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レイス中隊

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Wraith Squadron
指導者: ウェッジ・アンティリーズギャリク・ローラン 創設: 7.5 ABY
本拠地: 不明 消滅: 不明
所属: 新共和国銀河同盟


解説

レイス中隊

新共和国を脱退したローグ中隊が、イセイン・アイサードを後ろ盾とするタイフェラの新政権に対して暴動を起こした後、ウェッジ・アンティリーズ宇宙戦闘機による戦闘だけでなく、諜報活動や破壊工作の能力を持つパイロットの特殊部隊の設立を推奨するようになった。アクバー提督の仮承認のもと、アンティリーズは新共和国中の宇宙戦闘機中隊のはみ出し者のようなパイロットたちを募集し、落伍者、懲罰経験者、さらには軽犯罪者にまで声を掛けたのだった。この中隊の最終的な暫定登録者リストには、ウェス・ジャンソンに父親を殺害された破壊工作の専門家ケル・テイナー、かつての帝国ホロドラマ・スターであり、反乱同盟軍での戦闘機キャリアを自己嫌悪と罪悪感によって損なわしていたギャリク・ローランベーシックを喋り(喉に移植された翻訳機の補助による)、宇宙科学の問題解決に対して天才的な洞察力をもつガモーリアンの生物医学被験者ヴァート・サビリングなどが名を連ねていた。この部隊は同盟軍情報部の責任者、エドア・クレスピンの疑い深い監視のもと、フォロアの月で訓練を受ける。彼らは標準的なオレンジ色とは対照的な緑色のフライトスーツを着用していた。

レイス中隊の名称は、アンティリーズによる後援の内部コンペを経て、投入スペシャリストのタイリア・サーキンによって提案された。彼女曰く、彼らは帝国にとっても、大将軍たちにとっても、ベッドの下の幽霊であり、貯蔵小屋の中にいる怪物なのだという。この案は、中隊を新共和国の「いかがわしい震動ブレード」としたいアンティリーズの目標と一致した。彼らはローグ中隊のような名の知れた部隊にはできない秘密の任務を遂行しなければならなかったのだ。

ズンジと協力関係にあるM2398の月の海賊基地への攻撃の間、ジェスミン・アクバー通信士官(アクバー提督の姪)が地上からのレーザー・キャノンによって撃墜され、レイス中隊は初の犠牲者を出した。彼女のXウィングはダメージを受け、仲間のパイロット、テイナーの必死の努力にも関わらず、月の地表に墜落したのだった。

その後も、ズンジに協力する帝国軍アプウォー・トリジット提督によるフォロアの月への激しい攻撃によって、さらに多くの犠牲者が出ることになる。トリジットのインペリアル級スター・デストロイヤー<インプラカブル>との戦闘の間、レイス中隊のファリン・サンドスキマーが燃料貯蔵庫を砲撃して船を破壊しようとした際に、彼女とユアスク・スリアグが戦死したのだ。だが、最終的に船は破壊され、トリジットも彼専用のTIE/INインターセプターで脱出する際にミン・ドノスによって撃墜されたのだった。

4分の1の隊員を失ったものの、創設間もないレイス中隊は、アクバーとクレスピンから仮承認を与えられることになった。そして、コルサントへと戻ったレイス中隊は、スライサーキャスティン・ダン、投入スペシャリストのシャラ・ネルプリン、車両専門家のディア・パシックを迎え入れ、再編成される。その後、彼らの入隊儀礼が行われると、部隊は自分たちへの信頼と大きな関心を築き上げるため、ホーク=バットと呼ばれる海賊団に偽装し、ズンジへの攻撃を開始したのだった。だが、ハルマッド上空での襲撃の際に、従軍医師のトン・ファナンが撃墜されてしまう。盟友ローランやほかの友人たちが英雄的救出を試みるが、彼は内臓に大きなダメージを受け、惑星の地表で死んでしまったのだった。

その後もレイス中隊はホーク=バットの偽装を続け、ついにはズンジの旗艦、スーパー級スター・デストロイヤー<アイアン・フィスト>の艦上で、ズンジとの会合を行うことになる。会合の間、キャスティン・ダンはウェッジの命令に反して、<アイアン・フィスト>のコンピューターに追跡プログラムを設置しようと考え、艦内をうろついていた。そして、彼は偶然にもズンジの科学者たちが行っていた生物医学研究プロジェクトを目撃し、被験者を解放しようとしたところを、ストームトルーパーに射殺されてしまったのである。

その後、ホーク=バットはクワット・ドライブ・ヤード社に停泊していたスーパー級スター・デストロイヤー<レイザー・キス>の破壊に参加し、ズンジへの報復を遂げることができた。その直後にウェッジはローグ中隊へ復帰するが、ハン・ソロの反ズンジ機動部隊の一員として両中隊の指揮を執り続ける。そして、ズンジがセラギス6で敗退すると、レイス中隊は宇宙戦闘機中隊としては解散となり、新共和国情報部長官エイレン・クラッケン配下の秘密情報チームへと再編されたのだった。

後のユージャン・ヴォング大戦でも、レイス中隊は偵察員、パイロット、諜報員として新共和国に貢献し続けた。この戦争における彼らの主な役割は、戦争末期におけるコルサントの奪回だった。

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