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ボバ・フェット

ボバから転送)

Boba Fett2.jpg
Boba Fett
別名または別表記
別名

Sava Brec Madak

人物に関する情報
出身地

カミーノ

誕生

31.5 BBY (3)

身体に関する情報
種族

人間クローン

性別

男性

身長

1.83 m

髪の色

黒色

目の色

茶色

年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

解説

無表情な用心棒ボバ・フェットは、その特有の装甲服を見せるだけで逃亡者の心に恐怖と絶望を植えつけた。彼にとっては仕事こそがすべてであり、たとえ依頼主からの指示が殺人であったとしても、ためらう理由など何一つとして存在しないのだ。彼は帝国と暗黒街の犯罪組織の双方から仕事を請け負っていた伝説的な賞金稼ぎだが、やがて生涯のライバルとなったハン・ソロを追うために、自分自身のための戦いを繰り広げることになる。

フェットは自分の過去を慎重に隠し、自らの素性を神秘のカーテンで覆っていた。彼の正体は熟練した戦士だった「父」、ジャンゴ・フェットの正統な遺伝子を受け継ぐクローンなのだ。ボバはジャンゴから生き残る術と戦闘技術を学び、子供の頃からブラスターレーザー・キャノンに精通していたのである。

フェットはカミーノの密閉型都市に隔離された状態で育てられた。彼はそこで絶え間ない嵐だけでなく、父の経歴に基づく厳しい要素から保護されていたのだ。そして不屈の闘志を持ったジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービが父を追ってカミーノに現れたとき、若きボバは人生の転機を迎えた。ナブー選出のパドメ・アミダラ元老院議員暗殺を企てた賞金稼ぎを捕らえるために派遣されてきたケノービは、2人のフェットがカミーノを脱出する際にジャンゴと激しい戦闘を繰り広げた。若きボバはジェダイを足止めするべく自分たちの宇宙船<スレーヴI>から爆発的なレーザー砲火を浴びせ、父を援護したのだった。

ボバ・フェット(22 BBY)

カミーノを脱出したフェット親子は当初の予定通りジオノーシスへ向かい、ジャンゴは雇い主であるドゥークー伯爵のボディガードとしてこの砂漠の惑星に留まることになる。ボバは父を追うジェダイが処刑を宣告されようとする光景を目の当たりにしたが、同時にジェダイの殺害がいかに困難かを思い知ることにもなった。囚人たちの仲間のジェダイが多数ジオノーシスに増援に駆けつけ、壮絶な戦いが開始されたのだ。そしてジャンゴもドゥークー伯爵を守るために戦闘に加わったが、最強のジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥによって倒されてしまう。ボバは父の無残な死を目の当たりにし、人生で初めての大きなショックを受けた。やがて戦場が屋外へと移り、共和国分離主義勢力との全面戦争へと発展すると、孤児となった幼きボバは無人の処刑場で父が被っていたヘルメットを静かに抱き抱えたのである。

やがてクローン大戦が終結し帝国の時代になると、ボバはジャンゴの後継者として銀河系で最も悪名高い賞金稼ぎの1人となっていた。このおよそ20年の間にボバに何が起こったかは知られていない。確かなことは、既に彼の正確な過去や正体を知る者はなく、不確かな噂だけが囁かれていたということである。ある者は彼を上官を殺害したストームトルーパーの脱走兵であると言い、またある者は彼を惑星コンコード・ドーンの護衛官を務めていたジャスター・メリールであると主張した。ボバと同じマスクと装甲服を身に付けていたというメリールは、同僚を殺害したことで逮捕された男だった。殺された男も腐敗した官僚だったが、公の権威を汚した罪は重く、メリールは殺人罪で投獄されてしまったのである。しかし、傲慢な彼は弁護人の願いをよそに全く改心しようとせず、ついにコンコード・ドーンを追放されたのだった。他に同じ装甲服を身に付けているのはフェン・シャイサと、若い野心的な賞金稼ぎジョドー・カストだけである。また、彼をジェダイ・オーダーによって滅ぼされたマンダロア星系の戦士団の生き残りだと主張している者もいたという。

フェットの装甲服には電子双眼鏡プレート、赤外線スコープ、各種センサー、小型コンピューターが内蔵されており、さらにリストレーザーロケットダート小型火炎放射器震動弾発射装置なども装備されていた。フェットが腰から吊るしていたウーキーの頭髪からもその殺傷能力の恐ろしさが伺えるだろう。

ジャンゴの死後、生涯の大部分を傭兵や殺し屋、賞金稼ぎとして過ごしてきたフェットは既知銀河で最も荒稼ぎしていた男でもあった。海賊フェルドロール・オコアを捕らえたときには150,000クレジットの賞金を獲得し、ローランの要請でフィブ教の異端者ニヴェキッピキスを捕らえたときには、実に500,000クレジットもの賞金を手にしていたのだ。

ボバ・フェットが後にその半生をかけて追い求めることになるハン・ソロと最初に出会ったのは、密輸業者の月ナー・シャダーでのことだった。当時、ハンの首には宗教惑星イリーシアの最高位司祭テロエンザから多額の懸賞金が賭けられていたのである。また、ヤヴィンの戦いの直前には、帝国軍グランド・モフターキンから、ハンに懸賞金が賭けられていたこともあった。ボバはいずれもチャンスを嗅ぎつけハンを襲ったが、辛くも逃げられており、やがてどちらも依頼主が死亡したことで獲物を追う理由がなくなったのだった。

