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タロン・カード

2011年10月9日 (日) 20:31時点におけるJojo (トーク | 投稿記録)による版

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Talon Karrde.jpg
Talon Karrde
人物に関する情報
誕生

31 BBY

身体に関する情報
種族

人間

性別

男性

身長

1.7 m

髪の色

黒色

目の色

明るい青色

年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

銀河系の暗黒街に広がる無法地帯には、良心の呵責なく殺人を犯すジャバ・ザ・ハットのような、貪欲と悪徳、そして良心の欠如を伴った卑劣な犯罪者たちがはびこっていた。しかし、タロン・カードはそのなかでも一線を期していた。帝国の没落後に台頭した彼は、洗練された鋭い知性を持つ、熟練した密輸業者の首領である。

解説

タロン・カード

タロン・カードのならず者としての経歴は、ジョージ・カーダスの密輸組織に参加したときから開始された。そしてカーダスがダゴバへの奇妙な旅に出発し、豹変すると、カードは彼の組織を引き継ぐことになる。彼はエンドアの戦いの直前にジャバ・ザ・ハットが殺害されるまで、組織を密かに維持していた。カードは情報を収集し、明らかに無関係と思える情報を繋ぎ合わせて1つの事実を導き出すことに情熱を感じていた。彼はこの才能を駆使し、ジャバの死によって求心力を失った無数の地下組織との接触を排除していったのだ。地下組織の成長に良く見られる複雑な敵対関係や不正を招くことなく、ゆっくりと、そして静かに、カードの密輸組織は銀河系で最大の組織の1つにまで成長したのだった。

カードの組織がヴァロナットで狩猟計画の調査を行っていたとき、彼はセリナ・マーニスと名乗る際立った若い女性と出会い、思いがけない収穫を得た。この女性はハイパードライブの整備士として突出した才能と技術を持っていた。そしてヴァロナットへの訪問が悪転し、カードの副官だったクレヴ・タッパーが命を落としたとき、カードはセリナに救われる。カードは彼女に価値を見出し、感謝の証として彼女を雇った。本名をマラ・ジェイドと名乗る彼女はカードから多くを学び、やがて彼の副官となるのだった。

カードの行動はときおり新共和国の行動と重なる部分があったが、彼は銀河政府を破滅させる大規模な変化のなかで中立にいることを決心した。このような立場はエンドアの戦いから5年後に始まったスローン大提督によるコア奪回計画の際に困難に直面した。カードの本拠地は、森林にイサラミリと呼ばれる土着生物がいること以外、とくに特徴の無い辺境の惑星マーカーにあった。このトカゲのような土着生物はフォースを「押し戻す」特殊な能力を持っており、フォースを使用できなくする空間を作り出すことができるのだ。スローンにとって、これは新共和国を崩壊させる計画のなかの重要な要素だった。

カードは帝国軍兵士たちにイサラミリを収穫する許可を与え、彼らが意図している計画の断片を繋ぎ合わせようと試みた。同時に、彼はマラ・ジェイドの隠された過去を探ろうと試みた。彼女はフォースとの親和性を示し、ルーク・スカイウォーカーに対する激しい憎悪をあらわにしていたのだ。

彼は故障したXウィングに乗って宇宙空間を漂流していたスカイウォーカーを発見し、その両方の謎を解く手掛かりを手にする。カードの秘密基地は、多くのイサラミリが棲息する森林の中にあり、ジェダイのフォースを効果的に封じていた。彼はルークを基地に連れて行き、ルークをスローンに引き渡す可能性について考えた。だが結局、カードはその計画を取りやめたためスローンを敵に回すことになり、マーカーにあるすべての施設を失うのだった。

カードの組織は新しい本拠地を求めて旅立ち、辺境の惑星リシに一時的な滞在を行っていた。だが、帝国軍はついにカードの居場所を突き止め、彼を拘束した。そしてカードに借りのあるスカイウォーカーはマラ・ジェイドと手を組み、彼を救出に向かったのだった。

救出されたカードは感謝の証として、新共和国に長年にわたって行方不明だったカタナ艦隊の座標を提供する。そこにはスローンの反抗を覆すことができる何百隻もの戦艦が眠っているのだ。同時に彼は密輸業者の連合を召集し、再編成された帝国軍に対する情報収集および徹底抗戦を通じて、新共和国を支援した。彼らは新共和国に対して極めて重要な援助を提供し、ビルブリンギの戦いにおけるスローンの敗北を決定付けたのである。

密輸業者たちの連合はマラ・ジェイドの指揮の下で密輸業者同盟として正式に組織され、暗黒街で成熟していった。ジェイドの影響力が増すに連れ、カードは引退したかと思われていたが、実際にはかつての良き指導者であったジョージ・カーダスの捜索を行っていたのである。ランド・カルリジアンとマラ・ジェイドもその長い捜索の旅に協力し、彼らはついに遠方のケイソル・セクターにある惑星エクソクロンにカーダスがいることを突き止めた。

しかし、エンドアの戦いから15年が経過したとき、カーダスの探索は新共和国の内乱を回避させるために不可欠な要素となり、カードにとってもこれは個人的好奇心を大きく超える任務となった。帝国軍の工作員によって仕掛けられた政治的暴動によって、数十年前に起こったカーマスの滅亡にボサンが関与していたという疑惑が発覚し、緊張が引き起こされたのだ。カードは、カーダスがボサンに向けられた敵意の増大を防ぐために必要とされる情報を持っていることを確信していた。

その目的に向けて、カードはミストリル・シャドウ・ガードシェイダ・デュカルを伴い、辺境のケイソル・セクターへと侵入する。かつての教え子と再会したカーダスは、彼の事業の成果と成功を誇りに思っていたが、カードが必要とする情報を手渡すことはできなかった。しかし、この旅の成果は十分なものだった。カーダスは復活したとされるスローン大提督に扮したペテン師に関する明白な証拠を提供してくれたのだ。

その後、再び政治的背景の変化が訪れ、カードはいるべき場所に立ち会っていた。帝国軍の残党と新共和国との間で和平条約の調印が行われ、ついに銀河内乱が正式に終結したのである。カードは双方の陣営にとって利益となる共同の情報機関を設立するために尽力するのだった。

マラ・ジェイドは「スローンの手」事件の後、ルーク・スカイウォーカーと結婚した。カードも式には参列したが、もはや彼女の忠誠がルークに向けられていることは明らかだった。幸いにして、彼には新しい副官シェイダ・デュカルがいた。そして、カードは新しい任務を待っていた。帝国と新共和国との間には平和が存在しているが、カードが努力する情報収集機関の設立は、双方に大きな利益をもたらすことになるだろう。

その後、カードとその副官シェイダは、ユージャン・ヴォングの非情な侵略と戦う新共和国、および新ジェダイ・オーダーへの援助活動を続けていた。

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