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テネル・カー・ジョー

テネル・カーから転送)

Tenel Ka Djo2.jpg
Tenel Ka Chume Ta' Djo
人物に関する情報
出身地

ダソミア

誕生

10 ABY (45)

身体に関する情報
種族

人間

性別

女性

髪の色

茶色

目の色

灰色

年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

テネル・カーは、ヘイピーズイソルダー王子、そしてダソミアの魔女の1人テネニエル・ジョーとの間に生まれた王女である。彼女はユーモアに乏しい短気で頑固な娘だった。

経歴

赤錆色の髪と、大きくて清涼とした灰色の瞳を持つ彼女は、母テネニエルの氏族に属する他の魔女たちの伝統に従い、母の故郷ダソミアで育てられた。そのため、彼女はダソミアの女戦士たちが着用する爬虫類製の緋色とエメラルド色の皮でできた短かめの衣服を好んで着用していた。また、テネル・カーは生まれたときから母親譲りの強力なフォースを持っており、後にはジェイセンジェイナの2人のソロと同時期に、ヤヴィン4に設立されたルーク・スカイウォーカージェダイ・アカデミーに加わった。このとき彼女はヘイピーズの王位継承権を放棄しており、他の訓練生にも王女という身分のことは明かしていなかった。アカデミーで訓練するなかで彼女はフォースの力をさらに向上させていったが、その一方でフォースの使用は弱さの証しだと考えるようになり、むしろ自身の体を使って戦うことを好むようになるのだった。

テネル・カーはジェダイ・アカデミーで、ジェイセン、ジェイナ、そしてチューバッカの甥にあたるジェダイ候補生ローバッカたちと急速に親交を深めていった。ある日、4人はヤヴィン4のジャングルで壊れたTIEファイターを見つけ、それを修理した。彼らはこのTIEファイターにハイパードライブまで取り付けたが、驚いたことにコールと名乗るパイロットがまだ生きていたことを知るのだった。彼はヤヴィンの戦いのときに衛星に不時着し、その後帝国が衰退した事実さえ知ることなく、20年近くの間、1人で孤独に生き延びていたのである。コールはジェイセンとジェイナを捕らえ、2人を人質としてヤヴィンからの脱出を試みた。テネル・カーがアカデミーへ助けを呼びに戻ったことで、双子は無事に救出されたが、コールはそのまま逃走に成功するのだった。

その後、またしてもソロの双子とローバッカが誘拐されるという事件が起こった。そして、ルークはランド・カルリジアンの失われたコルスカ・ジェムと宇宙ステーション・ボーゴー・プライムとの繋がりを突き止めると、テネル・カーを伴い、シャドウ・アカデミーに関するあらゆる手がかりを求めて旅立っていった。やがて2人はダソミアに到達し、そこでフォース感知者を装ってシャドウ・アカデミーに護送された。シャドウ・アカデミーは第二帝政の実現を目指す残存帝国軍によって、コルサントの軌道上に密かに設立された宇宙ステーションだった。ここでは銀河系各地から連れてこられたフォース感知能力を持つ子供たちに、フォースのダークサイドの訓練が与えられていたのである。ルークとテネル・カーは誘拐された子供たちを救出し、シャドウ・アカデミーの秘密を明らかにすることに成功したのだった。

テネル・カー・ジョー

シャドウ・アカデミーとの戦いに備え、マスター・スカイウォーカーはプラキシウムの弟子たちに自身のライトセイバーを製造するよう命じていた。だが、既に訓練のほぼ最終段階にまで達していたテネル・カーは、戦士にとって武器は決して重要な存在ではないと考えていた。彼女は古いランコアの牙を使って自分のライトセイバーを造ったが、疲れていたため製造作業に集中することができず、クリスタルに付いていた小さな傷を見落としてしまった。そして、ジェイセンとセイバー戦の訓練を行っていたときも、彼女は自分たちを限界にまで追い詰めていた。結局、十分な整備がなされていなかった彼女のライトセイバーは訓練の最中に突如として光刃を消失させ、ジェイセンのセイバーを受け止めようとした際に、彼女は左腕を肘から切断されてしまったのである。傷口は瞬時に焼かれ、もはや腕を付け替えることさえできなかった。この事故によってテネル・カーは自分の能力に疑問を抱くようになり、傷を癒すべく意気消沈してヘイピーズへと戻っていったのだった。

故郷に戻ったテネル・カーは、やがて自分がイフラ大使による祖国への反逆計画の渦中に置かれていることに気づいた。ヘイピーズの支配権を狙うイフラは、テネル・カーとその祖母である現クイーン・マザータア・チュームの暗殺を目論んでおり、この陰謀を巡る一連の戦いがテネル・カーを真実に直面させた。戦士はそれ自身が重要な存在だが、最も重要なことは戦士がフォースとの接触を保ち続けることに他ならなかった。彼女が真にフォースを極めていれば、今の怪我などたいした問題ではなかったのだ。テネル・カーは王室を巡る陰謀を未然に防ぐと、再びライトセイバーを造るためヤヴィン4へと戻っていった。彼女はランコアの牙を使用した独自のデザインにこだわったが、今回はフォースを集中させ、前作より卓越した武器を完成させた。ガリノア産のレインボー・ジェムを使ったテネル・カーのライトセイバーは、青緑色の光刃を輝かせたのだった。

そして数年後、ジェダイ・ナイトとして十分な修行を積んだテネル・カーと仲間のジェダイたちは、外銀河系からの侵略者ユージャン・ヴォングとの戦いに駆り出されていた。そして、彼女はジェダイ狩りのために造られたヴォクシン・クイーンを殺害する任務に志願し、アナキン・ソロらと共に惑星マーカーへと向かった。この任務ではアナキンを含む多くの若きジェダイたちが失われていったが、彼女はなんとか生き残り、ジェイナらと共にユージャン・ヴォングの巡航艦<クスター>を奪ってヘイピーズへと逃走したのだった。しかし、テネル・カーは故郷でまたしても王室を巡る陰謀に直面することになった。母であるクイーン・マザー・テネニエル・ジョーが死の床に就いていたのだ。ヘイピーズの人々はより強力なリーダーシップを求めており、テネニエルが祖国を破滅に導くことを恐れていた。しかし、テネル・カーはジェダイ・ナイトであり続けることを望んでおり、ヘイピーズの女王の座に就くことを拒否した。一方で、女王として復権することを目論むタア・チュームはジェイナとイソルダーの結婚を画策し、その障害となるテネニエルの殺害を計画していたのである。だが、母が毒殺されたことを知ったテネル・カーはついにクイーン・マザーに就くことを決心し、母を殺害した祖母タア・チュームにそのことを宣言した。彼女は亡き母から授かった艦隊をユージャン・ヴォングとの戦いに投入することを命じたのだった。

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