だが、その後もボバとハンとの因縁の対決は続けられた。ハンがジャバ・ザ・ハットから背負っていた多額の借金を踏み倒し、銀河中にお尋ね者として手配されたのだ。そこでフェットは、デンガーボスク、そして新参者のスコアと共に、オード・マンテルでソロを罠に掛け、一時的にハン、チューバッカルーク・スカイウォーカーの3人を捕らえることに成功した。彼らは囚人たちをジャバや帝国軍に引き渡そうとしたが、相次ぐハンの強運と味方の裏切りによって、またしても逃げられてしまうのだった。

ダース・ヴェイダー<ミレニアム・ファルコン>の捜索を依頼してきたのはその数ヶ月後のことである。フェットと共にヴェイダーの<エグゼキューター>に召喚された賞金稼ぎは彼を含めて5人いたが、このときベスピン星系でオード・マンテルの雪辱を果たすことができたのはフェットだけだった。彼が心配だったヴェイダーの裏切りもなく、カーボナイト冷凍されたソロを受け取ると、ボバはジャバ・ザ・ハットの待つタトゥイーンへと向かった。しかし、フェットの<スレーヴI>は暗殺ドロイドIG-88に追跡されており、タトゥイーンの軌道上で待ち伏せを受けたのだった。

ボバ・フェット(4 ABY)

IG-88はソロを奪い取るためハイパースペース航法を利用しながら驚異的な正確さで<スレーヴI>を攻撃してきた。しかし、フェットは惑星の重力とトラクター・ビームの力をうまく使って<IG-2000>の動きを封じ、ついにIG-88を葬り去ったのである。その後もボスクをはじめとする他の賞金稼ぎたちがハンを奪い取ろうと襲い掛かってきたが、ボバは難なくそれを退け、無事にジャバの宮殿へソロを届けることができたのだった。ジャバは生ける彫刻となったソロを大変気に入り、フェットに250,000クレジットもの賞金を払ったと言われている。

その後、約1年間にわたってフェットはジャバの宮殿に留まっていた。ジャバも始めはそれを認めなかったが、反乱同盟軍がソロを奪還しにやって来ることは間違いなく、フェットの有用性を考え、彼を側近として置いておくことにしたのである。その間、フェットは100,000クレジットの報酬でクレイト・ドラゴンを生け捕りにし、ランコアと戦わせてジャバを楽しませたこともあった。だが、ルークらがソロ救出のためタトゥイーンにやって来たとき、油断したボバ・フェットはカークーンの大穴で繰り広げられた戦いで、サーラックに飲み込まれてしまう。だがその数時間後、消化できない装甲服のおかげで奇跡的に脱出した彼は、仲間のデンガーに救われたのだった。ジャバの医療ドロイドで手当てを受けたフェットは、デンガーと共に新しい愛機<スレーヴII>でナー・シャダーへと旅立っていったのである。

このとき、ハンにはまたしてもジャバの敵討ちとして、ハットたちから懸賞金が賭けられていた。そして、ハンもかつてのジェダイ、ヴィマ=ダ=ボーダを探すため、妻レイアと共にナー・シャダーを訪れていたのである。ボバはデンガーと協力してハンを捕らえようとしたが、帝国軍やチューバッカの妨害によってまたしても失敗してしまうのだった。ボバはチューバッカにマスクを奪われ、さらにはロケット・パックを点火されて衛星の最下層にある宇宙港の天井へと激突し、そのまま意識を失ってしまう。それでも彼はすぐに復帰し、修理を終えた<スレーヴI>で再びソロを追い求めたのだった。

やがて、ボバはジュビラーでついにハンを捕らえることに成功した。しかし、2人はここで殺し合いをするには、付き合いが長すぎたことに気づいていた。2人は共に積年のライバルを決して嫌ってはいなかったのだ。2人のならず者は互いに別々の道を歩むことで合意し、その場を離れたのである。

その後長い年月が経ち、銀河系はユージャン・ヴォングによる侵略によって危機的な状況を迎えていた。だが、新共和国銀河同盟へと姿を変え、残忍なエイリアンたちへの反撃を開始していたのである。そしてこの戦争も終盤に差し掛かっていたとき、目的を見失っていたボバもじっとはしていられず、自分の方法で侵略者との戦いに加わることを決意した。まず彼はマンダロリアンとの関係を活かして傭兵を募り、ユージャン・ヴォングに可能な限りの打撃を与え始めたのだった。

彼らはカルーラ・ステーションの基地に立て篭もり、ユージャン・ヴォングによるタイオン・ヘゲモニーへの侵入を阻止していた。そして、ハンとレイアがセルヴァリスで救助した囚人たちを連れてこのステーションに到着すると、ボバは素顔で2人の前に姿を現し、ハーンであると自己紹介した。このときハンたちは、それがフェットであることに気づいていなかった。

その後、ユージャン・ヴォングによるカルーラ・ステーションへの最後の攻撃が開始されると、フェットらはソロ夫妻の脱出とカラマリへの帰還を助けるため、必死の攻防を繰り広げた。そして<ミレニアム・ファルコン>が無事に脱出に成功すると、フェットはハンを呼び出し、父の仇であるジェダイへの決して消えることのない怒りを告げるのだった。所詮、彼にとってハンは価値ある荷物でしかなかったのだ。するとハンも、自分にとってボバは迷惑な存在でしかなかったと言い返した。こうして2人は再びそれぞれの道を歩むことに同意したのだった。

登場エピソード

外部リンク

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