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BTL Yウィング・スターファイター

Yウィングから転送)

Y-wing.jpg
Y-wing starfighter
別名または別表記
別名

LongProbe

製造に関する情報
製造元

コーンセイヤー・マニュファクチュアリング社

型式

BTL Yウィング・スターファイター

級種

強襲型宇宙戦闘機

価格
技術設計に関する情報
全長

16 m

最大加速度

2,700 G

MGLT

70 MGLT

最高速度(大気中)

1000 km/h(偏向シールド作動時はより高速の航行が可能)

エンジン

コーンセイヤー社製R200イオン・ジェット・エンジン 2基(能率250 KTU

ハイパードライブ能率

クラス1.0

ハイパードライブ

コーンセイヤー社製R300-Hハイパードライブ駆動装置

動力機関
シールド

ケンパット社シールド(75 SBD

装甲

タイタニウム強化型アルスチール合金(40 RU

センサー

ファブリテク社ANs-5dフルスペクトラム・トランシーバーPA-9r長距離型位相変調タキオン検出アレイおよびPG-7u短距離型最大脅威分析グリッドを搭載)

照準システム

ファブリテク社製ANc 2.7照準コンピューターおよびSI 5g7 ”クイックスキャン” 映像化システム

航行装備

サブプロ社NH-7航法制御電子パッケージ

武装
操縦要員
乗客定員

3名(特定の機種のみ)

積載重量

110 kg

航続期間

1週間

その他の装備
  • コーンセイヤー社製弾道型射出シート
  • 分離式コクピット
使用に関する情報
役割
年代
所属
[非表示]

コーンセイヤー・マニュファクチュアリング社製のBTL Yウィング・スターファイターは、同盟軍宇宙戦闘機部隊の支えとなる存在だった。この戦闘機は後発のBウィング・スターファイターと連携し、敵の大型艦船を直接攻撃するための強襲型爆撃機として使用されることが多かった。

目次

特徴

Yウィング・スターファイター

反乱同盟軍新共和国パイロットから「胸骨」の俗称で呼ばれていたYウィング・スターファイターは、対戦闘機用爆撃機として展開され、高性能爆弾を積んで標的と戦いながら突き進むよう設計されていた。主な搭載兵器は、2基のレーザー・キャノン、2基のイオン・キャノン、2門のプロトン魚雷発射管である。

テイム&バック社製の短銃身型レーザー・キャノンは後翼中央のノヴァルデックス社製エンジンからエネルギーの供給を受けており、シールドに覆われた動力ケーブルは後方翼桁から外側を通ってコクピット・モジュールへと繋がっている。2基のキャノンは連動させることも可能であり、機首内部の砲架から航行軌道にそって鮮明な平行衝撃波を描くように発射される。

重装備の標的を攻撃するために、Yウィングはアラキッド社製のプロトン魚雷発射管も2門搭載していた。発射管はコクピット・モジュールの両側に設置された兵器ベイに格納されており、パイロットまたは砲手が作動させると、装甲扉がスライドして本体が露出される。魚雷は中央の弾倉から両方の発射管へ送られ、必要に応じてそれぞれ8発まで発射できる。弾倉は外装の底面に取り付けてあるため、地上作業員は素早く簡単に使用済みのものを交換することができた。

コクピットの後方中央部には長銃身型のライト・イオン・キャノンが2基取り付けられており、通常、後ろ向きに座る砲手が頭上のイオン・キャノンの操作を行う。イオン・キャノンは360度回転可能で、60度まで傾斜させることもでき、機体を旋回させることによってパイロットは周囲にいるあらゆる敵機に銃口を向けることができる。このため、Yウィングは他の戦闘機と比べて正確な射撃が可能であり、戦闘時に前線に展開されることも多かった。

コーンセイヤー社はすべてのYウィングにアストロメク・ドロイド専用ソケットを装備させていた。通常、ドロイドとしてはR2ユニット、またはR4ユニットが用いられ、中央回路と直結してエンジンや動力システムなど、あらゆる飛行状態を監視していた。ドロイドが急激な高度変化と状態制御を調整することによってより安定した航行を持続させてくれるので、パイロットはわずらわしい作業から解放され、他のことに集中できるようになる。機体に機能不全や損傷が発生すると、航法コンピューターはパイロットとドロイドに警報を発する。パイロットが操縦に追われているときは、エンジンに組み込まれた消火器の作動や、動力排出システムの切断を行うことによって、ドロイドがそれに応じることになる。また、ドロイドは制御を回復させるための回路の再発信、ショートした装備の再始動、遠隔自動制御装置と油圧装置による広範囲な修復などを行うこともできた。

