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ポング・クレル

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Pong Krell.jpg
Pong Krell
人物に関する情報
死亡

21 BBYアンバラ

身体に関する情報
種族

ベサリスク

性別

男性

身長

2.36 m

髪の色

黒色

目の色

黄色

年代および政治に関する情報
時代

帝国の勃興時代

所属
[非表示]

ポング・クレルは、クローン大戦中に共和国グランド・アーミージェダイ将軍として活躍したベサリスクジェダイ・マスターである。力強いジェダイ、そして卓越した軍事指導者であるクレルは、戦場での軍規に厳しく、あらゆる犠牲を無視して勝利を求めていた。また、戦闘時における彼は極めて獰猛なライトセイバーの使い手でもあり、4本腕の利点を活かして2本のダブル=ブレード・ライトセイバーを同時に使うことができた。将軍としてのクレルは不服従に対して非常に厳しく、配下の兵士全員に徹底的な命令への順守を要求していた。だがその一方でクレルは、銀河政府内でパラダイム・シフトが発生し、やがて銀河系シスによって完全に支配されることになるだろうと予見していた。妄想と支配欲に取り付かれたクレルは新銀河政府内での力ある立場を望むようになり、その目的のためにシスに加わろうと考えたのである。

ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、影の惑星アンバラ共和国から脱退すると、クレルはアナキン・スカイウォーカーが不在の間、第501大隊の暫定指揮官に指名された。クレルは惑星の奪回を目指す共和国の戦いを妨害するために、無能な戦術を慎重に作り上げたのである。さらに彼は巨大な妄想癖から、未来のシス帝国に加わるべく、ダース・ティラナスの要求を満たそうとしたのだった。だが、この計画はキャプテンレックスによって見破られ、堕落したジェダイは第501大隊と第212アタック・バタリオンの合同作戦によって逮捕されてしまう。そして長い奮闘の末、動けなくされたクレルは拘留所に拘束され、反逆の代償として彼を最も信頼していた兵士、ドグマの手で射殺されたのだった。

目次

経歴

クローン大戦

ベサリスクのポング・クレルは、クローン大戦の時代までにジェダイ・オーダーマスターの称号を得ていた。ジェダイ銀河共和国によって軍役に召集されると、クレルもジェダイ将軍として戦争努力に身を投じ、カミーノで育成および訓練されたクローン・トルーパーを主体とする、新しく創設された共和国グランド・アーミーの指揮官の1人となったのである。クレルはジェダイ指揮官たちの中でも最も多いクローンの死傷者数を記録していたが、彼は極めて優秀な軍事戦略家としての名声を獲得し、数々の重要な勝利にその名を刻んだのだった。

しかし戦争が進むにつれ、クレルはフォースダークサイドのオーラに引き込まれていった。クレルにとっての転換期は、彼が未来への警告を予見したときに訪れる。彼の見たビジョンによれば、ジェダイが一人残らず掃討され、共和国が陥落し、帝国既知銀河全体を支配する力としてそれに取って代わることになるのだ。自分が見たものに魅了されたクレルは、ジェダイと共和国への忠誠を放棄し、より大きな力への野心を募らせていった。それ以来、彼は見せかけの忠誠を維持する一方で、共和国の戦争努力を妨害するスパイとして動いていたのである。やがてクレルは公然とシス卿ダース・ティラナスの側に立つことを計画するようになった。彼はやがて訪れる新秩序の中で、主要な立場を確保しようと目論んだのである。

