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ビュイック

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Buick.jpg
Buick
別名または別表記
別名
  • convertible
  • groundcar
  • Rudy's Car
製造に関する情報
型式

コンバーチブル

級種
技術設計に関する情報
武装
操縦要員
最小乗員

1名

乗客定員

4名

使用に関する情報
役割
  • Airspeeder
  • Landspeeder
  • Starfighter
年代
最初の使用

32 BBY

最後の使用

10 ABY

所属
主な所有者

ラディ

[非表示]

ビュイックは、グラウンドカー、またはより独特な言い方でコンバーチブルとも呼ばれる、地上や空の移動から宇宙での戦いにまで対応した特殊な乗り物である。この乗り物は既知の宇宙の外側で作られたものであり、銀河系の中ではかなり特異な存在である。ビュイックは目に見えない強力なエンジン・システムによって宇宙空間でも素早く航行でき、極めて丈夫な装甲を持っていた。また、隠された武器としてレーザー・キャノンクラスターミサイル発射装置が装備されており、宇宙戦闘機、戦車、歩兵、宇宙および地上の施設、さらには大型艦船まで含めた様々な敵に対して効果的な攻撃が可能である。

ビュイックの内部には、詳細なダメージ・インジケーター、地図、操縦ハンドル、その他いくつかのダイヤルと読み出し装置が装備されていた。コンバーチブルは惑星上での戦闘ではランドスピーダーとして使用され、ヤヴィンの戦いの直後にはエアスピーダーとして高高度での戦闘や、宇宙での戦闘にも使用された。さらに、ハイパードライブの導入によってビュイックの利便性はさらに高まり、敵に対して単独で行動できるようになったのである。

過去のある時点において、この車両はラディという名の人物に所有され、この間は単にラディの車と呼ばれていた。そしてヤヴィンの戦いの32年前まで、ビュイックはナブー王室警備隊の所有物となっており、ナブー侵略の直後からナブー奪回のときまで使用されていた。また銀河内乱の時代には、反乱同盟軍銀河帝国に対する攻撃において使用し、その10年後に樹立した新共和国でも引き続き使われていたが、この頃のビュイックはさすがに過去の遺物と呼べるほど時代遅れの乗り物となっていた。

特徴

ビュイックのフロントエンド

ビュイックは黒地の車体にクロームのマーキングと装飾でアクセントをつけたジェット・コンバーチブルである。ヤヴィンの戦い直後には反乱同盟軍カーリスト・ライカン将軍から古めかしい乗り物だと評されたが、車体は重防備であり、パイロットと乗員を安全に防御することができた。パイロットの頭上には日よけのような屋根が付いており、ビュイックが巡航速度に達した際はこれらを機体後方に格納することができた。また、機体の前後には2枚のプレート状の物体が取り付けられており、これらの白いプレートには「California」と「KOELSH」の文字が書かれていたが、後に取り外されている。さらに、車体の前後には照明装置も取り付けられていた。

車体内部には、パイロットの隣席を含めて、多くの乗員を座らせることのできる複数の座席が用意されていた。また、内部のどこかにはアストロメク・ドロイドを搭載する場所も用意されており、このドロイドはビュイックが敵と遭遇した際に必要となるすべての修理を担当していた。ナブー侵略の際にナブー王室警備隊ランドスピーダーとして使用されていたときにはコクピットが非常に簡素化されており、パイロットの前に照明、ダイヤル、スイッチの並んだ屋根のない部分があった。

この車両はダッシュボードに取り付けられた操縦ハンドルと足元にあるいくつかのペダルによって制御される。ヤヴィンの戦い以前は、反乱同盟軍によって惑星の大気圏内上層部でエアスピーダーとして使用されており、パイロットはそれぞれ異なる目的に使われる複数のディスプレイを参照していた。その後、ビュイックは宇宙航行が可能となり、この頃には機器パネルからほとんどの表示装置が排除された。周辺領域や敵味方を表示する地図、僚機を呼んだり命令を伝える手段、高性能ダメージ・インジケーター、武器の読み出し装置もなくなってしまい、代わりに舷窓の下と各ドアに2枚の鏡が取り付けられた。これらによってパイロットは不鮮明ながらも後方の状況を確認できるようになったのだ。

シードを走るビュイック

ビュイックの内部にはさらに2つの装飾品があった。1つは天蓋の鏡から吊り下げられたバニーマックスであり、もう1つは特徴的な揺れる頭部を持った謎のクリーチャーである。またこの車には照準コンピューターも搭載されており、パイロットは容易に敵と味方を区別し、任務の対象物を詳細に捉えることができた。

ビュイックのエンジンは宇宙空間を素早く動けるほど強力だが、外見上はまったく見えない。目に見えるものは2本の排気ポートだけであり、エンジンは車体後方に格納され、宇宙戦闘機を思わせる光を放っていた。しかし、これらのエンジンはハンガーから宇宙へ出る際によく故障した。ビュイックが離着床デッキの端に達したときに車体から脱落してしまうのだ。だが、その後は亜光速エンジンがすぐに起動し、パイロットは制御と動きを取り戻すことができる。また、コンバーチブルには車体の前後に2本ずつ、4本の車輪が付いており、特に後輪は装甲に覆われていた。しかし、これらは車体が浮遊するため、輸送目的には使用されていなかった。後に、ビュイックは他の船や装置の助けを借りることなくハイパードライブによって遠くの惑星へ旅立つことができるようになり、その間は完全な自動操縦となったのだった。

エンジンが付いているときは、ビュイックに搭載された武器は見えないようになっていたが、デュアル・レーザー・キャノンと2基のクラスター・ミサイル発射装置はかなりの火力を有していた。前方に搭載されたレーザー・キャノンは長時間におよぶ安定した砲火が可能であり、車体下の後方に配置されたクラスター・ミサイル発射装置にはそれぞれ3発のミサイルを装填することができる。

歴史

ハンガーを出るビュイック

過去のある時点において、この車両はラディという名の人物に所有され、この間は単に「ラディの車」と呼ばれていた。そしてヤヴィンの戦いの32年前、ビュイックはナブー王室警備隊の所有物となり、ナブー侵略の際に地上での戦闘に使用されていた。ただし、このときビュイックはナブー側の戦力だったが、奇妙なことに操縦していたのはB1バトル・ドロイドである。

そしてヤヴィンの戦いの直後には、ビュイックは反乱同盟軍の所有となっていたが、この頃には既にかなり時代遅れの車両となっていた。だが、反乱軍はこの車をモン・カラマリ・スター・クルーザーのハンガーに保管しており、ウェッジ・アンティリーズなどの反乱軍パイロット帝国軍に対する任務の中で使用することもあった。やがてコンバーチブルは反乱軍の後継にあたる新共和国の所有となり、ヤヴィンの戦いの10年後に勃発した第1次モン・カラマリの戦いに参加したことが確認されている。

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