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デス・スター

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Death Star
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デス・スターは、衛星ほどの大きさを誇り、惑星を破壊する威力を持つスーパーレーザーを装備した銀河帝国の軍事バトル・ステーションである。

デス・スターはターキン教義を実践するために数多く開発された一連の超兵器の最初の1つだが、そのコンセプトはクローン大戦の時代にまでさかのぼる。デス・スターはパルパティーン皇帝が恐怖によって銀河系を直接支配するために設計されたものだった。ただし多くの場合において、デス・スターはモフによって指揮されていた。

1つめのデス・スターは帝国によって完成させられたが、2つめは完成に至っておらず、またプロトタイプも存在していた。さらには、<ターキン>と呼ばれる小規模なバージョンや、帝国とダーガ・ザ・ハットによって作られたダークセイバーなども存在する。

いずれのデス・スターも、始動直後に反乱同盟軍によって破壊されている。初代デス・スタールーク・スカイウォーカーによって破壊され、第2デス・スターハン・ソロの助けを得たウェッジ・アンティリーズランド・カルリジアンによって破壊されたのだった。その後も、ギャラクシー・ガンサン・クラッシャーワールド・デヴァステーターなど、惑星を破壊する威力を持った他の超兵器が出現したが、いずれもすべて破壊されている。

目次

特徴

銀河帝国による恐怖の最終兵器デス・スターは、数百キロメートルの直径を持つバトルステーションであり、一撃で惑星を完全に破壊することのできるスーパーレーザーを搭載していた。しかし、初代デス・スターは防衛が不十分であり、宇宙戦闘機の侵入を阻止することができなかった。

初代デス・スターは直径160キロメートル、第2デス・スターは直径900キロメートルだが、内部スペースの大半は巨大なスーパーレーザーとパワー・プラントの維持のために使用されていた。各デス・スターの中心部には巨大なハイパーマター・リアクターがあり、その内部では周辺に並べられた星間燃料ボトルから供給される物質が猛烈な勢いで核分裂反応を繰り返していた。

ステーションは長い赤道トレンチによって同じ大きさの2つの半球に分割されており、このトレンチの全長は初代デス・スターでおよそ503キロメートル、第2デス・スターでは2,827キロメートルにもおよぶ。この区画には主要な離発着ベイ、推進スラスター、センサー・アレイ、トラクター・ビーム・システムがあり、赤道と各極部との間にも2本の補助トレンチがあった。デス・スターは各半球に12個ずつ、計24個の区画に分けられており、それぞれが艦橋によって制御される。さらに、莫大な搭乗人員を組織化するため機能ごとに分けられた特別なセクターも存在し、これらには一般セクター、指令セクター、保安セクター、サービス・セクター、テクニカル・セクターなどがあった。

また、デス・スター内での任務は長期にわたるため、深宇宙ステーションでの生活を快適にする民間娯楽施設も多数用意されていた。一般セクターには、公園、ショッピング・センター、レクリエーション・エリア、ハード・ハートのような酒場などがあった。

デス・スターのリアルスペースにおける推進機構は、反応炉で生成されたパワーを必要な推進力へ変換する強力なイオン・エンジンのネットワークである。だが、デス・スターを真の脅威とするためには、それを星系間で動かす必要があった。デス・スターは、単一のナビゲーション・マトリクスに接続された123基のハイパードライブ・フィールド・ジェネレーターの連結バンクを利用し、超光速で銀河系を移動できたのだ。また、この巨大質量から生じる莫大な運動エネルギーによって、デス・スターは自身の何倍もの大きさを持つ天体と同等の磁気フィールドと人工重力フィールドを作り出すことができた。

デス・スターのスーパーレーザーは、ハイパーマター・リアクターから直接エネルギーを得ていた。切断された増幅クリスタルが、8本に分かれた破壊的なパワーを持つ枝ビームを激しい閃光と共に1本に収束させる。この砲撃のエネルギー出力は、反乱同盟軍が第2デス・スターを攻撃したときのように、大型艦船などのより小さな標的向けに調整することもできるが、スーパーレーザーは実際に二度にわたってフルパワーの砲撃で惑星を破壊している。

デス・スターの内部には2つの重力方向がある。表面に近いエリアは同心円状に作られており、デス・スターのコアへ向かう重力が働いていた。そして、表面のエリアを越えた部分には水平に重なり合ったデッキが並んでおり、重力はステーションの南極に向かって働いていた。