アンバラの戦い

アナキン・スカイウォーカージェダイ評議会からの指示を伝えるポング・クレル

ヤヴィンの戦いの21年前、ポング・クレル将軍ジェダイ最高評議会によってアンバラへ派遣された。この惑星はもともと共和国の加盟惑星だったが、その後銀河系規模の反乱に巻き込まれ、分離主義同盟へ加わってしまったのである。彼が惑星に到着するまでに、共和国部隊はジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカー第501大隊と共に、既にアンバラへの侵略を開始しており、惑星首都へと向かっているところだった。そして原住民のアンバランたちとの最初の遭遇で死傷者が出た後、LAAT/iで戦場に到着したクレルはスカイウォーカーに評議会からの指示を伝達する。それは即座に戦場を離れ、コルサントへ帰還せよというものだった。スカイウォーカーは思いがけない命令に衝撃を受けるが、クレルはそれがパルパティーン最高議長からの要求でもあると主張する。スカイウォーカーは第501大隊の指揮権をクレルに委ね、コルサントへと戻ったのだった。

第501大隊の指揮権を手にしたクレル将軍は、スカイウォーカーの初期の計画を即座に退け、アンバラの首都制圧を命じた。首都の戦略的重要性と、勝利も敗北も第501大隊の働き次第だという事実から、クレルはスカイウォーカーのゲリラ戦術では遅すぎ、突き詰めれば時間の無駄に他ならないと決断したのである。そこで彼は、何者をも寄せ付けない軍隊こそが戦いに勝利するのだと結論し、第501大隊に首都への直進を命じたのだった。

長時間におよぶ行軍の間、クレルはクローン・トルーパーたち、とりわけ上官に対して繰り返し命令への疑問を口するクローン・キャプテンレックスにたびたび激怒させられた。このようにあからさまな不服従を示すクローンは極めて異例な存在だったのだ。目的地に到達する前に、クレルと第501大隊は2匹のバンシーに襲われたが、レックスとクローン・トルーパーたちにはなす術がなかった。するとクレルが手際よく両方を仕留め、一行はさらに注意を払って行軍を続けることができたのである。その後、レックスと兵士たちが奇襲を受け、アンバランの兵士たちに圧倒されかけたとき、クレルは自分の支えなしでは勝利をつかめない無能なクローンたちに憤慨した。だが、彼は包囲されたクローンを支援するためにトルーパーとAT-RTドライバーの援軍を送り込み、彼らの命を救ったのである。

休息を提案したキャプテンレックスを叱責するポング・クレル

その後、クレルは敵を前にして撤退しようとしたCT-7567に失望をあらわにした。すると上級偵察コマンドー5555、通称ファイヴズが不服従の行動を示し、上官のリーダーシップのあり方を批判するが、クレルが彼にライトセイバーを突きつけると、最終的に引き下がった。するとCT-7567が割って入り、任務の重要性を十分に理解していると強調しつつ、自分の指揮下のクローンたちの命を救うことにも個人的な必要性を感じていると付け加える。このときクレルはCT-7567が普通でないことに気付いた。なぜなら、彼がこれまでに見てきた大部分のクローンは決して自分の意見を表に出さず、命令に異議を唱えることなどあり得なかったのだ。彼は自分のリーダーシップが正統派に属さないスタイルであることは認めたが、それでもなお自分の戦略の効率性を擁護した。そしてCT-7567に曖昧な敬意を表した後、クレルはショックを受けたクローンたちに自分の言葉をじっくりと考えるようにと指示したのである。だが彼らがそうする間もなく、第501大隊の兵士たちはアンバランの別の奇襲部隊の攻撃によって、戦いに戻ることを余儀なくされたのだった。

空軍基地の制圧

副官CT-7567と共に第501大隊を指揮するポング・クレル将軍

作戦全体が後退を見せた後、クレルは第501大隊アンバラン兵士との銃撃戦の最中に、オビ=ワン・ケノービからのメッセージを受け取った。ケノービの報告によると、首都が近くの空軍基地から補給を受けているため、難攻不落の要塞と化しているというのだ。首都の強固な防衛グリッドを弱体化させるため、ケノービはクレルと第501大隊に、空軍基地と首都へと続く補給線の破壊任務を要請する。さらに彼は、この作戦の成否がクレルのクローン・トルーパーの働きにかかっていることを強調したのだった。