他の多くの同盟軍の宇宙戦闘機と同様に、Yウィングもハイパースペース航行が可能だが、優れた航法コンピューターを装備していないため、必要十分な航路計算とエネルギー調節を行うことができなかった。しかし、R2ユニットに必要な情報を蓄積させることができ、10回程度のジャンプなら最終的な調整をドロイドに任せることも可能である。ただし、より簡易的なR4ユニットの場合には1回のジャンプしか安全にこなすことはできず、ハイパースペース航行にはほとんど利用されなかった。

Yウィングの亜光速航行を支えるのは2系統のコーンセイヤー社製イオン・ジェット・エンジンである。これらは後方翼桁の両端に取り付けられており、両エンジンから伸びる4本の支柱が排出路となって排気板を支えている。排気板はYウィングのセンサーの精度を維持するため、熱いエンジン排気を発散させている。このような排気板を使用していることからも、Yウィングが他の戦闘機と比べていかに時代遅れであるかが分かるだろう。非常事態になると、パイロットはエンジン推力を逆転させるために排気板を閉じてしまう。しかし、このとき排気板とそれを支える支柱は燃え尽きてしまうため、通常はこのような離れ技は一度しか行うことができない。また、エンジンは中央翼桁と後方翼桁に装備された偏向シールド発生装置にもエネルギーを供給している。シールドは最大出力で全体を覆うことも、破損部分だけを覆うこともできる。

エンジンの前方に取り付けられたドーム型のカバーには、Yウィングの2重センサー装置が格納されている。これらは両方ともファブリテク社製のANx-y受動および能動センサーパッケージであるが、アンテナがエンジンと直結しているためよく震動が走り、十分な能力を発揮できない。特に受動センサーは影響を受けやすく、遠方の標的を捕捉したときは非常に疑わしいが、能動センサーは通常兵器の射程距離に関してはほとんど影響を受けない。訓練を積んだ砲手であれば航行中でもセンサーの調整も可能である。

コクピットの中央開閉式の天蓋は広い強化トランスパリスチール製であり、乗員に360度の視界を与えている。しかし、機体の上下には大きな死角があり、多くの乗員はそれを補うためにカメラを設置していた。また、2人の乗員は緊急用のコーンセイヤー社製射出シートに座り、パイロットと砲手のどちらかが射出シートに点火することになるが、発射はどちらのシートでも可能である。

Yウィングはハンガーや基地からの離陸の際に3基のリパルサーリフトを利用しており、これらは天蓋の左端下にある離陸ギアを倒すだけで操作することができる。また、同じものが機首の下にも取り付けられているため、地上にいる誘導員が直接機体を動かすことも可能である。

機種

Yウィングには一般に3つの異なるタイプの機種が存在する。1つはクローン大戦中に使用され、2つは銀河内乱の全盛期に使用されていた。また、少数派だがそれら以外の機種も存在している。

BTL-B Yウィング

既知の最も古い機種は、クローン大戦中に使用されていたBTL-Bであり、共和国が戦争終結に向けて開発した良機だった。BTL-Bは360度回転可能なバブル型タレットを搭載し、砲手に全方向の完全な視界を与えていた。だが後の機種では、このバブル・タレットはメイン・コクピットから操作可能な通常のタレットに置き換えられている。

BTL-S3 Yウィング

BTL-S3は2人乗りの強襲型戦闘機であり、最も一般的なYウィングである。通常、砲手が必要に応じてイオン・キャノン・タレットを操作することができた。

ヤヴィンの戦いの直後、ルーク・スカイウォーカーはこの機種でパナへの任務に向かい、レイア・オーガナC-3POもBTL-S3でサカーパス星系へ向かった。また、第1次ボサウイの戦いでは、ボサンの反乱軍支持者や同盟軍パイロットエース・アザミンが操縦する12機のBTL-S3が、帝国軍の輸送船<スプローザ>を奇襲し、第2デス・スター設計図の入ったスーパーコンピューターを強奪しようとした。

