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TIE/Dディフェンダー

提供: スター・ウォーズの鉄人!

この項目はTIEディフェンダーについて記述しています。あなたが探している項目はTIE/Dオートメート・スターファイターかもしれません。

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TIE/D Defender
製造に関する情報
製造元

シーナー・フリート・システムズ社

製品

TIEシリーズ

型式

ツイン・イオン・エンジン・ディフェンダー

級種

宇宙戦闘機

価格
技術設計に関する情報
全長

9.2 m

最大加速度

4,220 G

MGLT

155 MGLT

最高速度(大気中)

1,680 km/h

エンジン

SFS社P-sz9.7ツイン・イオン・エンジン(能率:230 KTU)

ハイパードライブ能率

クラス2.0

ハイパードライブ

SFS社ND9ハイパードライブ駆動装置

動力機関

SFS社I-s4dソーラー・イオン化リアクター

シールド

ノヴァルデックス社偏向シールド発生装置 2基(能率:200 SBD 総計)

装甲

タイタニウム装甲、クワダニウム・スチールソーラー・パネル (能率:20 RU

航法システム

SFS社N-s6ナビコン

航行装備

SFS社F-s5x航行制御システム

武装
操縦要員

パイロット 1名

乗客定員

なし

積載重量

65 kg

航続期間

2日間

その他の装備
使用に関する情報
役割
年代
所属
[非表示]

TIE/Dディフェンダーは、エンドアの戦いの直前に、帝国宇宙軍に向けてシーナー・フリート・システムズ社で開発された高性能TIEシリーズスターファイターである。この戦闘機は以前のTIEモデルから脱却した新しい宇宙戦闘機設計の象徴であり、ハイパードライブ偏向シールドを装備しているため、帝国軍大型艦船から離れた単独任務を行うことが可能だった。TIEディフェンダーは軽快な速度と火力を併せ持ち、この当時入手可能な宇宙戦闘機としてはおそらく最も高性能なものだった。

TIEディフェンダーは非常に高価であり、さらに政治的要素も加わったため、銀河帝国内で広範囲に利用されるには至らず、極わずかなエリート・パイロットたちが使用していただけだった。この宇宙戦闘機は裏切り者のデミトリアス・ザーリン大提督に対する帝国の戦いで重要な役割を演じ、その後もエンドアの戦いなどの他の戦闘で少数の機体が使用されている。しかし、この高性能戦闘機は他のいくつかの勢力からも注目を集めていたため、帝国はこのテクノロジーの拡散を防ぐために奮闘を強いられたのだった。

パルパティーン皇帝の死後、TIEディフェンダーは引き続き残存帝国軍でわずかに使用されており、ユージャン・ヴォング大戦を含む多数の戦闘にも関わっている。

特徴

TIEディフェンダーの中隊

TIEディフェンダーは伝統的なTIEシリーズのデザインに斬新な改良が加えられ、コクピットの周りに等間隔に3枚のソーラー・パネルが取り付けられていた。公には帝国軍の戦闘機デザインに「論理的発展」を求めたことになっているが、実際には反乱同盟軍宇宙戦闘機の戦略が成功し続けていることを暗黙のうちに認めた格好になっている。シーナー・フリート・システムズ社は帝国軍の明確な指示を受け、高速、重武装、さらにはハイパードライブをも装備した戦闘機、すなわち同盟軍で使用されているものと同じような戦闘機を開発したのである。だが、TIEディフェンダーの製造には1機当たり300,000クレジットものコストがかかり、実際にこれは標準型TIE/LNスターファイターの5倍以上の価格だった。

TIEディフェンダーはハイパードライブを搭載したことによって支援母艦から独立した航行を行うことができた。さらに、多数の兵器を搭載しているため多くの敵機と遭遇しても互角以上の戦い振りを発揮することができ、他の帝国軍戦闘機にはない柔軟性を見せていた。標準的な帝国軍の戦略ではTIEディフェンダーを4機単位で出撃させていたが、帝国軍司令官は状況に応じて任務を調整し、この戦闘機の卓越した性能が有利な方向に活かされるようにしたのだった。

TIEディフェンダーは帝国軍で最も高速な宇宙戦闘機の1つでもあり、標準的なTIE/LNスターファイターよりも40パーセントほど速度が向上していた。推進機構には従来どおり基本的なツイン・イオン・エンジンを採用していたが、I-s4dソーラー・イオン化リアクターと最新型のP-sz9.7イオン・エンジンの組み合わせによって、さらなる加速が可能だった。機動性もクワダニウム・スチール製の3枚の翼に取り付けられた噴射孔によって劇的に向上されており、TIE/INインターセプターをはるかに凌ぐ急降下、急旋回が可能になっていた。さらに、シーナー社はTIEディフェンダーに自社製のF-s5x航空制御システムを採用しており、パイロットによる指示が軽快に機体へと伝わるようにもなっていた。

また、TIEディフェンダーの3枚の翼の先端にはそれぞれに強力な武器が搭載されていた。下部の2枚には2基ずつのシーナー社製L-s9.3レーザー・キャノン、上部の翼には1対のボーステル社NK-3イオン・キャノンが搭載されていたが、これらは多数の標的に対する個別発射と、集中攻撃用の連動発射の両方が可能だった。その他にも、プロトン魚雷震盪ミサイル兼用のM-g-2汎用弾頭発射管が2門用意されており、タイタニウム製の機体を強化する1対のノヴァルデックス社偏向シールド発生装置も装備されていた。

歴史

スローンミサイル・ボートの攻撃を受けるTIEディフェンダー

TIEディフェンダーはエンドアの戦いの直前に製造されたTIEシリーズのプロトタイプである。その初期段階のテストでは帝国軍の上級将校たちを驚嘆させたが、実際にはオニキス中隊など一部のエリートTIEファイター部隊で使用されたに過ぎない。事実、この戦闘機の開発は極秘のうちに進められ、その存在を知る者は帝国宇宙軍の上層部に位置する最高位の高官たちだけなのだ。

TIEディフェンダーの開発計画を監督していたのは野心的なデミトリアス・ザーリン大提督である。彼は愚かにもパルパティーン皇帝の失脚を目論んでおり、皮肉にもTIEディフェンダーはザーリンの野望を阻止するために使用されることになる。マレック・スチール大佐ダース・ヴェイダーがこの計画の初期段階に加わり、数機のプロトタイプをザーリンの討伐に使用した。最終的にはスローン提督未知領域でザーリンを抹殺したのである。

TIEディフェンダーは銀河内乱の時代に開発された中でも最も優秀な宇宙戦闘機の1つだが、製造コストの問題と皇帝の死やザーリン大提督の裏切りによって引き起こされた混乱によって、広範囲な運用が実現されるには至らなかった。エリート部隊のパイロットたちによって数機が使用されたものの、依然として大部分の帝国艦隊ではTIE/LNTIE/INインターセプターが主力戦闘機として君臨し続けており、スローン大提督の復帰後も、こうした情勢は一向に変化しなかった。

外部リンク

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