この新しい使命が何よりも優先されると判断したクレルは、キャプテンレックスクローンをアンバラン空軍基地へ向けて進軍させるよう命じた。遠方から標的を眺めたクレルはレックスに、クローン・トルーパーの分遣隊を峡谷沿いに先導するよう告げ、真正面からの徹底的な攻撃によって空軍基地を壊滅させるよう指示する。クローン・キャプテンは代替案としてまず偵察することを提案するが、クレルは残りの侵略軍が第501大隊の速やかなる勝利を頼りにしていると告げ、偵察行為に費やしている時間はないと断じたのだった。レックスは疑念を内に隠し、将軍の意思を忠実に実行に移したのである。

このときまでに、第501大隊に対するクレル将軍の影響は、彼と一部のクローンとの間だけでなく、クローン同士の間にも嫌悪の感情を芽生えさせていた。首都制圧の試みが失敗に終わった後、レックスはクレルの意見をより尊重し、将軍の命令に公然と疑問を挟むのではなく、細心の注意を払って代替案を提示するようにしたのだった。その一方で、苦渋を増したファイヴズはクレルへの怒りをあらわにし、レックスはこれを抑えるために、クレルの優秀なリーダーとしての名声について念を押したのである。また、彼はこのARCトルーパーに、クローンの使命は疑問や躊躇いを抱かず、上官を忠実に支えることだということを思い出させた。ドグマもクレルの戦略を強く支持しており、ファイヴズに対してたびたび彼を擁護したのだった。さらに、非常に活発かつ好戦的なクローン・トルーパーであるハードケースも将軍の直接的なアプローチに好意的であり、他の僚友たちの疑念にほとんど感心を向けていなかった。

アンバラン空軍基地の陥落直後のポング・クレル将軍第501大隊

その後、クローン・トルーパーアンバラン・アサルト・タンクからの激しい反撃に遭遇すると、レックスはファイヴズとハードケースに空軍基地へ侵入し、敵の宇宙戦闘機を奪うよう指示した。レックスがクレルに当初の作戦から逸脱することを報告すると、将軍はそれを自分の命令への不服従と見なし、機嫌を損ねる。彼はクローン・キャプテンに正面からの攻撃を進めるよう命じ、命令に従うか、任務から外れるかのいずれかであると最後通牒を突きつけたのだった。レックスはこれ以上部下に犠牲を強いることを躊躇ったが、疑念を挟まずに命令に従い、クローンたちにファイヴズとハードケースが彼らの任務を遂行するまで、可能な限り現状を維持するようにと告げる。一方クレルのもとではサージェント1119、通称アポーが、大隊の残りをキャプテン・レックスへの援軍として派遣しようと提案するが、クレルは拒否し、自分の命令があるまで後方で待機するよう命じたのだった。

レックスは機転を働かせてクレルの作戦全体を成功へと導き、やがて双方の作戦が成功を収めた。敵から奪い、ファイヴズとハードケースが操縦した宇宙戦闘機の支援によって、レックスと他のクローン・トルーパーたちは空軍基地への正面攻撃を開始することができたのである。そして燃え盛る空軍基地を満足げに見ていたクレルは、サージェント・アポーと第501大隊の残りに陥落した敵基地へ集まるよう命じた。そこで将軍はレックスを賞賛するが、今回の成功は運が良かっただけだと称したのだった。レックスは空軍基地を制圧する際に多くのクローン・トルーパーが犠牲になったことを付け加えても、クレルは勝利の対価に死は付き物だと主張したのである。