歴史

デス・スターはレイス・シーナーの発案によって誕生し、彼が遠征型戦闘小惑星としてまとめたものである。彼はこのアイデアを友人のウィルハフ・ターキン大佐に示し、ターキンはこれをパルパティーン最高議長へと報告した。さらにパルパティーンはシス卿ダース・シディアスとして、これを弟子である分離主義勢力のリーダー、ドゥークー伯爵に渡し、その後、ドゥークーはさらなる技術的改良を加えるべく、これをジオノーシアン工業社に届けたのだった。

ジオノーシスの戦いの間、ジオノーシアンのリーダー、ポグル・ザ・レッサー大公はこの最高機密情報がジェダイの手に渡ることを避けるため、ドゥークー伯爵に返還した。そして、ドゥークーはこれをコルサントへ持ち帰り、ダーク・マスターであるダース・シディアスに差し出したのである。

そしてクローン大戦の最中、パルパティーンは密かに第501大隊マイギートーに派遣し、古代のマイギータン・クリスタルの回収を命じた。これは、ハマートンのコードネームで呼ばれる枝レーザー・ストリーム計画に必要な試作パワー・ソースであり、第1デス・スターで実際に使われたものだった。

その後銀河帝国が樹立すると、ダース・シディアスは自らの絶対的な権力を確保するためにデス・スターの建造を命じ、ウィルハフ・ターキンをこの極秘建造計画の責任者に任命した。ターキンの創造的な研究と思考によって、ついにデス・スターは帝国の最終兵器として現実のものとなったのである。

ジェダイの虐殺が開始された後、デス・スターの建造で奴隷として使うウーキーを集めるため、キャッシークへの攻撃が行われた。また、様々な囚人惑星でも囚人たちがステーションの各部の組み立て作業を強制させられていたことが知られている。さらに、帝国はムルシの科学者たちも使い、このステーションの改良を行わせていた。

だが、この計画は開始前から失敗に終わったも同然だった。デス・スターのテクノロジーはその多くが壮大なものであったため、実際の建造は想像以上に困難だったのだ。さらには関係者たちの努力も度重なる(そしてその多くは失敗した)妨害によって阻まれていた。

技術的に特に問題となっていたのは、中心的武器である巨大なスーパーレーザーの建造だった。この問題を解決するために、ターキンはトール・シヴロンキウイ・ズークスベヴェル・レメリスクなどの銀河系で最も優れた科学者たちをモー研究所に集め、試作モデルの建造を行った。この試作品は後にデス・スター・プロトタイプとして知られるようになる。また、この科学者たちは建造段階で使用されていたジオノーシアンの設計図にあったいくつかの誤りを発見し、修正した。高名な物理学者であるローラックス・ファルケンも帝国と共にデス・スターの建造に協力したが、彼は自分のアイデアや知識がバトルステーションに利用されたことを知らなかった。

コンセプトと設計図が完成すると、レメリスクは設計図をデスペイアへ持っていた。そして20年間におよぶ過酷な作業と多くの作業員の死によって、デス・スターはついに完成したのである。完成のセレモニーとしてデス・スターはその巨大な兵器をデスペイアへと向け、それを完全に破壊したのだった。

建造中にデス・スターは、政治犯、海賊、反乱軍の工作員など、帝国の無数の囚人たちを収容していた。彼らはデス・スターからの脱出や内部での暴動を試みたが、すべて第501大隊によって鎮圧されている。しかし、設計図や帝国軍のデータの一部を持って脱出に成功した者も存在する。

ギャレン・マレックも反乱同盟軍の創設者たちを解放するためにデス・スターへやって来た反逆者の1人である。彼は皇帝の展望室へ続く回廊でかつてのマスター、ダース・ヴェイダーと戦った。マレックはシス卿に深手を負わし、パルパティーンからヴェイダーを殺すよう迫られる。だが、ギャレンは皇帝に襲い掛かり、爆発の中で自らの命を犠牲にすることで仲間たちを脱出させたのだった。その後、彼は同盟軍の英雄として称えられ、彼の家族の紋章は反乱軍のシンボルとして使われることになる。

建造が完了した直後、小惑星基地AX-235で反乱軍スパイが傍受した秘密のシグナルから、デス・スターの設計図の他の部分が発見された。反乱軍はすかさずスカイフック作戦を実行し、ダヌータカイル・カターンがそのコピーを盗み出した。最終的に設計図はレイア・オーガナの元へ届けられ、彼女はオビ=ワン・ケノービに反乱軍への支援を依頼するため<タンティヴィIV>タトゥイーンへ向かう。だが、彼女の船はタトゥイーン上空でインペリアルI級スター・デストロイヤー<デヴァステーター>からの攻撃を受けてしまった。彼女は囚われの身となる前に設計図をR2-D2に転送し、C-3POと共にオビ=ワン・ケノービの元へ送ったのだった。やがて、ハン・ソロルーク・スカイウォーカー、オビ=ワン、チューバッカが単独のTIE/LNスターファイターを追ってオルデラン星系へ到着するが、オルデランは既に破壊されており、彼らはデス・スターを小さな衛星と勘違いすることになる。