BTL-S3の多くは、イオン・キャノン・タレットを速射式防御用ブラスター・タレットに換装し、機首のデュアル・レーザー・キャノン粒子キャノンに換装している。これらのYウィングは対大型艦船用に特化した機体だが、新型のBウィング・スターファイターが登場したことによって段階的に姿を消していったのだった。

BTL-A4 Yウィング

BTL-A4は、BTL-S3に代わって多くの場面で使用されるようになった単座式の機種である。搭載兵器はS3と完全に同一だが、この機種ではイオン・キャノンが前方に固定されていることが多く、攻撃可能範囲を広げるために後方に向けて固定していたパイロットも少なくない。また、砲手の代わりに照準コンピューターがイオン・キャノンの発射を支援してくれるはずだったが、製造過程の試験でコンピューターの性能が振るわなかったため、取り除かれてしまった。そのため、イオン・キャノンは定位置からのみ発射され、パイロットたちは飛行のたびにその位置を調節し、単純に直線発射させるか、または後方発射させるかを選ばなければならなかった。また、センサーの調整を行う砲手がいないため、パイロットが少ない情報でそれをこなさなければならなかった。さらに、BTL-A4は初期の機種に比べて3倍ほど航行持続時間が長いが、その反面シールドが弱体化し、イオン・キャノンの命中精度も低下している。

BTL-A4 Yウィング ”ロングプローブ”

BTL-A4 Yウィング ”ロングプローブ”

ロングプローブまたはBTL-A4(LP)と呼ばれる数少ないBTL-A4の改良機種は、砲手席の代わりに航法コンピューター、予備用ハイパードライブ、高性能スキャナー、大型燃料庫を装備していた。特にこの航法コンピューターはR2ユニットを上回る性能を有しており、事実上ジャンプの回数に制限がない。これらの装備は本来の意味での偵察機として不十分だが、重武装にしたことによって任務からの生還率が向上し、場合によっては偵察対象にダメージを与えることも可能だった。ロングプローブの主要な任務は長距離偵察であり、ロングプルーブ偵察チームと呼ばれるグループによって使用されることが多かった。だが、反乱軍考古学チームの発掘調査のためアラーシャンへ向かった部隊は、帰還に失敗している。

諜報用機種

同盟軍情報部は長距離諜報任務の際に、特別な改造を行ったYウィングを利用していた。このBTL-S3の改造機種は貨物スペースを拡張したためにイオン・キャノンを装備しておらず、コクピットを大型化することで5人以上の人員を乗せることができた。また、天蓋が2つに割れる構造をしているため、乗員が迅速に乗り降りでき、離着陸時間を大幅に短縮することができた。さらに、この天蓋によって乗員は高高度から飛び降りこともでき、目的地までパラグライダーで向かうことも可能だった。この改造型Yウィングは非常に数が少ないため、ロングプローブのような特別な名称は与えられていない。

ホスの戦いで最後まで惑星に残っていた反乱軍兵士の一部は、この改造型Yウィングで脱出を行った。また、ルーク・スカイウォーカーレイア・オーガナも、ヴェルモアヴェントゥイーンへの任務の際にこの機種を使用している。一方で、議会惑星情報ネットワーク(SPIN)の一員だったスカイウォーカーがジェダイの王子ケンを助けた際に使用していたYウィングも、この機種に類似した改造型Yウィングである。

歴史

Yウィングは反乱同盟軍が最も多く失った戦闘機である。しかし、これはYウィングの性能が他の戦闘機よりも劣っているからではなく、Yウィングが同盟軍で最も多く使用されていた戦闘機だったという証拠に他ならない。事実、Yウィングは最も器用な戦闘機とされ、非常に多くの目的に使用されていた。新共和国の時代になると、速度、機動性、攻撃力の点で他の戦闘機にはおよばななかったが、Yウィングの優れた耐久性は依然としてパイロットたちから信頼性を抱かれていた。

登場エピソード

外部リンク

Presented by じょじょ♪  mail:webmaster@starwars.jp  web: http://www.starwars.jp/  twitter: @moff_jojo

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