内部の不和

空軍基地の陥落後、オビ=ワン・ケノービがポング・クレルと接触を取った。彼はベサリスクジェダイ・マスターに、首都攻略の失敗について報告する。首都の補給線は陥落した空軍基地に依存していたはずだが、分離主義勢力の艦隊が到着し、周囲のアンバランに補給を行っていたのだ。そして新しい作戦について本格的な議論が開始されようとしたとき、アンバランによって通信が妨害され、ケノービとクレルとの共闘は阻止されてしまった。レックスクローンたちにケノービとの再接触を行わせようと提案するが、クレルはその意見を却下し、第501大隊に首都への全面攻撃に備えるよう指示する。レックスはこの作戦が多大な犠牲を生むことになると確信していたが、彼は他の解決策を持ち合わせていなかった。さらにクレルは、疑問を抱かずに命令に従うレックスの忠誠心を称えたのである。そのため、レックスはもう1つの正面攻撃に向けてクローンを動員する準備をはじめたのだった。

レックスに、ファイヴズの作戦を拒否すると伝えるポング・クレル

しかし、第501大隊が首都への攻撃を実行する前に、ファイヴズがアンバラン・スターファイターを利用して分離主義勢力補給船に侵入し、破壊する計画を提案した。クレルはこれらの戦闘機の操縦を訓練したパイロットがいないことを理由に、即座にこの計画を却下する。レックスは正面攻撃にいまだ懐疑的だったが、ファイヴズたちが素人パイロットであることは事実であり、最終的に将軍の考えに賛同したのだった。だが、ファイヴズはクレルの命令を無視してハードケースジェシーを募り、自分の計画を実行に移してしまう。そして彼らは補給船を見事に破壊したが、その代償としてハードケースが命を失った。その後、ファイヴズの命令違反を知ったクレルはサージェントアポーに反逆者の連行を命じ、キャプテンレックスも即座に将軍の前に出頭したのだった。

レックス、ファイヴズ、ジェシーが空軍基地の通信タワーに出頭すると、クレルは彼らの行動が勇敢であることは認めたが、同時に彼らは明確な反逆者であると弾劾した。レックスは部下たちを庇い、責任はすべて自分にあると告げるが、ファイヴズがそこに割って入り、すべては自分が単独で行ったことであり、自分が全責任を負うと主張する。このときクレルは、命令に背いたばかりか、誰が反逆罪によって裁かれるべきかまで指図するこのARCトルーパーのふてぶてしさにうんざりしていた。そして将軍はファイヴズとジェシーの逮捕を決断する。彼は両者を軍法会議にかけ、反逆の罪を死によって償わせると断言したのだった。

クレルの殺戮

ファイヴズジェシー空軍基地の拘留センターに投獄され、キャプテンレックスは最後にもう一度、ポング・クレル将軍に対して2人の弁解を試みた。クレルは過去に配下のクローンが欠陥のある行動をとった例を示し、レックスにクローン・トルーパーへの不快感を打ち明ける。さらに彼は、他のトルーパーたちに指揮系統の無視が蔓延するような危険な前例を作ってはならないとし、したがって2人の反逆者は処刑しなければならないと告げたのだった。レックスはクレルに第501大隊の忠誠を訴えるが、同時に一部の兵たちが命を軽視する将軍のやり方に不信感を抱いていることも付け加えた。最終的にクレルは軍法会議を取りやめることに同意するが、その代わりに彼は速やかに処刑を行うことにしたのである。レックスは強いショックを受けるが、クレルには反逆者を処刑する権限があり、既に銃殺部隊も編成されていたのだった。

ヴィクサスに掴まれたポング・クレル

しかし、処刑場でのファイヴズによる最後の嘆願がクローンの銃殺部隊の心を打ち、彼らにクレルの命令への反抗を促すことになる。その一方で、ドグマは仲間のクローンたちによる命令違反に立腹し、不快感をあらわにしていた。だがこの状況に対処する前に、クレルはアンバラン共和国の備品を強奪したという報告を受信したのだった。彼はファイヴズとジェシーの処刑を一時的に猶予すると、レックスと第501大隊にアンバランとの交戦を命じ、敵がフェーズII・バトル・アーマーでクローンに変装している可能性について警告した。そしてレックスたちはクローン・トルーパーの姿をした敵部隊と遭遇し、激しい銃撃戦を繰り広げるが、やがて敵が本物の兄弟たちであることに気付いたのだった。息を引き取る前に、ワクサーは自分たちも第501大隊が変装したアンバランだと思い込んでいたと告白する。彼らもクレルから同じ内容の警告を受けていたのだ。この行動が大逆罪以外の何ものでもないと考えたレックスは第501大隊に事実を告げ、ポング・クレル将軍を逮捕するため空軍基地へと戻ったのである。

