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スラッカン・サル=ソロ

2011年10月9日 (日) 20:31時点におけるJojo (トーク | 投稿記録)による版

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Thrackan Sal-Solo.jpg
Thrackan Sal-Solo
人物に関する情報
出身地

コレリア

誕生

35 BBY (0)

死亡

40 ABY (75:5:15)、コレリア

身体に関する情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

茶色、後に灰色

目の色

茶色

年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

解説

ハン・ソロの父の姉の息子にあたる従兄弟、スラッカン・サル=ソロは、見た目も声もハンにとてもよく似たコレリアンである。実際、外見上のわずかな違いと言えば、スラッカンの方がやや肉付きがよく、髪や顎鬚に白髪が多いという程度でしかない。だが、その性格は正反対であり、スラッカンは冷酷で非情な男として知られている。子供の頃、彼はハンを頻繁に虐待し、ハンがある程度の年齢に達すると彼を密輸業者ギャリス・シュライクに売り渡したのだった。そして帝国の時代になると、スラッカンは帝国軍の高級将校を自称するようになるが、実際にはコレリアの帝国軍総督に雇われた使用人でしかなかった。彼はいつか帝国アカデミーに入学することを夢見ていたが、ハンが軍籍を剥奪された事件によって、同じソロの名を持つスラッカンにもペナルティが与えられており、決して夢がかなうことはなかったのである。それでも彼は望みを捨てず、やがてディクタートの死亡が推定されると、その地位を法的に相続することに成功する。これはちょうど、ハン・ソロが密輸業者になったころのことだった。

しかし、スラッカンは地下組織に潜り、帝国が強要する種族共存状態からのコレリアン・セクターの脱退を画策し始める。やがて新共和国の時代となっても彼は姿を隠し続け、人間至上主義の第一段階としてヒューマン・リーグを組織した。スラッカンはこの組織の影の首謀者となり、コレリアン通商サミットの直前にセクター内で種族間抗争を引き起すと、その直後に隠れ家から姿を現したのだった。彼はサミットに出席するためコレリアン・セクターを訪問していた新共和国のレイア・オーガナ・ソロ元首を監禁し、同セクターの新共和国からの脱退を訴えると、自らをディクタートと宣言した。そして、スラッカンは要求を受け入れなければ新共和国の星系を1つずつ破壊すると宣告したのだった。やがて予告された時が訪れ、スター・バスター計画のリストの2番目に位置していたサンタ・ジルブラが予告どおりに破壊される。実際に1番目に記載されていた星も爆破されており、謎の超兵器の存在は疑いようのない事実となったのである。

ヒューマン・リーグは自分たちでも理解できないテクノロジーを使って、コレリアン星系の周囲にセンターポイント・ステーションを中心とする強大なインターディクション・フィールドを形成し、星系を外界から封鎖した。また、新共和国からの分離、そして星系内での種族間抗争による混乱の中で、スラッカンは従兄弟のハンを捕らえることに成功し、彼を人質とすることでレイアを意のままに動かそうと試みる。彼は酒に酔った勢いでハンに頻繁に熱弁を振るい、ただ楽しむために彼をセロニアンと戦わせたりもしていた。しかし、スラッカンにとってそれが裏目に出る結果となる。ハンは対戦相手にさせられたセロニアンのドラクマスへの協力を約束し、2人で脱出することに成功したのである。

ハンとドラクマスが脱走した直後に、バクラ軍の支援を受けた新共和国軍による攻撃が開始された。彼らはバクラ軍の新技術によってインターディクション・フィールド内に侵入することができたのだ。計画が脆くも崩れ去ることを感じたスラッカンは、ハンとレイアの3人の子供たち、ジェイセンジェイナアナキンの誘拐を命じるが、この思惑はチューバッカ、子供たちの家庭教師に雇われていたドロールエブリヒム、そして彼の伯母マーチャ公爵夫人によって阻止された。そして彼らはドロールでコレリアン星系の5つの惑星にそれぞれ隠されたプラネタリー・リパルサーを発見したのだった。だが、アナキン・ソロが好奇心からこの古代の装置を起動してしまい、プラネタリー・リパルサーの存在はスラッカンの知るところとなる。結局、子供たちはヒューマン・リーグに捕らえられ、リパルサーも彼らの支配下に置かれてしまうのだった。

