅し、銀河帝国が樹立されたとき、このタブーは破られることになる。パルパティーン皇帝の科学者たちはフォースを純粋な物理現象として扱い、ミディ=クロリアンとエネルギーによって構成される明確な要素へと分解した。フォース検出装置はこうした研究の成果の1つであり、これらはジェダイの粛清の際に調査官たちによって使用されたのだった。帝国の時代には、インナー・リムミッド・リムフォース感知者や隠れたジェダイを探し出すためのミディ=クロリアン・テストが日常的に行われ、異常値を検出された者たちは二度と姿を見せることがなかった。そのため、地下社会では違法ドラッグの流通や血液療法が横行し、テスト結果を狂わせたり、数値を低く見せることができるようになったのである。だが、これらも概して効果はなかった。

帝国の勃興後、パルパティーンはジェダイやフォースに関連する一切の情報を完全に隠蔽するよう命じ、銀河系全域のデータバンクからそれらの情報を削除させた。ミディ=クロリアンに関する研究を違法な医学行為とする法令OB-CPO-1198が制定されたのもこのときである。ミディ=クロリアンに関するジェダイの記録はもはや入手することもできず、それらとフォースとの関連についての情報も医学ライブラリからすべて除去されてしまったのだった。医療専門家でさえ、ミディ=クロリアンの検査は続けていても、その本質をほとんど知らない状態だったのである。初代デス・スターで働いていた医師コーネル・ディヴィニは、患者の1人から異常に高いミディ=クロリアン値を検出したとき、それに関するさらなる情報をメドネットに要求した。だが、ディヴィニのリクエストは帝国によって用意されていた警報システムを作動させ、皇帝の従者ダース・ヴェイダーの関心を引き付けてしまう。そして、ディヴィニはOB-CPO-1198に違反した罪で逮捕されたのだった。

ヤヴィンの戦いの11年後にルーク・スカイウォーカー新ジェダイ・オーダーを設立したとき、彼はミディ=クロリアン・テストに関して何も知らなかった。そのため、彼はフォース感知者を探すための独自のテスト方法を考案しなければならなかったのだ。この方法はオーダーによっておよそ30年後に再発見されることになる。

登場エピソード

外部リンク

Presented by じょじょ♪  mail:webmaster@starwars.jp  web: http://www.starwars.jp/  twitter: @moff_jojo

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