クレルはレックスと他のトルーパーたちを監視タワーに静かに迎え入れ、彼らが自分から指揮権を奪い取ろうとする様子を楽しんだ。そして彼らがクレルを取り囲むと、将軍はその場にいる全員を反逆者として告発し、強力なフォースで彼らを後方へ弾き飛ばしたのだった。続いて彼は2本のダブル=ブレード・ライトセイバーを起動すると、クローンたちの一斉攻撃を難なくかわし、それと同時に彼らを切り裂いていく。そして彼は監視タワーから飛び降り、空軍基地の地面に着地するが、第501大隊によって完全に包囲されてしまった。しかし、クレルは光刃でブラスター砲火から自分の身を守りながら、躊躇なくクローンたちに襲い掛かったのである。

死の直前のポング・クレル

彼の後を追った多くのクローン・トルーパーが、この堕ちたジェダイによっていとも簡単に殺害されていった。だが、クレルは自信過剰のあまりに失敗を犯してしまう。トルーパー・タップが素早く考案した作戦によって、クレルはヴィクサスの触手に捕まってしまったのだ。それでもなお彼は脱出しようと激しく抵抗し、同時に多くのブラスター砲火をかわしながら、大勢のクローンを殺害していく。やがて彼は自由になったが、クローンたちはその一瞬の呆然とした状態を利用し、スタン・ブラスターで彼を撃ったのだった。その結果、彼らは将軍の意識を失わせることができたのである。

4本の腕を拘束され、空軍基地に監禁されたクレルは、キャプテンレックスからジェダイであるにも関わらず、なぜ共和国を裏切ったのかと尋問された。すると、ポング・クレルはいかにしてジェダイ・オーダー否定するようになったかを告白し、さらにオーダーを世間知らずのみが従う弱い組織であると考えていたことを明かしたのだった。また、彼はやがて銀河共和国が死を迎え、ジェダイ・オーダーが滅ぶこと、さらに近い将来、それに取って代わる新秩序が誕生することまで予見していたのである。ファイヴズに説得されたレックスはクレルの処刑に同意するが、自分の手では引き金を引くことができなかった。最終的にクレルの命は、彼が最も信頼していた忠実な兵士、ドグマの手によって終止符を打たれることになる。クレルの裏切りに怒りをあらわにした彼は、背後から元ジェダイ将軍を射殺した。その後、ドグマはジェダイの上官を殺害した容疑で刑務所へと連行されたのだった。

人物と特徴

戦争中、ポング・クレルは戦場で絶対的な勝利に固執する冷酷非情なジェダイ・マスターとして知られていた。ジェダイ・オーダー銀河共和国の双方に仕えたクレルは、その異端ではあるが効率的な戦略によって、成功した将軍となったのだった。彼は自分の命令スタイルに揺るぎない自信を持っており、それゆえ自分の部下たちに指揮系統への完全なる服従を期待していたのである。

アンバラの戦いの間、ポング・クレルはクローン・トルーパーの意見を軽視し、上官の命令に疑問を唱えるという極めて異常な習性を持ったクローン・キャプテンレックスから、とりわけ強い反感を抱かれていた。同様に、目的を達成する前にキャプテンが兵士たちに休息を取らせたいと提案してきたときや、クローンが援軍による支援なしでアンバランの兵士たちを倒せなかったときには、クレルも非常に苛立たされたのだった。さらに、クレルは不従順な兵士たちを黙らせるために脅迫的な手段を使うことも辞さなかった。ARC-5555が将軍のリーダーシップに辛らつな批判を浴びせたとき、クレルはライトセイバーの光刃を突きつけて彼を黙らせたのである。