そのころ新共和国は星系を破壊する力を持った超兵器スターバスターの正体が、コレリアン星系の双子惑星タラストララスの間に位置するセンターポイント・ステーションであることを突き止めていた。この古代の宇宙ステーションはハイパースペースを通過する強力なリパルサー・ビームを発射することができるのだ。各惑星に配置されたプラネタリー・リパルサーはセンターポイント・ステーションを操作するための装置なのである。最初にこの兵器の存在に気づいたのはサコーリア星系を統治するサコーリアン・トライアドであり、彼らはスターバスター計画を武器として新共和国に対抗しようと目論んでいた。スラッカンもその協力者の1人だったが、やはりセンターポイント・ステーションの力によって作られたインターディション・フィールドを盾に、この計画を利用してコレリアの総督の座を手に入れようとしていたのだった。

やがて新共和国軍とサコーリアン・トライアドの艦隊との戦いが開始されると、ソロの子供たちは勇敢にも<ミレニアム・ファルコン>を飛ばして逃走する。それに気づいたスラッカンは彼らを追跡するが、バクラン艦隊の旗艦<イントルーダー>トラクター・ビームに捕捉され、新共和国の捕虜となってしまう。最終的にコレリアン・セクターでの反乱はすべて鎮圧され、スラッカンは法廷で有罪判決を受けたのだった。

そして8年後、銀河系ユージャン・ヴォングによる侵略の危機に瀕していたとき、セロニアドーサス・タル刑務所に服役していたスラッカンは、センターポイント・ステーションを再び起動したいという考古学者から釈放の機会を与えられた。この学者の正体はセンターポイント・ステーションがユージャン・ヴォングに対抗する武器となり得るかを調査するチームの一員だった。このときユージャン・ヴォングはフォンドアを攻撃しており、ヘイパン艦隊を援軍に得た新共和国軍がフォンドアの防衛に向かっていたのである。スラッカンとその部下たちは、この宇宙ステーションとの精神的繋がりを持つアナキン・ソロが操作を行うべきだと主張する。しかし、殺戮行為を非とするジェイセンの説得によってアナキンはそれを拒否し、スラッカンが自らプラネタリー・リパルサーを発射させることになった。その結果ビームは標的を大きく逸れ、ユージャン・ヴォングもろとも味方であるヘイパン艦隊の大半と、フォンドアの地表の一部を焼き払ってしまったのである。ヘイピーズ連合王国はこの惨事に対して政治的非難を浴びせたが、スラッカンは残虐なエイリアンに大きなダメージを与えた英雄として賞賛されることになるのだった。

その後、マーチャ総督をコレリアから追放したスラッカンは、自分こそがコレリアン・セクターを独立した存在へと導く有力な候補者であると自負するようになる。数々の悲劇を生み出したものの、彼は過去の功績によってセクター内で英雄としての名声を得ており、次期総督を選出する選挙へ立候補したのだった。彼はセンターポイント党の実権を握り、ユージャン・ヴォングや新共和国がこのセクターを汚さぬよう努力するべく、セクター内における保安施策を強化した。しかし、ユージャン・ヴォングの攻撃によってコルサントが陥落すると、スラッカンは侵略者たちと友好条約を調印し、コレリアン・セクターの中立を認めさせたのだった。だが、ユージャン・ヴォングの最高大君主シムラはスラッカンをコレリアに帰還させず、彼をイリーシアの大統領およびピース・ブリゲードの最高司令官に任命した。その後、不運にも彼はイリーシアで新共和国に捕らえられ、そこでセンターポイント党が彼のコレリアン・セクターからの追放を決定したことを知らされる。新共和国に逮捕されたスラッカンは後に身柄をコレリアに引き渡され、再び反逆者として裁判を受けることになるのだった。

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