4人はすぐに捕まるが、その後彼らはレイアと設計図を持ってデス・スターからの脱出に成功し、反乱軍指導者たちの待つヤヴィン4に到着した。その直後にデス・スターも反乱軍基地を破壊するためヤヴィン星系に現れる。だが、ルーク・スカイウォーカーT-65 Xウィング・スターファイターを操縦してデス・スター表面の小さなトレンチを飛び、ダース・ヴェイダーによる執拗な追撃を受けながらもリアクター・コアへ通じる廃熱ダクトにプロトン魚雷を命中させた。プロトン魚雷はコアで連鎖爆発を起こし、反乱軍基地を破壊する寸前だったデス・スターを破壊したのである。この致命的な設計ミスは、帝国と数多くの軍事指導者との間で大きな問題として取り上げられたのだった。

そしておよそ4年後には、ボサンのスパイが第2デス・スターの設計図を盗みだした。だが、彼らはこれがパルパティーン皇帝による策略であることに気づいておらず、クリックス・メイディーン将軍アクバー提督は、新デス・スターを破壊するための作戦を立案する。この作戦は、奇襲部隊を率いるハン・ソロが森林衛星エンドアへ潜入してシールド発生装置を破壊し、ランド・カルリジアンの操縦する<ミレニアム・ファルコン>と他の宇宙戦闘機部隊がシールドを破壊されたデス・スターを攻撃するというものだった。反乱軍の宇宙戦闘機は反応炉を直接破壊するためにステーション内部の狭い迷路に突入する。そして彼らは震盪ミサイルでコアを破壊すると、デス・スターが最後の命令、すなわち聖なる月エンドアの破壊を実行する直前に脱出し、2つ目のデス・スターを破壊したのである。

それから何年かの後、ユージャン・ヴォングとその巨大なワールドシップを初めて目にしたハン・ソロは、「なぜ必要なときにデス・スターがいないんだ?」と語ったという。

追加情報

ジオノーシアンたちが最終兵器を開発していたのとほぼ同時期に、レイス・シーナーも同じような大きさと威力を持つバトルステーション(ただし、スーパーレーザーはなかったと推測される)を設計していた。その両者の優れた要素がケッセル近郊のモー星団で1つになり、最終的な調整作業を経てデス・スターになったと考えられている。その成果は小規模なプロトタイプだが、これは後に新共和国によって破壊されたのだった。

設計上の不備

初期設計における1つの欠陥はパワー・システムである。スーパーレーザーをフルパワーにする際に時間が掛かりすぎたのだ。しかし、低出力でも惑星規模の天体に大規模な破壊をもたらすことは可能だった。また、第2デス・スターではシステムの再設計が行われ、スーパーレーザーを3分間隔で発射できるようになっている。同様に照準コンピューターの精度も向上し、大型艦船への攻撃も可能となった。

もう1つの欠陥はシールド・システムである。初代デス・スターのシールドには小さな隙間が空いており、帝国軍もこの隙間を通過できるような小さな船が脅威になるとは考えていなかった。その結果、初代デス・スターはXウィングによって破壊されることになり、第2デス・スターではこれらの隙間がすべて埋められたのだった。

また、第2デス・スターでは初代にあった他のいくつかの欠点も改善されている。初代デス・スターの運命を決めた直径2メートルの廃熱ダクトは、数百万本におよぶミリ単位の管に置き換えられ、それぞれが過剰な熱を検出した際には閉塞されるようになっていた。さらに第2ステーションには照準システムを再設計したターボレーザー砲塔が増強されており、宇宙戦闘機をより簡単に狙えるようになっていた。これらのターボレーザーが最も集中して配備されていた場所は皇帝の玉座の塔周辺である。

ダークセイバー

ダーガ・ザ・ハットも中央レーザー・コアと小さな居住区画だけからなるデス・スターの小型バージョンを建造したが、これはホス周辺の小惑星帯で自滅している。ダークセイバーと呼ばれたこの超兵器は、ずさんな建造技術と安物の部品によって作られていたため、ハットの計画は実現することなく惨めな末路をたどったのである。

登場エピソード

外部リンク

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