軍事戦略の観点において、クレルは共和国の戦争努力に対するアンバラの重要性を熟知していた。事実として、勝利の可能性は彼自身と第501大隊の活躍にかかっていたのだ。彼は一部のクローンから妥協を知らない荒々しい戦術家として見られていたが、激しい集中力を持ったクレルは共和国の勝利を確実なものとするために、戦いで最善の結果を手にすることを固く決心していたのである。しかしその結果、彼の成功の記録には同じように最多の犠牲者を生むという記録を伴っていたが、クレルはそれを戦争がもたらす当然の結果であると考えていた。また、クレルは前線ではなく後方から指揮を執っていた。前線で指揮を執っていればトルーパーたちもより快く彼の命令に従っていたはずだが、彼は部下の信頼を必要としていなかったのだ。このことは、ポング・クレルが戦争の英雄として評価されていた一方で、実際には臆病者だったのかもしれないことを示唆している。

ポング・クレルは他の多くのジェダイと比べてはるかに攻撃的であり、その冷酷さと我侭ぶりは、ついに彼をフォースダークサイドへと転向させてしまった。アンバラの戦い全体を通じて、彼は配下のクローンたちを操り、この戦いで失われた生命の数に全く感心を抱かず、巧妙に分離主義勢力を助けていたのである。クレルは、ドゥークー伯爵の次の弟子となり、伯爵が築こうとしているシス帝国に加わることを望んでいたのだった。また、彼は敵をあざ笑うことに躊躇せず、キャプテンレックスが彼を処刑しようとしていたときにもレックスに侮辱の言葉を浴びせている。同様にクローンたちがジャングルで彼を追跡していたときも、クレルはテレパシーで彼らを侮辱したのだった。

力と能力

ポング・クレルの折り畳み可能なダブル=ブレード・ライトセイバー

ポング・クレルは極めて強力なフォース・ユーザー、そして戦士である。彼はベサリスク特有の身体構造によって2本のダブル=ブレード・ライトセイバーを同時に操ることができた。そして、これらのライトセイバーは中央部で折り畳むことができ、容易に携帯することができた。彼は2本のダブル=ブレード・ライトセイバーを恐るべき正確さで操り、回転式ノコギリのように破壊的な威力で振り回すことで、クローン・トルーパーからの攻撃を容易に防ぐことができたのだ。実際にタップが素早く名案を思いつかなければ、彼は追っ手のトルーパーたちを皆殺しにしていただろう。また、彼は素手での格闘にも非常に長けており、その拳でもクローンたちとの戦いを披露している。そして、クレルはその巨体に反して驚くほど機敏な戦士でもあった。ライトセイバーを奪われたわけでもなく、あえて素手での格闘を選んだという事実は、彼がかなりの能力を持っているという証拠に他ならない。

クレルは極めて好戦的な戦士であることに加え、非常に優れたフォースの使い手でもあった。彼は自分を逮捕しようとするクローン・トルーパーの一団に対して、4本の腕から破壊的なフォース・プッシュを繰り出し、華麗なフォース・ジャンプで監視タワーから逃走したのである。さらに彼はアンバラのジャングルを逃走中に、テレパシーを使ってクローンに侮辱的な言葉を発し、至るところから一斉にその声を響かせることができた。また、クレルはキャプテンレックスが彼を処刑しようとしたとき、レックスの恐怖を感じることができた。そしてこれらの能力に加え、クレルはジェダイ・オーダーの壊滅と帝国の台頭、そして共和国がその内部から崩壊することを予見していたのである。彼の未来を予見する能力は特段に強かった。なぜなら、グランド・マスターヨーダでさえこれらの出来事を予見することはできなかったのだ。

登場エピソード

外部リンク

Presented by じょじょ♪  mail:webmaster@starwars.jp  web: http://www.starwars.jp/  twitter: @moff_jojo

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